2023年01月 : くまめくり~日々是自転車操業~

くまめくり~日々是自転車操業~

身をえうなきものに思ひなして、のぞみなき日々を綴る

2023年01月

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 あまりにもグゥグゥと声?をあげているので覗いてみたのですが、ただただ弛緩して熟睡しているだけの「ちち(仮名)」さんなのでした。ワンコは毛皮を身に纏っていますから、暑い季節よりむしろ寒い季節の方が得意なはずですが、彼女の場合、長年のお座敷犬生活でその強みも薄れ、寒い日にはお散歩を早めに切り上げて帰りたがる始末です。

 彼女の場合、年がら年中換毛期というのも困ったものです。萬年筆の写真を撮って記事に添えたら、彼女の毛が写っている、なんてことは普通のことなので、最近は気にもかけなくなってしまいました。飼い主も歳をとって、生来のえぇ加減さに磨きがかかってきております。b5508542.jpg
 何でそんなに次から次へと萬年筆を手に入れようとするのか、というのは自分でも疑問に思うところです。そもそも、字を書くことは大嫌い。度が過ぎるほど不器用で、目も悪いので調整などできるはずもなく、蒐集した萬年筆をきちんとコレクションしておくわけでもない。どんなものが何本ぐらいあるのか、それすら把握していません。それじゃ、一体何のために次から次へと、という疑問が出てくるわけです。f56edcb2.jpg
 このことについては、公式に「思考停止」ということにしております。考えても仕方のないことです。ある時期、というか、ある程度の本数に達するまでは、手に入れた萬年筆の一本一本にそれぞれ違う色のインクを入れて、なんてこともやってましたが、それはそのまま、インクを入れっぱなしにして干上がらせてしまうことにつながります。

 そういうのは、せっかく集めた萬年筆を危険に晒す行為です。なので、ある時期からはあまりインクを入れることもなくなりました。手に入れた萬年筆を眺めてニヤついて、仕舞い込んでそのまま、という、これもまた萬年筆にとって可哀想な仕打ちをしてあるわけです。bc42a23a.jpg
 変なモンが好きなので、ミュージックニブなんてものは大好物です。セイラーのは見た目が普通なので、国産ではプラチナかPILOTとなります。すでにPILOTのものは手に入れたので、今度はぷらちなを、と思っていあちこち物色している中、手元にもしっかりあった、というお話です。

 おそらくはこれも、手に入れた時には記事にしているのでしょう。自分の過去記事なんて何の価値もないので、書いたらそれまで、の書き捨てですから、すっかり忘れていたのです。 おっ、これいいな、と思った時には、手元にあるんじゃないか? と疑うことから始めなければなりません、という教訓を、今頃得たというお話でした。 

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 こたつ布団がなくなった、インナーだけのこたつに寄り添って寝ていた「ちち(仮名)」さん。哀れに思ったお母さんが、ほいっとクッションを投げてくれたので、結果として間に挟まって快適に眠っています。

 それ以来、このスタイルを気に入ってしまい、何とか良いポジションにクッションを持ってこようとするものの、自分ではどうすることもできず、家族をじっと見つめて「何とかして」と要求する、それがここ数日の彼女なのです。
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 多面体断面を持つキャップレスといったら、これです。マットブラックの樹脂軸。本来、樹脂軸よりは金属の軸や木軸の方が数倍好きな私なのですけれど、こいつは別です。さまざまなキャップレスの中で一番、といったら文句なしにこれです。

 38年間の教員生活、6つの学校でお世話になりました。3年、12年、3年、11年と、ここまでは中学校。次いで7年間の小中一貫校で、後半の4年間は教頭。最後は人手不足のため、登用されるはずなどないはずの校長として、小学校に2年。どれも思い出深い学校ですけれども、3年しか勤めていない学校というのは、お察しの通り、相性が良くなかったということです。

  12年も勤めた学校を出て次の学校に行ったら、そこはしないでも名門と言われる学校から流れてきた人たちばかりの閉鎖的なところで、何かというと「名門の〇〇校では・・・」という話が出てくるのです。そのたび、ここはその学校じゃないだろう、と腹が立つことばかり。嫌いだと思っていると良くないことに遭うもので、この学校では大橋堂のエボナイト軸とマット軸のキャップレス、2本も萬年筆を借りパクされました。

 赴任したその日、100円もしない透明軸のボールペンに、誰も彼もが自分の印鑑を捺した小さな紙片を入れているのを不思議に思ったものでしたが、要するにその程度の民度の職員室だった、ということなのです。なので、3年が過ぎたとき、来年は過員になるから誰か異動してくれ、と校長に言われたとき、一番に飛びついたのでした。
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 当時はまだ、高価な萬年筆を次々と買えるような状況でもありませんでしたから、特殊合金ペン先で廉価版だったこのキャップレスを買って、日常のメイン萬年筆にしていたのです。気合いの入った書類、長文などを書くときには、おもむろに大橋堂を出してきて、何度も何度もキャップを回して書き始める、という具合。

