帰宅すると、すでに眠り込んでいた「ちち(仮名)」さん。それでもこのあと起き上がって、眠たそうな目をしつつ「遊んで」「おやつ頂戴」と騒いでおりました。飼い主は、本日のWAGNER中部地区大会参加のため、名古屋へ。行きこそエクストラコストをかけたものの、帰りはさっくりと一般列車の旅、約3時間かけての移動を楽しみました。
近鉄名古屋駅を19時31分に出発して、自宅の最寄りバス停に着いたのが23時6分。途中、乗り換え待ちのため伊勢中川駅で13分、大和八木駅で7分、大和西大寺駅で3分。最後に自宅近くまで運んでくれるバスを待つこと7分でしたので、なかなかによくできた乗り継ぎパターンでした。乗り鉄にとっては実に楽しい行程です。
会場である名古屋国際センターでは、最近大判のプリンターを導入したのかも知れません。以前はこの本日の催事案内、もう少し文字のシャギーが目立っておりました。すなわち、A4版あたりに出力したものを拡大コピーしていたものと思われますが、本日見たものはPCから直接大判プリンターに出したものではないかと思われます。
以前は、何枚か拡大したもののうち1枚を短冊状に切って、それぞれの催事が開催されるフロアに貼り出すという細かい芸を見せてくれておりましたが、本日は場所によって違うレイアウトのものを貼り出すという風に芸風が変わっておりました。
こちらが本日の迷惑ビンゴ大会の景品です。この後さらに「魅力的な」景品が追加されて、より一層厚みと重みを増した景品群、手にして喜ぶ人や首をかしげる人、はっきりと迷惑そうにする人やいいところだけ取り込んでカスの部分を放出(押しつけ)する人などさまざま。そのむちゃくちゃぶりが楽しいのですよね。WAGNERに参加するときは手提げ袋の一つも用意していくのがたしなみというものですので、お忘れのないように。
名古屋で二番目に黒い人、でらくろさんが削っている途中のカッターの握りです。気づいた人もいると思いますが、左手で握るように作られていますので、完成すれば尼崎方面へ納品されるものであろうと思われます。
誰もがでらくろ工房謹製のペンシースに目を奪われる中、一人、この素体に興味を引かれてためつすがめつしている私を見て、強運の奥様が笑うこと笑うこと。やっぱり、目の付け所が変(「半」?)なのでしょうね。そういえば名古屋というのに「四日市の方」から本家二右衛門マスターは来られておらず、「広島の東の方」から広島半さんが来られていました。実に10本、あるいはそれ以上のお買い上げだったそうです。帰宅されてからの水風呂のあふれ具合も半端ではなかったことでしょう。
極限までスムーズに仕上げられた作品とはまた違った、製作途中ならではの表情です。まるで円空仏のような感じですが、ここからさらに精魂込めて磨き上げることによって、木の中にある「かたち」が表に出てくるのだそうです。作者のでらくろさんは木のおもしろさにどっぷりとハマってらっしゃるご様子でしたので、今後、また続々とおもしろい作品が世に送り出されそうな予感がいたしますね。