2019年12月 : くまめくり~日々是自転車操業~

くまめくり~日々是自転車操業~

身をえうなきものに思ひなして、のぞみなき日々を綴る

2019年12月

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 落ち着かないので自宅(ケージ)に戻ったものの、扉を閉められては困るからと半身を乗り出している「ちち(仮名)」さん。一体何がしたいねん、と皆に突っ込まれながらも、本人(犬)は以外とこの態勢が気に入ったようで、ふと気がつけばこうしているのを見かけるようになりました。

 ワンコの学習能力というのはたいしたもので、冬場はお出かけの際、人間は必ず上着を着るというのをよく知っていて、そういう姿を見ると自分でケージに入るのです。「お留守番」と声をかけてケージに入ったらおやつを与える、ということを繰り返した結果だそうです。そういう躾ならいくらでも受け入れられるというのに、老婆と言うべきこの歳になった今でも、ご飯が待ちきれず、用意をしているお母さんに叱られても叱られてもキャンキャン鳴くというのは治りません。

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 これといって何も買わないのに、なぜ新幹線にのってまで東京の年末大バーゲンに参加するのか、自分なりに考えてみますと、師匠が常日頃書かれている「WAGNERは場である」ということがあるからではないか、と思います。

 写真は「世界の車窓から」のカレンダー。普通であれば接点などないはずのKさんから毎年頂戴しているもので、ありがたいことに今年もいただいてしまいました。会場に到着したときには傘しか持っていなかったのに、会場を後にするときにはいくつも袋をぶら下げている私。まさしくわらしべ長者ですな、などと言われますけれど、私、元になるワラ一本持って行ったことがありません。誠に申し訳ない、ありがたいことでございます。

 こういった人間関係、それが「場」なのかな、と。まぁWAGNERにしてもY.Y.Pen倶楽部にしても、カリスマ的な人が立ち上げたものですから、いずれ消滅するでしょう。でも、それはそれでいいと思います。そのときに、また別の「場」があれば、萬年筆趣味の人たちはそこで楽しく過ごしていくことができるはずですから。

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 こちらも同じく、じゃんけん大会の景品にでも、といただいて帰ってきたものです。神戸、名古屋、あるいは岡山か。私が出没するそのあたの会合でいただいたものでしょう。これを機にじゃんけん大会の景品にもより一層力を入れていきたいと思います。

 さまざまな状況にある人たちが、萬年筆やインクという共通の「趣味」だけで一カ所に集まり、あぁだこぅだと話し込む。そこにはもちろん、主義主張の違う人も混じっていますから、自分とは合わんなぁ、と思うこともあるわけです。でも「場」ですから、嫌なら離脱すればいいだけのことです。そんなゆるーく、そして一面では強固につながっている、そういうのを楽しめないと、趣味とは言えないんじゃないかなぁ、と思います。必死に趣味しちゃ、だめですよね。

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 しっかりと寝床をこしらえて眠る「ちち(仮名)」さん。年の瀬で忙しいはずの1日ですが、今日は来客があり、そのせいでおやつをたくさんもらうことができたので、彼女にとってはなかなか素晴らしい1日だったということです。

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 飼い主は早朝から起き出して新幹線でこんなところへ。本来であれば青春18きっぷ使用でおやつの時間ぐらいに到着するところですが、今年は9時半ごろには東京駅に到着しました。先にお土産を買い込んでコインロッカーに入れ、そこから両国へ向かっても、まだ一般参加者は中に入れないという時間でした。安く新幹線に乗れるようなきっぷを手に入れられたら、こういうこともあるのです。

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 今年はここ数年で最も「バーゲン」の名にふさわしい雰囲気だったと感じます。などと言いながら、私は鉛筆一本買うことなく会場を後にしました。夜はお決まりの焼肉宴会。結局はこの一年、お世話になったりご無沙汰していたりの方々にやぁやぁとご挨拶をして、宴会に参加してとんぼ返りするというパターン。それぐらいのことならわざわざ東京まで行かなくても良さそうなものですが、それをおして行ってしまうところがヘンタイというものなのでしょう。

 です。ちなみに、せっかく用意していただいた「半島」にも、自ら命名した「ランゲルハンス島」にも座ることなく会場を後にしてしまいました。帰宅してちょっと驚いたのですが、最近のガスコンロには電源ボタンがあるんですね。目の付け所がヘンタイなのかもしれませんが。

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 ふと気づけばそこにいる「ちち(仮名)」さん。寝転んでいる飼い主のそばで、脚を踏ん張るようにしてにじり寄ってきて、私はここよ、撫でて、遊んで、とアピールしています。仕方なく頭を撫で撫でしてやると、目を閉じて眠ります。たいへんな甘えん坊です。

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 この20年ほど、我が家の食を支えてくれていたガスレンジ。さすがに寄る年波には勝てず、最近は火がつかなかったり、電子レンジがおかしな動きをしたりと、いつ使えなくなってもおかしくない状況がつづいておりましたので、ついに入れ替えとなりました。

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 年末のクソ忙しい時に東京へ遊びに行く私。取り替え作業が少しでも楽になるように、汚れたものをそのまま触らせないようにと、捨てるレンジを掃除し、磨き上げる妻。実に対照的です。