 マット軸の多面体キャップレス、クリップにはPILOTと彫ってあって、そのほぼ裏側には、JAPANと彫られております。8000円という価格シールの貼られた方はほぼミント状態で、WAGNERの会合でN御大から譲っていただいたものです。そしてもう一方は、毎日胸ポケットに挿して持ち歩いているもので、マット軸とはいうものの軸はテカテカで、金属部分は黒い塗装が剥げているとこtろもあります。
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 もう1本か2本、この多面体キャップレスを手に入れたいものです。ほぼ未使用の方は、なぜか中のペン体がこんなものなので、畏れ多くて、とても使う気になれません。まぁ、うちには山のようにキャップレスがありますから、とりあえず軸だけでも見つかれば、適当なペン体を入れて普段使いにしたいと思っております。

   ちなみに、今、普段使いしているものは超絶気持ちの良い書き味で、なおかつ実用的。書き味に溺れるようなこともなく、細かな文字を書き連ねて行くときにもしっかりと書けます。金ペンでなくてもここまでやれる、という見本のようなペンです。ま、書かれた文字は酷いものですが。

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 こたつ布団と自分のお布団との間に挟まってご満悦の「ちち(仮名)」さん。そろそろご飯かな、という時間になるまで、ずっとこの場所で気分よく過ごしているのです。

 飼い主はここ数日「寒冷刺激」の人体実験に励んでおります。漢字で書くとたいそうな感じですが、敢えて寒いところに体を置くことで、今よりは脂肪が燃焼しやすい体質に変えていこう、というだけの話です。ただ、根性のない私がどこまで堪えられるのか。こういうものは、もうアカン、というところを越えて初めて何らかの成果が出るものでしょうから、私の場合、成果無し、に終わりそうです。

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 もう四半世紀ほど前、大阪南港にあった某巨大家具店のショウルームでベッド一緒に買った羽毛布団が実に優れもので、夏涼しく冬暖かい、宣伝文句に偽りなし、というもの。その布団で寝ると快適すぎて、冬の朝は布団から出るのも一苦労です。

 そこで、暖房を切った部屋に横たわり、薄いブランケット一枚を被った状態で寝る、という馬鹿げた実践に取り組んでいるのです。

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 寝るまでの時間も、これまた暖房を入れない部屋でPC作業をしたり、萬年筆でいたずら書きをしたりするのですが、あまりの寒さで指が動かなくなるので、両手を擦り合わせたり、洗面所でお湯をかけたりしながら寒さに耐えています。

 あぁ、また何か変なこと始めたな、すぐに飽きるだろうけど、というのが家族の反応です。ま、それ以外、どうすることもできませんしね。

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 いたずら書きをするのには太字でぬらぬら、というのが良さそうですが、きちんと調整してもらった細字の萬年筆で文字を書き連ねていくのも良いものですし、そういうことでないと、寒いという感覚の方が勝ってしまいます。

 あとは、寒い中ではなかなか寝付かれない、ということが課題ですが、継続していくうちには、寒い部屋でもグゥグゥ寝られるようになることでしょう。

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 私はどこにいるでしょう、状態の「ちち(仮名)」さん。お気に入りのこたつ布団の上で粗相をしてしまい、お布団は洗濯に。インナーだけがかけられたこたつの周りをウロウロした挙句、それでもコタツに寄り添って寝ているのを見て、ちょっとかわいそう、と思ったお母さんが、とクッションを置いてくれたのです。いっぺんで気に入ってしまい、こたつ布団が復活してもなお、この場所でこうして寝るのがやめられない彼女なのです。

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 ペン先が出てくる穴周りとクリップが一体で成形されているキャップレス。いまだに、何でこれ製造中止になったんだろう、という声が高いのですけれど、販売されていた当時はあまり売れてなかったということですし、製造に必要な金型や治具なども古くなってきたということで、現在の形へと変わってしまったわけです。実際このペンも、黒、青、赤と三色、三越百貨店で「見切り処分」という名目で、とっても安く売られていたものを手に入れたのです。

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 良いですね、この造形。萬年筆自体がちょっと変わった筆記具で、普通の人はまず選ばない。さらにその中でも特殊な形、構造をしているのですから、これであれこれ形のバリエーション増やして欲しいというのは無理な注文なのでしょう。実際、軸の材質や塗りを変えただけのものでも、各店舗限定品などとして出されると人気殺到です。キャップレスであるということ、それ事態がキャップレスの最高の魅力なのでしょう。

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 内側はともかく、外側は円ではなくて多角形という断面。握りやすいですし、復活してもらえたら本当に嬉しいのですけれど、今の時代、ただ昔の形を再現するだけでは商品力としてどうなのか、ということもあるでしょうから、こればっかりはヘンタイさんたちがいつまでもうめき続ける、という話になるのでしょう。

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 静かに寝ている「ちち(仮名)」さんを撮影したら、しっかり目を開けておりました。危ないところです。そのまま何枚も撮っていたら、起き出して鳴き始めたはずです。何となくぼぉっとしているうちに退散したので、今も静かにしています。

 彼女はアレルギーがよく出る方で、そこらじゅう痒い痒いと掻きまくって傷だらけになります。毎日、風呂に入る時にシャツを見ると必ずと言って良いほど血がついている飼い主と同じ。やはりワンコは飼い主に似るのです。

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 冬になると乾燥して余計に痒みが増すので、放置しておくと大変なことになります。ワンコにはアポクェルという素晴らしいお薬があるので、定期的に海外から購入しておりますけれど、円高が進んだせいでドンと値段が上がりました。

