正面から行っても顔は撮らせて貰えないので、寝ているところを真上から。「ちち(仮名)」さんは、カメラが見えていれば警戒しますけれど見えていなければどうということはない、という態度です。本日は退勤後に電車に乗って文房具店へ、という計画でしたが、まず駅に行った時点で強烈な違和感。できれば乗りたいけれど時間的に無理、という列車がホームで待っていてくれたのです。訝しがりつつもラッキーと思って乗り込んだのですけれど、隣の線に入線してきた列車が運転取りやめとなり、あぁこの調子ではこの列車もいずれ、と思って迂回乗車の態勢に入ったところで正式に運転取りやめとなってしまいました。支障があって駅で抑止されていたわけで、乗れてラッキーどころではなかったのです。
何と一駅先で線路に落ちた人がいる・・・というアナウンスでしたが、すぐに列車と人とが接触した、という内容に変わりました。運休自体は30分ほどで解消されたのですけれど、ダイヤの乱れはなかなか元に戻らず、急行として走っていた列車がいきなり各駅停車に化けるなど、近鉄も京浜急行みたいなことするのだなぁと呑気に喜んでいた私でした。
灯台巡りに気を取られて、10月号のBun2!を貰っていないことを今頃思い出したのです。これはいけない、と慌てて大阪市内の文房具店へ向かったのですが、大きく迂回乗車をしてようやくたどり着いたところ、文房具店は違うお店に変わっておりました。調べてみると8月末には閉店していたようです。
当初の計画は、大阪日本橋の電気街でひとつお買い物をして、それから文房具店へ行き、帰りにレインボーラムネを買う、というものでしたがダイヤの乱れにより電気街をパス。そして文房具店もなくなっていたので、時間をかけて迂回乗車をして、結局県内でレインボーラムネを買って帰宅するだけになってしまいました。まぁ、ダイヤが乱れた線区で列車に乗るのは嫌いではないので、良かったとも言えるのですが。
実は私、猛烈な暑がりなので、まだ上着を着ておりません。でも来週あたりからはスーツを着てネクタイを締めて・・・と思っておりますので内ポケットに挿す萬年筆を物色していて、あぁこんなのもあったなぁと見つけたのがM805ブラックストライプ。トレドタイプのバランスで、トレドほど仰々しくないので、普段使いにも良さそうです。
ただ問題はこれ、ペン先がBであることで、こんなのふだん持ち歩いていても何に使うのだ、ということです。思いつくのは封筒やハガキなどの宛名書き。でもそんなに筆まめなわけでもなく、仕事上でも封筒の表書きなんて月に一度あるかないか。そんな使い方では、呑ませたインクが干上がってしまうだけでしょう。
もう一つは、内ポケットに入れるのにM800系は適さない、ということです。これは私の身体の使い方がおかしいというのも大きな原因かと思いますが、朝ポケットに挿して家を出ると、帰ってきて取り出したときにはキャップだけ、ということがほとんどなのです。インクをたっぷり呑んだ萬年筆の本体が、内ポケットの中で暴れている、という悪夢のような状態。これを何度も経験しています。
ネジ式嵌合の萬年筆すべてがダメというわけでもありません。大橋堂なんかですと大丈夫ですが、あれだけキャップのネジが遅ければそれも当然でしょう。逆に、取り出してから書き始めるまでに時間がかかりすぎます。
この冬は、しっかりと萬年筆を持ち歩いて積極的にあれこれ使っていこうと思っておりますけれど、鞄を持ち歩かない私にとってペンケースに入れて持ち歩くというのはハードルが高く、どうしても上着の内ポケット、ということになってしまいます。このブラックストライプさんには、職場で宛名書き、もしくは「館長、サインを願いします」と言われたときに備えてスタンバイしてもらうことにして、キャップが外れにくい萬年筆、そして実用的な筆記線のもの、ということで、何か、良さそうなものを探さなければなりません。そういう、まともな萬年筆、ウチにあるのでしょうか。それが問題です。