 レンジも自身の運命を察したのか、今朝から一層挙動がおかしくなったようです。私を捨てるのね、と拗ねているのかもしれません。車を買い替える時などにはよくあることですが、ガスレンジでも同じようなことがあるのですね。明日の夜、東京から戻ったら、新しいものと交代しているはずですから、これで見納め、お別れですね。長い間、本当にありがとう。

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 しかと、の形になって眠る「ちち(仮名)」さん。人間も丸まって眠ると落ち着くという場合がありますから、これはこれで気持ちよく眠れているのでしょうけれど、そのうちうぃーんと伸びをして長くなることでしょう。

 飼い主はそんなワンコのさまざまな寝姿を見ながら何ということもなく寝転がっているうちに眠りに落ちてしまう、という不健康な毎日を過ごしています。

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 590&CO.さんで目にして連れ帰った箱。実はこれではなくて、ぺんてるのスマッシュ3本セットを狙ってきたのでしたが、現物を見、まったく好みではないと感じました。それが良さなのでしょうけれど、樹脂の軽い感じ、ポップなデザインがピンとこなかったのです。私にはそういうセンスがないということなのでしょう。

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 中国語。漢字ですから何となく意味がわかるような、わからないような。簡体字でしょうか。中国限定のシャープペンシル、というところが気に入りませんけれど、やはり大きなマーケットですから仕方ないのでしょう。各社とも、中国限定の筆記具というのが結構あるようです。

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 例によっておめでたい金色。中国に限定しなくても、と思いますが、金色なん、と思っているのか、それとも中国を大事にしているから喜ばれる金色なのか。いずれにしても私は、今回は付属品である革のペンケース目当てです。そのうち、中身が別のものに変わっているかもしれません。

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 いつものように液状化して寝ている「ちち(仮名)」さん。以前に掲載した写真の別アングルですが、まるでタコ糸で縛った豚肉みたいになっています。例年、神戸南京町で焼豚を買って年末に楽しむのですが、今年はぼんやりしていて忘れてしまいました。明日は早くに売り切れてしまうでしょうから今年は諦めるしかないな、と思った仕事納めの日です。

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 しばらく行方不明になっていたドライバー。貸してくれというリクエストは毎日のようにあるのですけれど、この人に貸すと戻ってこないぞ、という相手にはお断りすることもあります。貸しても戻ってこないと哀しいし、何よりこちらの仕事が滞ります。

 借りるときは必死になってあちこち聞いて回るくせに、返却先や返却することには無頓着な人が多いのです。猛烈に忙しいこともあるのでしょうけれど、学校の先生にはそういう人が実に多いので、貸したものが帰ってこないのにはもう慣れっこですけれど、今回は見つけ出すのに手間取りました。

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 ポイントはこれ、トルクスビット。こういう形のネジがこの世に存在することすら知らない人が多いことには驚かされます。先日も私のすぐ隣でプラスドライバーを使って何とかトルクスネジを緩めようと格闘している人がいました。

 それをまたまた隣の人が見て、あぁ、その変なネジはずせるドライバー、うちの教室に転がってますよ、と持ってきてくれたのです。どこから借りたのか忘れちゃったけど、これ、めっちゃ便利ですよ、なんて言いながら。

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 今後、ドライバーが行方不明になったら、職員室で探すよりも教室を見て回った方が見つかる可能性が高いんじゃないか、という教訓を得たことであるよ(詠嘆)、と喜んでいたら、「貸さないようにした方がいいんじゃないですか?」とほんまモンの教頭先生が呟きました。納得です。

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 安心し切って眠る「ちち(仮名)」さん。ですが、ドッグイヤーという言葉の通りセンサーはオンのままで、遊びや食べ物につながりそうな音や雰囲気を察知するとガバッと跳ね起きます。高齢なのにお見事、というほかありません。

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 妻と二人、こんなお遊びに出かけてみました。実のところ、私一人では謎なんか解けるはずがないので、日頃から脱出ゲームなどに熱心に取り組んでいる彼女の力を借りようという魂胆です。

 大阪メトロが1日乗り放題になるチケットと謎解きに必要なグッズ類がセットになって2300円。大人のお遊びとしてはお手軽な価格です。あとは謎を解く知力と、幾分かの鉄分。歩き回るので脚力というか体力。必要なものはそれくらいです。

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 すでに他地域や他社線でもリリースされているイヴェントですが、その難度の高さは人によりけり、提供者によりけりというところ。謎を解かないと次に向かうべき大阪メトロの駅がわからないシステムですが、終盤に差しかかると、最終目的地がピンポイントでわかってしまいます。

 でも、最終目的地なんてものは重要ではなくて、そのあと、最後の謎はおうちでじっくり解いてね、っていうのが曲者。我が妻をしても正解に至るまで結構な時間を要しました。

 皆さんのお近くでもやっているようでしたら、ぜひ。

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 写真を撮られるのを防ごうと起きたものの、まぶたがくっついてしまう「ちち(仮名)」さん。とても甘えん坊な彼女は、1人で寝ているのに耐えられず、一定間隔で家族のもとを巡回し、傍に寝そべっては「撫でて頂戴」と求めます。それが一回りすると、満足そうな表情を浮かべながらケージに戻るのです。これが可愛くなくてなんでありましょうか。