 飼い主の方は、痒みを我慢するしかありません。暖かくなると痒みが増すので、通勤時など車のエアコンは切ったまま。PCを置いてある部屋にも暖房は入れず、ドテラを着て膝掛けを掛け、時折り冷えた両手を脇や太腿の下に入れて温めながら、こんな駄文を打っているのです。

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 萬年筆というもの、外見は煌びやかでもキャップを取ると何の変哲もない黒い首軸が出てくる、というものが結構多いのですが、本日は掻きむしってところどころ出血している飼い主を憐れんで首軸が赤いペンを引っ張り出してみました。

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 プラチナとセイラー。プラチナの方は14Kのホワイトゴールドという、かつての国産萬年筆によくみられたペン先ですが、セイラーの方はいわゆる鉄ペンです。でも、せっかく首軸の赤い萬年筆代表として出ていただくので、ちょこっとした特徴のあるものにしています。今も工場があったなら、面白かったのになぁ、と勝手なことを思いつつ。

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 お食事を楽しんでいる「まりりん(たぶん雄)」さん。年末年始からこちら、あまり食欲がなかったのですが、ここのところは毎朝きちんとお食事を楽しんでいます。しかも、亀さん専用に作られているドライフードを、パクパク食べています。

 食べ物の好みが変わったのか、ドライフードの味に慣れたのか、あるいは単に食欲が増進したのか。いずれにせよ、よく食べるのは良いことです。その結果として、水槽の水は毎日取り替えてやる必要がありますが、亀が元気にしているのなら良いことです。

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 誰もが称賛するものは好きになれない、なっちゃいけないと思い込んでいる、哀れな天邪鬼、それが私です。だからというわけでもないのですが、その製品としての素晴らしさは認めていながら、一本も持っていなかったのがモンブランの146。人に相談されたらトヨタ車を買いなさいと言うくせに、自分では絶対に買わないというのと同じようなことだったのでしょう。

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 ところが、気がつけば手元に2本の146。一本は実用品、もう一本はコレクション、という感じですが、実際にはその役割を反対にした方がよいのかもしれない、と思っています。

 実用しているのは、いわゆるガッチャマンもの。さまざまな時期のモデルからパーツを寄せ集めて組み上げられたものだと聞いております。こいつがまた、しなやかに撓むペン先で、かつ、柔らかすぎるということもないので、楽しみながらも実用的に文字が書けるのです。ただし、筆跡がミミズの足跡なのはお約束です。

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 クリップの形、違うんでしょうか。こういった細かな部分の違いにも気を留めて研究されている方には敬意を表しますが、自分もその世界に入ったら寝食を忘れて打ち込みそうなので、敢えて無視するようにしております。何事もほどほどが一番です、なんて言いつつ、そのほどほどってのがすでに相当危ない領域だということについては、死ぬまであえて気づかないふりをしているしかありません。

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 紙の上にペン先を落としてグッと筆圧をかけてみると、しなり具合が違うことに気づきます。ですので、スペックで萬年筆を探している人には、数字だけじゃないんですよ、とよく言うのですけれど、このモデルに限って言えば、18っていう数字ばかりが一人歩きしているような印象もありますね。

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 寝付けないのか、目隠しの下からこちらの様子を伺う「ちち(仮名)」さん。実に寒い1日でしたが、積雪はたいしたこともなく、通常通り出勤することができました。

 やっぱり、というべきか、夏タイヤのまま、歩くようなスピードで這い出してくるクルマも少なからずいましたけれど、そういうのは大抵どこかでバチがあたっていたのと、普段は人影のないバス停に長蛇の列ができていたこと。やはり田舎、車社会であることを実感したことでした。

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 このシャルロッテ、手持ちの銀軸の中では比較的「銀色」を保っている方です。もっとも、こいつが黒く硫化していったら、綺麗な銀色に戻すなんてこと、不器用でナマクラな私には不可能ですから、銀軸なんだな、とわかる状態を保ってくれていることはありがたいことです。

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 新宿西口からゴソゴソ歩いて妙に細長いビルに登り、ガラスケースの中にこいつがいるのを見つけた時、清水の舞台どころか都庁から飛び降りる覚悟で買い求めたことを覚えています。今、そのお店は移転してさらに立派になっているそうですが、東京なんて滅多に行きませんし、行ったとしても私みたいなお上りさんが新宿まで行くのは至難の業。危険なお店でもあるし、もう近づくことはないでしょう。

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 購入した当時は、B Bのペン先がついていることに残念な思いを持っておりました。けれど、神戸は元町の萬年筆店が出しているオリヂナルインク「朔」、濃紺のそのインクを入れていたずら書きをした時に、おぉ、萬年筆の筆跡で濃淡が美しいとはこういうことなのか、と実感したのでした。そういう意味で、より病を重くしてくれた一本です。珍しく綺麗に洗浄して保管してあるのも、このペンへの想いの深さゆえなのかもしれません。

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 すでに夢の中にいる「ちち(仮名)」さんを密かに撮影。おそらく彼女は認識していません。ワンコのくせに寒いのは好きではないようで、吹雪の中となった夕方のお散歩は結構嫌がっていたようです。

