64: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/02/21(日) 19:06:33 ID:/4SIEBk30
高校時代、俺は孤独だった。
実家から一時間半かかる高校に行ったので地元の友達もおらず、
第一志望の高校落ちた挫折感と、人付き合いの煩わしさを感じる性質だっため、
教室でも寝てるか本を読んでいるかだった。
でも別に苦じゃなかった。
宮元君というクラスメートがいた。
バレー部所属でクラスでも発言力があるタイプ。勉強はそれほど得意じゃないけど、
活発で背も高くなかなかハンサムで、俺的にはちょっと苦手なタイプ。
でもなぜかすごく俺に構ってくれた。
クラスで催し物がある時なんか声をかけてグループに入れてくれたり、
学校の帰りにマックなんかに寄ってだべったり(俺はちょっと迷惑だなぁと当時は思った)。
数人のグループでスキーに行くという時には、行きたくないから色々言い訳する俺を
強引に誘った。結局スキーに行くことになった。
安いツアーだったので業者の手続き違い(?)で宿が変わったりして面倒もあったが、
まあ「スキーに行ったなぁ」という思い出にはなったのかな。楽しかったかどうかは忘れた。
卒業まで同じクラスだったの、なんだかんだで構ってくれていた。
その後どうなったかわからない。
結構前の話なので、自分のことも含めて卒業前までの記憶があんまり無い。
65: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/02/21(日) 19:14:35 ID:/4SIEBk30
この間十何年かぶりに高校時代のクラスメートと会った。
そいつは家の方向が近かったためよく一緒に帰っていた奴だったので覚えている。
いろいろ話して見ると、どうも自分の記憶がおかしい。
スキーも一緒に行ったんだけど、宿の予約なんかは俺がしたらしい。
変なツアー選んでスマンと平謝りだったろ、と言われたけど覚えてない。
お前はいつも仕切りの詰めが甘かったんだよというので、
俺は孤立してだろ?と聞くが、そんな活発じゃなかったけどそんな孤立してた訳でもないらしい。
で、宮元君の話をしたら「誰だよそれ?」って。
でも、俺には今でも顔を思い出せるんだよね。
俺の記憶がおかしいのか、過去が変わったのかどっちかわからないけど、
宮元君にはお礼を言いいたい。
あの頃はありがとう。
引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1265968434/
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そこそこ有名だが俺にとってはまるで興味がない競技である。
何故、注目しているかというと、時々生きてて、時々死んでるからw
高校の頃、テレビか何かで若くして死んだというニュースを聞いて、しらばくしてから、部活でその競技をやってた旧友にあったので話題に出したら「その人生きてるよw」と。俺の思い違いかと思って調べたら確かに生きてる。そしてしらばくしたら今度こそ死んだというニュース。確認もした。そしてしらばくしたら今度は生きてるらしい。こんなことが3回くらいあって慣れた。
仮説。自分はというか、たぶん世界の全ての人は並行世界の間を知らず知らず移動している。2つの世界線を往復してるのか、多くの世界線を横切ってるのかは判らない。その人の認識の中ではほぼ同じ世界なので基本的に生涯気付かない。家族が死んで生き返ったりはしない。歴史上の事件も認識されている範囲では変わらない。ただ認識の外では大きく異なっている。
そのスポーツ選手は偶々自分の認識範囲の境界線にいるのだろう。関心はないがまるで知らない訳ではないギリギリの領域に。だから自分にとって世界線が変わったか否かを判定する標識になっているのだ。
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