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 本日はこれまた義理で、うだアニマルパークというところへお勉強しに行ってまいりました。毎年夏に教員対象に行われている「いのちの授業」の研修が、あろうことか今年はクリスマスの日に設定されてしまい、参加者が猛烈に少なくて中止の危機。なので拝み倒されて動員に応じたのでしたが、結果として、行ってよかった、という内容でした。

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 張子の動物たち。これを使って、人間と動物の共生についての授業をするのです。実によく練られていて、授業がヘッタクソな先生でも子供を退屈させずに授業ができるマニュアルも完備。そしてここが大切なのですが、この授業、子供たちにめちゃくちゃウケるのです。

 午前中にそういう研修をして、午後からは併設されている動物愛護センターの見学。野犬や野良猫を保護してきて去勢、ワクチン接種などを行なったのち、希望する人に譲渡するという業務を行なっている施設ですが、当然、殺処分を行うための設備もあります。

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 保護してきた動物は選別され、あまりにも小さな(幼い)ものや、病気や怪我で回復する見込みが薄い個体などは安楽死となります。命がつながった動物も、すべての個体が新しい家族に迎えられるわけではありません。しかし、保護される動物の数はここ数年着実にが減ってきているそうで、失礼ながら行政が運営する施設にしてはよくその目的を果たしているなぁ、というのが偽らざる感想です。

 よろしければ皆さんも、新しい家族を迎えてみてはいかがでしょうか。ただし、結構しっかりした審査に通るひつようがありますけれど。

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 もう何なのかよくわからない物体となって眠っている「ちち(仮名)」さん。暑さ寒さにはあまり関係なく、その時々の気分でクッションの下に潜り込むように思われます。こたつの中に潜り込んでいることも稀にありますが、割とすぐに出てきますので、ワンコどこ行ったんや! と騒ぎになるようなことはありません。

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 これがないとお正月が迎えられない、と毎年買ってくる白味噌。我が家のお雑煮はずっとこのお味噌限定です。お雑煮の流儀は地方により実に様々ですが、私の実家では白味噌仕立てに大根、にんじん、丸餅を入れたものです。幸いなことに、今もそれが継続されています。

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 かつてはこの白味噌を3キロほども買い込んでいたのですが、子供たちが大きくなってくるにつれて正月休みも短くなり、みんなが揃って雑煮を食べる回数も減ってきて、今や1キロあたりでちょうど、というところです。

 実際、それより少なくても大丈夫なのですが、我が家では私と長女がやたら濃い雑煮を好むので、お味噌の投入量も多くなるのです。そうなると、やっぱり2キロかな、と。

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 さて、今年は断糖高脂質食にシフトしている私。大晦日の年越し蕎麦、元旦からのお雑煮とまったくもって食べてはいけないものばかり。ましてや大豆関連の食材はビタミンやミネラルの吸収を阻害しかねない反栄養素をしっかり含みますので、味噌をガンガン食べてる場合ではないのですが、結局、お正月は特別や、と、正月休み明けにはまだ太ってしまっているということになるのかもしれません。

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 いわゆる「液状化」の状態で眠っている「ちち(仮名)」さん。相当にもふもふな彼女がその全体重をケージの柵に持たせかけて眠るので、痛くないのかと心配になるほど柵が体に食い込んでいるように見えますが、本人(犬)はなんとも思っていないようです。

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 本日は終業式で、退勤後には忘年会。私は毎年不参加ですが、クリスマスプレゼントの交換には参加しています。事前に職員全員の名札を入れた袋から各自一枚ひいて、出てきた名前の人にふさわしいと自分が思うプレゼントを用意するのです。

 私など不参加の者は事前にプレゼントをいただきますが、今年は写真のパズル。複雑な時間割を組んでいるイメージからか、パズルが好き、得意なんだろうと買いかぶられて、こういう系統のものをいただくことが多いように思います。

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 私は今年も昨年同様、とっても真面目な小学校の先生を引き当ててしまいました。なので今回も、真面目な先生が真面目な顔してこれを使ってたら面白いシリーズで決まりです。

 レタスの形をしたメモ帳に、マヨネーズやケチャップのボトルを模した修正液。超まじめな先生が、とっても真剣な顔をしてデスクワークに取り組みながら、ケチャップの形をしたもので書類をこすっていたら面白いと思いませんか。いつものことながらまったくもってふざけております。

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 このメモ帳はレタスに見えることに最大の力点が置かれてますので、使うときはしわくちゃの紙を剥がして平らにのばし、それから何か書く、という難儀な代物です。そのくせ、「リーフ」がバラバラになってしまわないような仕掛けがしてあります。この、ふざけてるのか真面目なのかわからないところが良いのですね。

 こんなことを考えたりやったりするヤツなので、私にプレゼントを贈る羽目になった人は真剣に悩んでしまうのだそうです。

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 あと少し、というところで気づいて振り向いた「ちち(仮名)」さん。可愛い寝姿だ、と思っても、なかなか撮らせてはくれません。