 私の暮らしているあたりは滅多に雪など積もりません。10年に一度の大寒波到来、ということですけれど、全母スタッドレスタイヤの恩恵を感じたのも数年前。この夏、3年以上履き続けたスタッドレスタイヤをホイルごと処分しましたけれど、この人生、もうスタッドレスタイヤは履かないだろうな、と思っていたほどです。

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 それが、昨年製造で新品同様の中古スタッドレスタイヤを、趣味の悪いホイルごと安く手に入れたので、まぁ縁起物だと思って履き替えたら、今年こそは役に立ってくれそうです。

 パニック障害に陥りやすくて電車に乗るのが苦手な長女の車も、日が暮れてから急遽スタッドレスに履き替えて、とりあえず明日の出勤は大丈夫です。夏タイヤでカチンコチンの道に繰り出してくる、意味不明な自信を持ったバカドライバーが道を塞いでなければ、という条件付きではありますが。

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 鉄のクジラ館のお土産ボールペンで思い出したのが、PILOTのこちらの萬年筆。軸の断面が真円またはそれに近い形ではなくて、潜水艦のそれのような、筆記時に上になる部分が平らになっている、面白い形の軸になっています。

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 キャップだけ外してそこら辺に置いてあったら、誰かが踏みつけて変形させたのかと思うような形状です。閉まる時に僅かにクリック感のあるバネかつら嵌合、いや、このクリック感は落とし込み嵌合かな、とも思ってしまうような、独特の感触でキャップが閉まります。

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 そしてこの、尻軸を少し引き出してから捻る、というなんともヘンタイ心をくすぐりまくる吸入方式も大好物です。古い萬年筆はあまり好まない私ですが、こいつは心底大好きなのです。

 さて、明日は無事に職場に着いて、何もなく帰って来られるでしょうか。夏タイヤのまま走れる、と信じているお馬鹿なドライバーさんたち、良識、お持ちですか?

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 暖かい部屋でよく眠る「ちち(仮名)」さん。猛烈な寒波の到来が予想される中、お散歩に連れて行くお母さんは大変な思いをしているはずですが、彼女はまだ暗いうちからゴソゴソと起きだして控えめに鳴き、朝ごはんをもらったら勇躍寒い中お散歩に飛び出します。飼い主はまだ夢の中。実にありがたいお話です。感謝しかありません。
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 インクを入れたまま放置してあった笑暮屋さんの萬年筆。目を見はるような、おぅ、と声を上げるような書き味ではないのですが、少し馴染んできたのか、あるいは単に書き手である私の体調のせいなのか、本日は実に気持ちよく書くことが出来ました。
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 お店で調整してもらった状態では今ひとつしっくりこなかったので、私の筆記角度をご存じの方に再調整してもらって、その後、しばらく置いてあったですが、その間にインクの粘度が上がって良い感じになったのかもしれません。

 クリップがないので、持ち歩くのには向いていませんから、職場で使っております。山ほど萬年筆を抱えていながら、今、職場で少し太め、大きめの文字を書こうとすればサファリしかない、という残念な状況なのが、これで少しは格好がつくかな、というところです。萬年筆はやっぱり、使わないといけませんが、しばらく間をあけて書いてみる、というのもまた、新しい発見があって良いものです。

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 こたつ布団の裾を寝床にして眠る「ちち(仮名)」さん。この手前側では、飼い主がこたつの中へと下半身を滑り込ませているのですが、そういう時に限って、ここは私の寝るところなのよ、と言わんばかりに、どかっと乗っかってくるのです。我が家の女王様ですね。

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 本日は京都、上賀茂神社へお参りしてきました。午前中、いいお天気でしたので、どこかへお出かけしたくなって、意味もなく北を目指したのです。

 上賀茂神社といえば、神馬堂の焼き餅、なのですが、欲しければ遅くとも午前中に行かないと手に入りません。本日は最初から諦めています。

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 その代わりがこちら。本日は境内で手づくり市が開かれていて、ブルージュ洛北さんもそちらに出展されていたのです。名物のフレンチトースト、結構遅い時間でしたが、まだまだ残っていましたので保護しました。

 こういうものを食べていますと、糖尿病なんて治りませんね。でも、美味しいです。

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 明日からの1週間、また忙しくなりそうですし、むちゃくちゃ寒くなるようです。こんな日曜の夜には、ブログも適当に書いて早く寝るに限ります。ま、そうでなくても毎日適当なんですけれども。

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 お布団を折り曲げて寝そべる「ちち(仮名)」さん。これなら彼女のケージにぴったり、大きくてゆったり寝られるだろう、と買ってきたものですけれど、彼女にとっては平らな広いお布団より、こうして折り曲げた、枕になる部分のあるお布団の方が寝心地が良いものと思われます。

 毎夜、ケージに入ると、数分間はキュンキュン鳴きながらお布団と格闘していて、静かになったな、と思えばこんな風にお布団を折り曲げたり隅に追いやったり、とにかく、お好みの形になるまで寝ようとはしません。こだわりの仕様になっているわけです。

