プーケットサンドボックスで隔離無しで外国人観光客受け入れ再開を実施しているプーケット。
7月1日のサンドボックス開始後にプーケット県内の新規感染者が増えていった。多くが市中感染となっており、プーケットは国内からの旅行者が島に入ることを禁止するまでに規制を強めていった。
一部例外をのぞいて、入県禁止外に踏み切った。同じタイ国内にいるタイ人ですらプーケットへは入れないという鎖国状態となったのだ。
9月8日には一部制限を緩和し、条件付きながらも国内旅行を許可するようになった。
そして、10月1日からは入県制限をさらに緩和し、誰でもプーケットに入ることができるようになる。
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プーケット入県規制緩和
9月23日にプーケット県命令が発出された。
これにより、空港、陸路チェックポイント、港とすべての入り口が開放されることが決定した。
プーケットサンドボックスならびに7+7エクステンションプログラムを利用した外国からの旅行者は引き続きプーケットに入ることができる。
プーケット滞在中に、日帰りクルーズツアーに出かけても、プーケットに再入境可能だ。ガイドや乗組員はワクチン接種済みでATKで検査を受けることが条件となる。
サンドボックス利用外国人観光客は完全なワクチン接種と滞在中3回のPCRが必須となっている。
タイ国内からのプーケット入県要件は変更される。
これまでは原則入県禁止で、例外条件にあてはまる車両と人だけが入県を許されている。
10月1日以降はすべての者の入県が自由化される。
入県にあたっては条件がある。
・到着14日より前にワクチン接種を受けていること
シノバック、シノファーム、スプートニクVは2回接種
シノバック1回+アストラゼネカ1回接種
アストラゼネカ、ファイザー、モデルナは1回接種
もしくは、
・コロナから90日以内に回復したという医師の証明書
さらに
・7日以内のRT-PCR検査もしくは迅速抗原検査(ATK)による陰性証明書
つまり、ワクチン接種証明書と陰性証明書の両方が必要となる。
6歳未満の子供は保護者と動向する場合は条件が免除される。救急車の患者と医療関係者も同じく免除。
6歳から18歳までの子供はワクチン接種が受けられないため、陰性結果を示すだけでいいことになっている。
現行の規則では陰性証明書は72時間以内となっているが、新しい規則では7日以内へと変更された。
また、プーケットへの旅行者はホテルの事前予約と支払い済み確認書が求められていたが、この規則も撤廃される。
ワクチン接種証明書と陰性証明書があれば、誰でもプーケットへ旅行ができるようになった。
なお、プーケット行きの国内線搭乗にはワクチン接種証明書と陰性証明書の提示が求めら、その二つがないと搭乗を拒否されるようだ。
スワンナプーム空港では搭乗前のATK検査サービスを実施している。
関連記事:スワンナプーム空港で出発前のPCR検査とATK検査サービス実施
ドンムアン空港は不明。
プーケット行きフライト搭乗を考えている人は事前にきちんと調べておいたほうがいい。
他にも、プーケット入県前に、県のサイトに情報を登録し、モーチャナアプリのダウンロードと位置情報追跡機能をオンにしておくことが求められている。
虚偽の情報を報告したり、情報を隠蔽すると伝染病法違反で裁かれる可能性がある。懲役1年以下またいは10万バーツ以下の罰金、あるいはその両方。
新しい入県規則は10月1日からおって通知があるまで有効。
まとめ
プーケットは海外からの旅行者と国内からの旅行者の双方に島を開放することになる。
プーケットサンドボックスを優先してきたが、当初期待していた3ヶ月で10万人の旅行者には遠く及ばない利用実態となっている。9月23日時点で35,905人で、あと1週間で65,000人も足りない。
プーケット県内の感染状況は制御可能だと考え、県の観光促進のためには国内旅行者を迎え入れる必要がある。
ワクチン接種と陰性証明書は必須。これは海外からも国内からも同じこと。
これからはこの二つが旅行には欠かせなくなってきそうだ。
プーケットは完全な観光再開に向けて取り組み中で、12月1日のフルオープンを目標としている。現在は禁止されている店内飲酒禁止やバーの再開など、あらゆる事業を従来通りに営業して、観光業を復活させようという狙いだ。
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