 ワンコが彼女一頭だけになって、ライバルがいないので少し性格が丸くなったような気がしますが、家族の意見は違うようです。

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 欲しい人は声をあげる、煤けた小箱。どうせ半分以上蒸発してるんでしょ、というなかれ。しっかり中身が詰まっています。武蔵小金井の中村文具店で見つけて、使うつもりもないのに保護してしまったものです。

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 サイズ違いの箱もあったのですね。いや、むしろ、下の方が自然なサイズに思えますが、一本あたりの容量が少ないので、ある程度たくさん待っていないと不安、ということなのか、そもそも2本まとめてセットするのだからたくさん必要だ、ということしょうか。

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 あとやるべきことは何か。それはガラクタの山の中からこのカートリッヂを使う萬年筆を探し出すことです。実はその方がカートリッヂを見つけるより難しいことかもしれません、

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 何かを探し求める「ちち(仮名)」さん。先ほどまで液状化して眠っていたのですけれど、いわゆるレジ袋をカシャカシャいわせる音を聞きつけてムクッと起き上がり、その「袋」に入っていたであろう食べ物は今どこでどうなっているのか、というのを探索しているのです。

 かつて、毎日のように何か食べるものを買い込んではむしゃむしゃやっていた飼い主も、今では寝る前に牛脂スープをこしらえてすするだけになりました。今年も残りあとわずか。年内に悲願の60キロ台突入がかなうかどうか、というところです。

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 武蔵小金井の中村文具店で見つけた、MAXのステープラー針のディスプレイ。納入時の箱を展開するとディスプレイになる、っていうものですが、その箱の中に、現行品と昔のもの、両方仲良く並んでいます。当時の価格は一箱20円だったのか、などと感慨にふけりつつ、このディスプレイに書かれている、ホッチキスの生命をまもる純正規格品、というのに目がとまりました。

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 そういうことを書かれますと、天邪鬼な私のことですからサードパーティー製に走りそうなものですが、インクジェットプリンタのインクとホッチキスの針、こればかりは素直に純正品と決めています。

 ステープラーは、保有しているものほとんどがいわゆるフラットクリンチタイプですので、PLUSやJOINTEXなどの通販系事務用品の針を入れるとかなりの確率で針詰まりを起こします。

 フラットクリンチ特有の、まず針で紙を綴じて、さらにもう一度針の脚に圧をかけて平らにする、という動きに対応した針でなければならないのでしょう。

 シュレッダーの前で一生懸命にステープラーの針を外している人をよく見かけますけれど、針の箱に書かれている文言をよくよく読んで、素直に行動すべきです。今どきのステープラーの針は、紙の再生に悪影響を及ぼさない旨、書かれておりますね。針が付いたままシュレッダーに放り込んでもいい、ということです。シュレッダーの刃のことを考えると、10号や11号より大きな針の場合は外した方が良いのでしょうけれど。

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 気がつけばこたつ布団の裾に乗っかって寝ている「ちち(仮名)」さん。面白いのは、熟睡しているように見えても、こたつに入っている家族がトイレなどで席を外すと、待ってましたとばかりムクッと起き上がって布団の裾を占領しに動くことです。結果、帰ってきた家族はこたつ布団の裾を押さえ込まれているのでこたつに入ることが出来なくなりますが、彼女はそんなこと知らん顔で寝ているのです。

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 先日東京へ行きました折には、田舎者が足を踏み入れてはいけない空間、六本木ヒルズにお邪魔して、天空ノ鉄道物語という展覧会を見てきました。一般に、こういうのが開かれるときは、対象者を広くするためでしょうか、いわゆるマニア層にとっては「アホくさ」というような内容になることが多いものですが、今回は半分だけとはいえ、非常に満足できる内容であったと言えます。

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 家族連れに満足してもらおうとすれば、お子様を対象にせざるを得ませんが、この博覧会は、前半と後半とに分けられていて、前半はけっこうマニアックな内容になっていたように思います。こういった歴史的資料と言うべきものが大量に展示されていて、すでにマニアなお兄さんたちでも十分に満足できるものでした。鉄道車両はこうやって動くんだよ、みたいな、初心者でも素通りしそうな展示はなく、硬派な内容であったと思います。これは実に嬉しい誤算でした。

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 ここに展示されている資料は非常に貴重なものですし、お子様向けにはまったくウケないものばかり。そのせいでしょうか、会場内を我が物顔に走り回り、奇声を上げるお子ちゃま、というのをほとんど見かけませんでした。

 けれど、それだけでは入場者数を稼げません。なので、2部構成の後半はぐぐぐっとレヴェルを下げた内容となっておりました。これならお子様連れでも大丈夫。お父さんお母さんともに、すべての列車を「電車」と言ってしまうような人でも大丈夫です。入り口にいきなり「SL」なんて文字が大きく掲げられている時点で、展示内容は推して知るべし、です。なので、マニアなお兄さんお姉さんは第1部だけ見れば十分ではないかと思います。