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 シェーファーのノンナンセンス。資料としては価値ありでも、愛用するかと言われたらそうでもないという萬年筆。廉価な萬年筆にしては軸も太めでしっかりした造りですし、金属軸ですから樹脂製のものより見た目の重厚感もあります。自宅からは遠方になる文具店にお邪魔した折に、いわゆる「発掘」したものです。

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 ペン先にインクがついていますから、書いてみたこともあるようです。通常、Blogのネタにしたらそれっきりしまい込んで忘れてしまうものですが、使いもしないノンナンセンスを2本も持ち帰っているのがまず変。その内容を忘れていても、あぁ、と気づいてしまう、そういう存在なのです。

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 並べてみてその面白さに気づく、というものですね。左の方だけ見せた場合、詳しくない人なら「曲がってます」となるでしょう。修理が必要だと思う人もいるでしょう。ペン先にインクがついているのは、そういう人に「まぁ書いてみ」とやったからかもしれません。

 これを置いてあった文具店でも、キャップをとらずに中身が変わるような工夫が必要だったものと思われます。ごく簡単な工夫ですね。

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 寝ているところを写真に撮られているのに気づき、慌てて顔を上げた「ちち(仮名)」さん。それはむしろ悪手でした。基本的にはこの姿勢、いわゆる「美輪さん」から頭を落とし、グリーンのブランケットの中に鼻先を突っ込んで眠ります。いつも思うことなのですが、ワンコはそんな寝方で息苦しくないのでしょうか。

 先日、職場の同僚が新型コロナウィルス感染症に罹患して1週間自宅療養となりました。その間、結構な鼻づまりがあったそうですが、それを聞いて、自分だったら発狂しているな、と思いました。寝ているときに鼻が詰まっていると、そのまま窒息するような気がして、ガバと飛び起きては鼻の穴の周りにメンソレータムを塗り込んだり、鼻づまりスプレーを噴射したりと大騒ぎです。ここ数年、そのような鼻づまりになることがないので、それが何より幸せなことだと思っております。

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 金曜の夜、映画でも見に行くか、と上映情報を見ておりましたら、「キラーカブトガニ」というタイトルに目が吸い寄せられました。爆破処理された原発付近の海に暮らすカブトガニが放射能の影響で凶暴化し、次々と人間を襲って食べる、というお話。脱皮を繰り返して巨大化したカブトガニに、メカ好きな高校生が立ち向かう・・・なんてお話。実にB級です。

 そんなくだらない、もう、見るに堪えないほどくだらない映画の話にひっぺりだされたペチットワン、本当にお気の毒です。あまりにもB級な映画を見てしまうと、こんなん映画とちゃう! と叫んでしまいそうになりますが、ペチットワンも、萬年筆とちゃう! のですね。

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 萬年筆「タイプ」の筆記具、それがペチットワン。楽しくなる書き心地、萬年筆タイプのペチットワン、なのです。どこからどう見ても萬年筆やんか、と思いますけれど、あくまで萬年筆「タイプ」の筆記具なのです。

 考えてみれば、B級とはいえ、日本語字幕をつけて、ちゃんとした配給会社からリリースされるわけです。C級とかD級とか、そういうランクはあまり聞いたことがありません。B級であること、それが売りなのです。

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 猫のダヤン、なんでしょうか。最近はニャンコのワンコ化が進んでいて、ツンデレではなく、いっつも飼い主にデレデレしていて、しかも愛想良く振る舞う猫が増えてきているそうです。本物の猫好きではなくて、可愛いから何か飼いたい、猫がいい! なんて人が増えてきた結果なのかもしれません。

 長く飼ってくれていたご主人様が非業の死を遂げても、化け猫になって復讐するなんてことはしてくれそうにない、もちろん荷物を運んできてくれるなんてこともない、ただただ読んでいる新聞や打っているキーボードの上に乗っかってくるだけ、みたいなニャンコ、それはそれで問題ありと思いますが。

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 萬年筆タイプ、っていうぐらいなので、ペン先も少し違うのですね。ハート穴らしき模様というか刻印というか、そのようなものがあります。握って書いてしまえば、もう萬年筆そのものです。こういうのを親方に頼んで入院バージョンぐらいに仕上げてもらい、人に見せては馬鹿にされつつ、書かせて唸らせる、なんてことをやってみたいものです。

 B級って、それはそれで凄く存在意義の高いものなのかもしれません。

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 少しだけ空いた隙間からこちらの雰囲気和を感じ取りながら眠り込んでいる「ちち(仮名)」さん。本日もよく眠っています。彼女にもしものことがあったらどうするのか。飼い主の年齢を考えると次のペットはない、と思っているのですが、猫だの亀だの、家族はめいめい勝手に次のペットを考えているようです。

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 もうかなり前のことになりますが、広島県の呉まで、クルマで行ったことがあります。お約束通りに大和ミュージアムに入って、そして鉄のクジラ館へ。そこで買ったお土産だと思われる6色ボールペンです。潜水艦っぽいシェイブをしていて、喫水線より下になる部分は赤く塗られています。

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 大和ミュージアムの方でも、セイラー萬年筆謹製、戦艦大和が優美蒔絵で描かれた萬年筆を何度も手に取ってはあれこれ悩んでいたのですが、結局、購入せずに終わりました。どうやらその後廃番になったようで、時折オークションサイトなどに出てくると結構いいお値段がついていたりします。

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 東京スカイツリーに上った時も、高層部にある売店でだけ売ってます、という、これまた優美蒔絵のセイラー製萬年筆をかうべきか否か、と悩んだものです。

 結局、どちらも買わなかったのは正しい判断だったと思っています。重厚長大な戦艦やタワーを描いた軽くて小ぶりな萬年筆。むしろ、もっとお値段の張るもので、かつそれに見合う大きさであったならとも思いますが、そうであったなら、さらにお高いものであったはずですから、悩むところまで行かなかった可能性が高いと、今は思います。狂った趣味ではありますけれど、少しは理性で抑えられる部分もあるのだなぁ、と自分を見直すことがあるのも事実です。

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 精一杯お手手を伸ばしてアピールする「まりりん(たぶん雄)」さん。口元にお弁当を付けているのは、お食事の直後だから。ここ数日、食欲が出てきて、毎日のように餌を食べてくれるようになりました。甲羅の脱皮も続いています。

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 ガラクタの整理をしていると、顔がある、というか、目鼻のついているボールペンが出てきました。例によって、いつ、どのようにして手に入れたのか、記憶が全くありません。

 目鼻がついてる、ということに喜んで手を出したのか、これ喜ぶだろあ、とどなたかがくださったかのいずれかでしょう。

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 至って普通の油性ボールペンです。あえて特徴を見出すならば、胴軸を取り外す時に、ネジが速いなと感じるところでしょうか。

 ネジ式嵌合の萬年筆の中には、キャップを外すのに時間のかかるものがあります。このボールペンはその反対です。3回転半と、回す回数自体は普通ですが、それで進む距離が長いのです。しっかりと固定して、かつ扱いやすくする、というのには最適かと思います。こんなネジのキャップを持つマ萬年筆なら、下手くそな私がスーツの内ポケットに入れて持ち歩いても、いつの間にか本体だけがポケットの中に残る、ということもなくなるかもしれません。

 目鼻のついたボールペン、と言いましたけれど、嵌合部も含めて見ると、口もあるような。亀さんと同じく、なかなか愛嬌があるものです。

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 本日は午後から出勤して8時間のお仕事。帰宅した時には、「ちち(仮名)」さんは夢の中でした。最近、ほとんど起きて動いている彼女を見ていませんので、明日こそはしっかりと可愛い可愛いしてあげなければ、と現時点では思っております。

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 萬年筆研究会のオリヂナル萬年筆と、プラチナの薫風。薫風は買うつもりではなかったのに、周りの人が騒いでるので興味を持ってしまい、ダメ元でお店に電話をかけたら残念なことに在庫が残っていたので、勢いで「取り置きお願いします。」と言ってしまった一本。

 そして、もう一本は、このペン先がついてるなら私が買わないわけにはいかないでしょう、という訳のわからない理由で手に入れたものです。

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 本日は夕刻から地域の自治会や学校園の代表が集まる会議だったのですが、ここに集まる先生方が、みんなもう、典型的な「先生」であることに毎度辟易しています。子供のため、という言葉ですべてを脇に押しやって前に進む、今、学校がブラックであると言われる原因を作った人たち。そして、その劣悪な環境から逃げ出すことをよしとせず、我が身や家族の犠牲に目をつぶって奉仕を続ける、尊くも愚かな人たちなのです。

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 この人たち、いつになったら目が覚めるのだろう、と思う私は、最近までその世界にいて、そして、こうして毎日、こんな駄文を垂れ流しており、その原因となる筆記具をいまだ蒐集しているわけです。ウンザリ、です。

 人間って、本当に訳わかりませんね。理性で波どうすることもできない衝動で動きます。これさえなければ、もっと穏やかで楽ちんな毎日が送れるはずなのですが。

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 本日もよく眠っている「ちち(仮名)」さん。今日の昼間も、途絶えることなく誰かが家にいる状態でしたので、精神的に安定していたのかもしれません。この年末年始、亀一匹を家に連れてきただけでこんなに落ち着かなくなるのか、と驚いたものですが、もともと彼女は甘えん坊で、何でも独り占めしないと気が済まないタイプなのです。

 かつて「くま(仮名)」さんが健在であった頃には、相手が先住犬であるにもかかわらず、追いかけ回して威嚇してばかりでした。亡くなった際にも、遺体の匂いを嗅ごうとすらしなかったほど。多頭飼いには合わないタイプのワンコのようです。

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 セイラーの古い萬年筆。とはいえ、ヴィンテージというほどのものではありません。古いプロフィットで14Kのペン先付き、というと大抵は樹脂製の軸を持つものですが、これは金属製。さほど大きなペンではないのに、ずっしりとした重みを感じます。

 さるお店の店頭で、委託販売品として売られていったもので、樹脂製のものは良く見かけるけれど金属製は・・・という、いつもの逆張り精神でつい手に入れてしまったものです。

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 写真を撮るのが下手くそなので全くわかりませんが、茶色と緑色の2本です。緑色の方は、いわゆる仏壇萬年筆に見えますが、自然光のもとで見ますと深い緑色、何となくモザイクというか、まだらというか、そういう感じの軸色です。