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 あご枕でまどろんでいる「ちち(仮名)」さん。ワンコがこういう状態なのは大抵深夜で、飼い主はこたつに潜り込んで寝転んだまま録画した番組を見ている、という感じです。その後飼い主は自然死してしまい、夜明け前と言われるような時間になると自然に目覚めて風呂に入り、上がってきたときには妻も起き出して朝食の支度をしている、という感じになります。

 断糖高脂質食を実践するようになってから、一番大きな変化はここで、朝、とにかくも目が覚めるのです。そういうときは、お 昼過ぎの猛烈な睡魔に襲われることも少なくなりました。恥ずかしい話、私はつまらない話を聞いていると居眠りしてしまうタイプで、そのことで教育委員会事務局の偉い先生に呼び出されてお叱りを受けたこともあります。けれど、断糖高脂質食をきちんと実践している範囲内においては、そういった居眠りも確実に少なくすることが出来ています。ありがたい話です。

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 上がタイトルにある貴重品で、下の青いのが今でも普通に手に入るもの。掲示板などに刺さっている画鋲を楽に抜くとともに、抜き取った画鋲をそのまま本体内に貯蔵しておくことが出来るという、教員にとっては必須の一品です。これがないと、画鋲と掲示板とのわずかな隙間に爪を入れてこじることになります。

 もちろん、教員の世界の常識として、画鋲はまっすぐではなく斜めに刺す、というのもありますが、児童生徒に手伝ってもらった場合などは、たいていまっすぐに、しかもぐぐっと深く刺されていることが多いのです。そういった画鋲を抜くのに爪を使っていては、どんなに丈夫な爪であってすぐボロボロになってしまいます。

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 困るのは、この画鋲抜きの道具が案外デリケートで壊れやすいことなのです。写真にあった青いのは、画鋲をすくい上げる部分が金属製なのでまだマシな方なのですが、ここが樹脂製の製品もあって、そういうのはすぐにゴミ箱行きになってしまいます。ですので、ほぼすべて金属製の旧製品を大事に大事に使っている人も少なくないのですが、それでも形あるものはいつかは壊れます。武蔵小金井でミントなこれを目にしたとき、迷わず買ってしまったのはそういうわけもあるのです。

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 グリーンのプラスチックで覆われた部分に外された画鋲が溜まっていくのですが、問題はその画鋲をすくい上げる部分。実に綺麗な造形ではありませんか。ここで画鋲をどんどんすくい上げては抜き去って、貯蔵部に送り込むのです。

 ただこれ、その先端部分の「ふた」が馬鹿になりやすいという問題があります。その部分が緩んでしまい、使用時にフタが半開きになってしまうのです。そうなると周囲に画鋲がこぼれ落ちて厄介です。この器具の寿命は、フタの部分がしっかりと閉じていてくれるかどうか、ということで決まるのです。



 最近は画鋲を使わない掲示というものも広まってきました。そして、そのことが教員の負担軽減につながっているというのも事実です。やはり、こういう道具も消えていく運命なのかも知れません。

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 クッションをかぶってお休み中の「ちち(仮名)」さん。今日もいっぱいお外でうろうろして、いろんな人にかわいがってもらったので十分満足、ということでしょうか。かわいいかわいい言われていてもすでに老婆ですので、深夜というべき時間帯に入ると目がしょぼしょぼしてきて、明らかにお眠だということがわかります。で、もう寝るからおやつ頂戴、と自ら進んでケージに入るのですが、あえて知らん顔をする家族。我慢も限界となると「ワン」と吠えて、「夜中にうるさい」と叱られる、というのを毎晩のように繰り返しています。

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 中村文具店は、本当に宝箱のようなお店でした。この次来た時にはあれを買うぞ、というのも決めてありますが、さて、この次っていつになるのでしょうか。うまい具合に土曜日曜に東京へ行くことができて、さらには武蔵小金井まで往復するだけの時間が必要ですから、言うほど簡単なことではないかもしれません。

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 このラベルが張られていたので、こいつは売り物なんだな、とわかりました。実にチープな、それだけに実用品、普及品であるということがよくわかるブロッターです。どこと言って分解できるような構造でもないので、メンテナンスといっても吸い取り紙を取り付けたぐらいのことなのかな、とも思いますが、実際にはいろいろとご苦労があったのかもしれません。そういうことに思いをはせるのも楽しいものです。

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 もし今、萬年筆が実用筆記具の中心にいるのなら、ブロッターなどはまさに面白い文具ということになっていたかもしれません。机上品として、そこそこ存在感があって、邪魔というほど大きくもない。そういうものは、個人の好みが出やすいですから、各メーカー、趣向を凝らしたものを出してきているはずです。しかし今、萬年筆は実用品というより趣味の対象ですから、ブロッターの新製品もそれほど期待できません。

 私の業界では、こんなしゃれたものではなくてチョークを使います。通知票なんかを作るとき、ゴム印を捺したところにチョークを転がすのです。そうするとうまい具合にインクが吸い取られます。デジタル化が進んでいますので、これもまた、遠からず消え去っていく技ですね。

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 ペントレで手に入れたのでしたか、古風な木製のブロッターと並べて記念撮影。太字の万年筆で封筒のあて名書きなどした際には重宝しますので、私の机の上からは、この先もしばらくブロッターが消えることはなさそうです。

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 照明の落ちたリヴィングで、寝そべってはいるものの目を開けていて、何かを考えているようにも見える「ちち(仮名)」さん。今日は家族にも飼い主にもけっこうよく遊んでもらったので、じゅうぶん満足、あとは寝るだけなので、今日という日を振り返っているのかも知れません。時折こうして人間みたいな仕草や表情を見せるので、ワンコを飼うのは実に面白いのです。
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 今、東京では女子文具博とかいうのをやっているらしい、と聞いて興味は惹かれましたが、その手のイヴェント、とにかく会場内が人でぎっしり、ということになりがちで、しかも、女性比率が猛烈に高い。そこへオッサンが突入していくなんて危険以外なにもない、ということで遠慮しておりました。

 そんな中、このお店の店長さんが「男だったらここへおいで」みたいなつぶやきを流されたのでした。ご本人曰く女子文具博をDisろうなどという意図はまったくなく、女子文具博もいいけれど、うちのお店も覗いてみてね、ぐらいの気持ちだったとのこと。そう、みんなで文房具好きの裾野を広げていけば良いのです。

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 ほれ、行ってみたくなったでしょ。基本的には土日のみの営業のようですから、週末に東京へ行くなら武蔵小金井、と覚えておくべきです。こちら中村文具店さんにお邪魔すると、昭和の時代、学校の門前にあった駄菓子屋なんかも兼ねた文房具屋さんを思い出します。その頃だったらこういうのは先生が買っていったのでしょうね。

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 こういう、目を楽しませてくれる非売品も多いのですけれど、これ、買ってしまってもいいの、というものもたくさんあります。そういうものは順次ご紹介していこうと思いますが、このお店、中も外も実に良い雰囲気でして、建物がもう少し昭和なら完璧だったのにな、などと余計なことまで考えてしまいます。

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 お店の前に、まるで放置されているかのように置かれている自転車。荷台にくくりつけられている箱、この中に、毎月楽しみにしている学習雑誌なんかを入れて学校に来ていた文房具屋さん、本屋さんもありました。とっても懐かしいですね。

 このお店に行ったら、いろいろとお話をしながら、気に入ったものを記念に保護して帰りましょう。実用に耐えるものもありますけれど、むしろ貴重なコレクションとなり得るものの方が多いようにも感じます。でも、死蔵されてしまったら文房具もかわいそう。使ってあげるのも文房具への愛情なのでしょうね。

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 眠たいけれど、ケージの外でごそごそやっている飼い主が気になって、なかなか目をつぶることが出来ない「ちち(仮名)」さん。こういうときは気をつけないと、飼い主が何か楽しそうに動いていると「私も、私も」と起き上がってきて盛り上がってしまいます。こういう状態のときは刺激しないようにゆったりとした動きを心がけることが大切です。

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 神戸の老舗文具店へ行って、ジェットストリームEdgeの陳列什器をぼぉ~っと眺めていたら、なぜか店長登場。知らない人でもないので縁起物ですからと1本お買い上げ。実は、神戸まで来なくてももう少し自宅から近いところで購入することも出来たのでした。

 その足でDENに入ると、ここでも店長登場。世間話のつもりでつい、「エルエス」なんてつぶやいてしまったのが運の尽きでした。DENの店内はやや照明が落とされたところにスポットライトが配されていて、萬年筆が綺麗に綺麗に見えてしまう環境。このときお店の方が手に取ったのがパープルでしたので、これもご縁、とお迎えしました。写真はペン先を引っ込める直前の手の形。ポケットに挿したときに一番底の方になる部分の断面は真円ではなくカムのような形で、その出っ張りの部分を指で押して回してペン先収納、となります。

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 ダイヤカットリング。これがないブラックマット軸という選択肢もありましたが、前述したような店内照明ですと、ブラックマットは実に控えめというか地味というか、つまみの部分にある赤いワンポイントもよくわかりませんし、これ、と決めている人、マットブラックでなければダメ、という人に選ばれていくものでしょう。

 私自身、なんでこの色なのか、どうしてブルーにしなかったのか、後で考えると不思議ですが、まぁその場で綺麗に見えたから、でしょう。

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 慣れると実に使いやすいけれど、嫌う人はけっこう徹底的に嫌っているキャップレス。しかもこの標準タイプというか、デシモではない、ある程度ふっくらしたボディを持つタイプには拒否反応を示す人が少なくないようです。この先、このLSのメカニズムをさらに改良してデシモ系にも組み込む、なんてことをやるのかやらないのか、そういったことをあぁでもないこぅでもないと論議するのも面白いものです。

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 で、某氏からこき下ろされて奮起を促されていたオエステ会「ニッポニア」の金鍍金。いわゆる標準タイプのキャップレスと並べてみるとLSの方が少し長いのです。キャップレスを嫌う人は「ノックボタンが長いんだよね」などとよく言いますが、それも若干短いのです。さらには、これまたキャップレス嫌いなら必ず口にしなければならない呪文「書くときにこのクリップが」についても少し感触が違います。是非、現物を手に取ってお確かめください。標準型もいいけれど、LS、けっこうハマります。