 例によって、このペンも実用しておりません。小さく細身なのに重たいペン、というのは、むしろ扱いにくかったりしますので、私のように胃が不自由な人間には会わない感じです。

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 キャップは、パチンとはめ込むタイプ。世間一般に言うところの「嵌合式」です。けれど、キャップレスなど繰り出し式の万年筆でない場合はキャップを取り付けないと持ち歩いたり保管したりするのに不便、というかインクが乾いてしまって実用できません。すなわち、萬年筆といったら必ずキャップを「はめ」るものです。

 だからこういうのは「落とし込み嵌合」というのだ、とその世界の泰斗に教えていただいて、それ以来、布教を続けていますが、雑誌その他のメディアではいつも「嵌合式」と紹介されますから、残念ながら、それが正式な名前であるかのように思っている人の方が圧倒的に多いのでしょう。

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 マシな人でも、パッチン嵌合、という程度。もう一度言いますが、萬年筆のキャップを本体に取り付けることを、その方式によらず「嵌合」と言い、方式によって、ネジ式嵌合、落とし込み嵌合などと呼び分けているわけです。

 で、人を弄るのが大好きでイチビリな私は、国産ショートタイプの萬年筆などで採用されている、音もクリック感もなしにスッとキャップの中に本体が滑り込んで抜け落ちることもなく固定される方式は何と言うんですか、とお聞きしましたら、バネかつら嵌合とでも言うのだろう、というお答をいただきました。キャップ内に仕込まれた「バネかつら」の働きにより、本体とキャップとが押しつけ合うような形になって固定されるというわけです。

 パッチンとキャップを嵌めるものだけを「嵌合式」と呼ぶのは恥ずかしいので、やめましょう。

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 日曜日の昼下がり、鼾をかいて眠る「ちち(仮名)」さんでしたが、カメラを向けると鼾がやみ、少し目を開けてこちらをじっと見るのです。もう少し若ければ、ここでダッシュで起き上がって遊んで攻撃に転じるところなのですが、彼女も相当なお歳です。起ち上がることが実に大変で、時折水を飲むのにも難儀してよっこらしょっと、それもよろけながらの動きです。さて、どこまで元気でいてくれるのでしょうか。

 飼い主の方も、父と母の亡くなった年齢を足して2で割ったところまで、残り2年。ワンコより、自分のことを心配すべきでしょう。

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 昨年末の12月30日、年の瀬のせわしいときに、わざわざ両国まで出かけて行くという、酔狂を通り越してはた迷惑な行動で手に入れたのが下の透明な萬年筆。中国メーカーらしく完全コピーか、と思いきや、一回り大きく、キャップの嵌合もネジ式という、結構(失礼)真面目な造りになっています。そのことで、上の萬年筆、プラチナのグラマーへのオマージュなんだな、ということになっているようです。

 こいつが今、結構な頻度でオークションサイトなどに出てくるのです。いや、これまでも一定のペースで目にしてはいましたが、それらはすべてと言っていいほど鉄ペン先を持つもの。かつて、「これがねぇ・・・」と二右衛門マスター氏に目の前に突き出された、14Kペン先を持つものは滅多に目にすることがありませんでした。

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 それが、ここのところよく出てくるのです。かつて、京都駅前(と、言うには少し無理があるかも)の文明商社で、ケースの中からごっそり発掘して持ち帰った各色、各種のグラマーの中にも、14Kペン先のものはなかったのですが、それが出てくるということは、持っている人がそろそろ整理を、という時期になったのでしょうか。

 こういう時期にしっかりと手に入れておかないと、またしばらく、目にすることがなくなります。私の場合は手元にありますから飛びつく必要もありませんし、むしろ、まだ手に入れていない人に譲るべきだと思っていますが、まぁこれも、ネタ萬年筆ではありますね。

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 本日も夜鳴きすることなく熟睡してくれている「ちち(仮名)」さん。飼い主自体が、明日は休みだ!となると無駄に夜更かしをするタイプなので、ワンコもそれに似たのか、それとも元々夜行性であるということがそのまま出てくるのか、とにかく夜中に動き回ったり鳴いたりする傾向にあります。体内時計的なものが少しずつズレていくような感じで、うまくハマっているときは何の問題もないのですが、ズレてくると夜中でもガサゴソ動き回り、人の気配を感じ取ると鳴き叫ぶ、ということになります。今のいいリズムが少しでも長く続いてくれることを願います。

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 何か面白そうな萬年筆、出てないかなぁ・・・とオークションサイトを見て回ることが多いのですが、ここのところ、それほどメジャーとは思えないものが結構な頻度で出てくるので、こういうものも、やはり一期一会、欲しいものは見たときに手を出すべし、と実感します。

 イタリア製の木軸萬年筆・ボルギニという会社のものだそうで、材質はブライヤーだとか。住友林業が50周年記念で製作して配ったものが、オークションサイトで時折見られます。大きさ比較に、キャップレスと並べてみました。ほぼ同じ大きさです。

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 その昔、こいつを落札してみようと頑張っていたら、競合者がどんどん値を釣り上げてくるので諦めて下りたことがありました。すると、その1週間ほど後に、別の出品者から同じものが、かつ安価に出てきて、今度は競合相手もなしにすんなりお手頃価格、いや、開始価格で手に入りました。