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 しっかり遊んでもらって、おやつもいただいて、もう思い残すことはありません、とケージに入った「ちち(仮名)」さん。こうして大人しくしていると、本当に可愛らしく思えます。本来なら、いつでも可愛らしく思えるようにきっちり躾をすべきでしたが、自分の身辺ですらきちんとできない私にワンコの躾なんてできるはずもありません。

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 先週末、現存する日本一の老舗文具店のTwitterアカウントで、限定品はすぐなくなるよぉ、というつぶやきがあったので、お義理の試験が終わったらすぐに神戸へ走ろう、と決めていたのです。なのに、朝から電話が入って、管理職にしかできないことを今日やってくれ、などと言われたものですから、試験が終わってから職場に寄って、ルミナリエも点灯しちゃってる神戸に突入となりました。

 やはり、限定のオレンジ軸は完売。まぁ世間一般、入荷すらしていないお店の方が多いのですから、まだまだ大丈夫でしょう。

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 一番上が、今回発売となった0.28ミリのジェットストリーム エッヂで書いたもの。真ん中はキャップレスのEFで、一番下は同じくキャップレスのMでそれぞれ書いた文字です。細美研ぎを探したのですが手近にありませんでした。

 実に細い筆記線ですが、さすがにカリカリしません。そのあたり、滑り過ぎると文字の形が崩壊する私なんぞには合っていると思いますが、細い文字ほど下手さが目立つ、というのもまた事実。悩ましいところです。

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 オレンジ軸を求めて、銀座伊東屋や池袋丸善あたりをさすらってみましたが、入荷自体まだです、ということでした。老舗なればこそのフライング(気味)販売だったのでしょうね。

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 などと暢気なこと書いていましたが、入ってるところには入ってるようで、限定色であるオレンジを確保。要はシルヴァーのクリップが今ひとつ気に入らず、赤いクリップは軸色が白だし、そうなれば青とオレンジだな、というだけのことです。書類の狭い狭い桝目に文字を埋めていくという地味なお仕事には最強の1本かも知れません。

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 本日は面接でした。教員志望者が減少の一途をたどっているそうですが、現役の教員の中でも管理職のなり手が減っていて、けっこう困った状況にあるようです。かつては教頭選考に合格しても教頭にはならず教諭のまま退職するという人も多く、私もそのコースをたどるはずだったのですが、まさかの教頭不足により、教頭が複数いる学校なら大丈夫だろう、と登用されてしまいました。以来、もう一人の「ホンマもんの教頭先生」におんぶに抱っこ、草刈りだけしていればOKという、県内で一番楽をしている教頭として過ごしています。そんな状況で校長選考を受けるように勧められても、とんでもない、と逃げ回っていたのですけれど、昨年は逃げ切れずに受検して当然のごとく不合格になりました。

 いくら名誉職とはいえ県公立小中学校教頭会の会長を拝命している今年は、落ちると昨年よりも余計にかっこ悪いので勘弁してください、と校長に申し出ていたのですが、私の勤務校からは校長、教頭のどちらの選考も受ける人がいないということで、なり手不足の中、校長は相当に肩身の狭い思いをされていたようです。

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 そもそも、今どきは校長なんて魅力的な仕事ではありません。しっかりとしたビジョンを持ち、それなりに力量のある人なら、それこそ自分が理想とする学校を創ることもできるでしょうし、それは実に魅力的な話です。私のように自分の日々の生活すらどっちに転ぶかわからないような人間に、そんなたいそうなことが出来るはずもありません。

 このイラスト、悪意に満ちています。校長が、子どもたちにため息つかれながら、面白くもないお話を延々と、という状況でしょうか。しょせん、校長のイメージなんてそんなもの。特に今の時代、教育委員会事務局の意向をくんで先生方をそれに従わせる、というのが主な仕事になってしまっています。あとは、対外的なことで「謝る」のも大きな仕事の一つでしょう。いずれにしても、「職員室の担任」としていろんなことが出来る教頭の方が数倍魅力的な仕事だと、私には思えるのです。

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 選考をする以上、ある程度の人数が受けないといけません。つまり「落ちる」要員が必要なのです。受検者全員が合格なんてことになったら、選考の意味そのものが疑われてしまいます。

 結局今年もまた、受かる見込みのない選考を受けてきました。部活動で実績を上げているとか、授業研究ではその名を知らない者がないとか、そういう何らかの実績を残している人でないと校長にはなれません。クラゲのような教員人生を送ってきた私には縁の無い世界です。それでも、これもお仕事、と割り切って、かた苦しい面接を終えました。義理のお仕事も終わったので、明日は存分に東京での文具店巡りを楽しみたいと思っております。

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 本日、飼い主は東京出張でした。朝の時間、普段より遅くまで家にいる飼い主を見て、一瞬わくわくしかけた「ちち(仮名)」さんでしたが、結局出て行くんかい、とふてくされてしまいました。

 一緒にいる時間の長い妻には本当に良くなついていて、ちょっとさびしくなると妻の所へ来て、体をくっつけて眠るのが毎日の恒例行事になっているようです。本当に甘えん坊で困ります。

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 早くから決まっていた出張でしたので、エクスプレス予約のグリーン早得でひかり号の座席を確保。皆さん敬遠されるひかり号ですが、のぞみ号より空いていて、1時間ほど長く乗っていられますから、私は大好きなのです。問題は本数が少ないこと。来春のダイヤ改正では毎時12本の「のぞみ」が走るようにもなるそうですから、「ひかり」はさらに存在感を薄くするのでしょう。

 京都駅を8時59分に出る「ひかり」に乗ろうとホームに上がりましたら、私が最も苦手としているPTA本部役員さんそっくりの美女がこちらへ近づいてきました。英語で何か言いながら私に見せてくれたチケットは、8時56分発の「のぞみ」号のもの。この列車は12番線からの発車ですが、その8分前、8時48分にも同じ12番線から「のぞみ」が出ます。時刻は8時45分、次のに乗っちゃだめだよ、もう一つ後にこのホームに来るのに乗りなさいよ、ということを伝えたつもりでしたし、相手も「OK、OK」なんて言ってたんですが、見ているときっちり8時48分の列車に乗り込んでました。
私のように英会話が出来ない人間はダメですね。

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 ひかり号に揺られること3時間、グリーン車ですから静かですし、うとうとするにしてもちょうど良い塩梅に時間があります。「のぞみ」の場合、うとうとしかけたところで品川、なんてパターンも良くあるので、ゆっくり寝ていこうとするなら「ひかり」です。

 今回は時間に余裕があったので、東京駅から新橋まで戻り、そこから銀座線、南北線と乗り継いで永田町へ。私はこの永田町駅、地下迷宮と勝手に呼んでおりますが、どの線に乗ろうとも、都市センターホテルに行くには不便な感じがします。南北線なら比較的近い出口までそんなに距離がない、という程度のお話。一番良いのは、やっぱり新橋駅前や市ヶ谷駅前から都バスに乗ることです。

 で、本日のお仕事は全国公立学校教頭会の理事会で会議録をとるというもの。時の不自由な私が記録かぁ、とちょっと絶望的な感じになりかけましたが、ペアを組んでいたもう一人の理事が達筆で、結局その方に全部お任せになってしまいました。

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 帰りは連れがいましたので、その人の要望でお土産を買うのにお付き合いをしました。東京駅構内のグランスタ、はじめてだとちょっと目的の品を見つけにくいので、とりあえず人混みの中までお連れして、アレはこの辺、これはアッチ、と伝えてあとはお買い物が終わるのを待つのみです。

 私のようにえぇ加減な人間と違って、前日の夜、仕事が終わってから職場を出て、そのまま新幹線に乗って昨夜は東京に泊まった、という連れは、当然のことながら荷物が多く、移動速度が落ちます。私も東京駅で何か見ようかな、などと思っていましたが、よくよく考えると日曜日にまた東京へ出てくるので、今回はスルーしました。やはり、自分一人で好き勝手に動くのが一番です。

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 不意を突かれて少しだけ顔を写されてしまった「ちち(仮名)」さん。彼女が寝そべっている場所は、リヴィングにいる家族全員が見渡せて、なおかつ、隣の部屋でゲームに興じている長男の気配も感じ取ることが出来る、まさに全方位監視態勢が取れるポジションなのです。ここで寝そべりながら、誰か大きな動きをする家族がいたらすぐに走り寄って「遊ぼ~」とねだれるようにしているのでしょう。

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 箱からして立派な今月のちょこちょこ。これだけ立派な箱で、しかも緑色だと、欲しいな、という気持ちになります。けれど、ちょこちょこというのは本当にちょこっとしたものしか入っていないからこそちょこちょこなのであって、オッサンが欲しがるようなものが入っていてはいけないという意見も一部にはあります。

 黒板にこれが書かれていると要注意で、ものすごい勢いで蔓延して、もう黒板が黒板として機能しないほどになってしまいます。その先には授業中でもノートにこれを書いて遊んでしまう、という、授業力のない教員には地獄のような展開が待ち受けているのです。この簡単なお遊びに負けないだけの授業力があれば良いのですが、つかみすらが上手くいかない教員というのもけっこういるものなのです。

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 で、箱の中身はこれ。左からフタ付きの小物入れ。お弁当でおかずを入れたりする容器を小さくしたような感じのものです。私だったらこれに細かいビスなんかを入れるでしょう。どういうわけか先生方は、いろんな電気物が壊れると私の所へ持ってきて治してくれなどと言います。不器用だから無理、と言いつつも、どうせ使えずに捨ててしまうものならば、ととりあえず開けてみる、それがいけないのかもしれません。そういう作業は部品手配などのために中断せざるを得ないことも多く、中途半端に分解された細かいパーツをなくさないためにはこういう小物入れが必須です。

 真ん中はスティックのり。そして右端が、今回の目玉でしょう。これだったら私もほしいです。

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 付箋、付箋、付箋です。まぁ図柄からしてオッサンが使うもんではありませんが、こういう感じに付箋がまとまっているものが手近に置いてあると便利です。私のように片付けの下手くそな人間は、肝心なときに付箋の居場所を見失いますから、ある程度の存在感がある、こういったまとまったものが好きです。

 根本的な問題として、まとまってるものをそっくり紛失する、っていうのはあるのですが。

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