 当時は、WAGNERの会合があるとお気に入りの萬年筆を持って行っては見せびらかし、お互い書き味を確かめあう、なんてことが今より活発に行われておりましたので、わたくしも当然、こいつを持ち込んだところ、同じペンを持ってきている人と出会いました。

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 そういうこともあるわけです。こんなけったいな、ガラクタみたいなペン、ほかにも欲しがる人おるんやなぁ、とビッド合戦していたら、結局負けてしまったのですけれど、その相手というのが二右衛門マスターだった、なんてこともありました。

 このペンに関しては、中華萬を中心にコレクションしている人、そう、その日WAGNERに来ていた人が競合相手でした。下りてよかった、より安いお値段で手に入れられたのだから・・・なんてことは、あんまり言えませんでしたけれど。

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 で、あまり話題にも上らないようなこの萬年筆、最近、よく出品されているのを見かけます。ある時期に手に入れた人、住友林業からもらった人などが、もうそろそろ整理しようか、となっているのかもしれません。金ペンでもありませんし、変なモン好きでもなければ、あまり魅力を感じることもない萬年筆です。しばらくしたらさっぱり見なくなって、何年か後にまた何本も…ということが繰り返されるのでしょうね。

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 旅行に出かけてきた妻と長女が戻ってきたので、さぞ安心した(ことであろう)と思われる「ちち(仮名)」さん。本日は気持ちよく眠っていて、ここ数日続いていた夜鳴きは出ておりません。家族の誰かが家にいない、というのは、ワンコにとってはとっても気になる、或いはストレスになることなのかもしれません。

 今週は火曜日からのスタートで1日儲けた! と思ったら、明日の土曜日が出勤日。しかも、昔懐かしい半ドンです。かつて教員の週あたりの労働時間を40時間以内に抑えるべく、無理矢理学校を週5日制とした際、毎月第2、第4、場合によっては第5土曜日も、「学校のある日」として残して、その日に出勤した分は夏休みなどの長期か休業中に「強制的に」休ませることで調整する、というシステムが導入されていました。今の職場はまさにその時代を引きずっていて、誰も来館しないのに午前中のみ開けております。これぞまさしく、開店休業というやつです。

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 さて、昔話のついでに、最近はオークションなども面白くなくなってきたなぁ、というお話。かつて開始価格1万円のビッグトレドに入札をしておいたらそのまま落札となって、そこからトレドの蒐集にはまり込んでしまった、という暗い過去があるわけですが、そういう面白いことは、まず起きなくなりました。出品者も、自信を持って開始価格1円とかで出品して、キッチリ数十万円で落札されていく萬年筆たち。今やロマンのかけらもありません。

 そんなオークションですけれども、「標準器」たるM800の最初期ヴァージョン、14Cのペン先付き、なんていうのも時折出ていて、あぁこういうのは手に入れておかないとな、と入札に参加してはみるのですが、おい、それ、M800の値段とちゃうやろ、トレドが買えるわっ! という結末になることが常です。一体いつから、この狂ったような相場が普通になったのでしょうか。

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 まぁ、普通は14金より18金の方をありがたがるんだから、いいもんね、いらんもんね、とうそぶいていたら、我が家にもありました。なぜこれがここにあるのかは、例によって不明です。

 惜しむらくは、まだオークションが「最後のフロンティア」だった時代、私は萬年筆は実用するものだからと、細字系ばかりを集めに走っていたことです。あの頃、今ではメーカーも出していない3Bなんかをどんどん落としておけば良かったのになぁ、と残念がっています。同じ趣味でも時間の経過と共に嗜好が変わっていくというのも、また面白いものですね。

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 夜中に目を覚まして鳴き叫ぶ「ちち(仮名)」さん。昨日も同じくらいの時間に鳴き叫んでいましたので、もはや毎日のルーティーンのようなものとなっている感もあります。彼女に刺激を与えないように家の者が早めに床についても、やっぱり一人で鳴いていますので、そういうものだと諦めるしかないようです。

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 敷物を敷いたり、ペントレーに置いたりしなくても、畳の畝に沿って置けば萬年筆が転がることなく写真が撮れる、と思ってやってみましたが、この場合、背景となる畳の目が気になって、実に気持ち悪いですね。

 PILOTの845と、その派生モデルというべき一位の木。一位の木の名前の由来は、木に位階が授けられたから、ということからですが、話は十六代仁徳天皇の治世まで遡るとも言われております。

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 堂々たる体躯。どうせ鬼のように使うわけでもないものですから、見た目も大切です。個人的には、ペリカンのM800ぐらいが最低限で、それより細かったり小さかったりする萬年筆では、メモ程度のものしか書く気がしない、とロクに書きもしないのに偉そうなことを言っている私です。

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 黒い845はBB、一位の木はBのペン先がついています。中国の高官は象牙の笏を持っていたけれど、日本では象牙が手に入りにくいので一位の木を使っていました。一位の木で造られた笏の出来栄えの良さを喜ばれた仁徳天皇がその木に正一位の位を与えた、という話がありますが、他にもいろんな説があるようです。

 どちらにもCON-70がついておりますので、しばらくはこの2本にインクを入れて、休憩時間などいたずら書きを楽しんでみたいと思っております。

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