2012年01月 : くまめくり~日々是自転車操業~

くまめくり~日々是自転車操業~

身をえうなきものに思ひなして、のぞみなき日々を綴る

2012年01月

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 ケージから首を突き出すのは、「くま(仮名)」さんのお気に入りです。こうすると、ケージの中に自分の体がちょうどいい具合に収まって、寝ていても安定するのでしょう。ただ、この前は通路ですので、足早に通り過ぎる家族に頭をふまれたり蹴られたりする恐れもあります。事実、飼育係である長男には何度か蹴られているのですが、懲りることなく頭を出し続けております。

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 携帯電話からなめこが生えている図。老眼で筋力も弱っている私には、もはやブレをおさえることもできないのでしょうか。ただじっとカーペットの上に置かれている携帯電話を撮ってもこの有様ですが、思い返せば高校生の頃から手ブレピンぼけは得意技だったのでした。

 最近はこういう、スマートフォンのイヤホンジャックに挿し込むアクセサリが流行っておりますね。きちんと抜けないようにするためでしょう、挿し込む部分はちゃんとプラグと同じ形に加工されております。

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 なめこが生えてくるのを待って収穫する、ただそれだけのお遊びですが、なかなかハマります。全54種のなめこのうち49種が生えておりますので、そう遠くない将来コンプリートしてしまうのでしょうが、そうなると嬉しいというより寂しいという感じがするのでしょうね。このアプリ自体は無料ですから、広告やグッズの収入で儲けよう、とグッズを販売したら飛びつくオッサンがいるのです。資本主義は目先の利く人が勝ちですね。

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 iPhoneにはストラップつけられないのにどうするんだ、と自分に突っ込みつつ購入。なめこさん、なかなか愛嬌のある顔をしております。この辺も人気が出ている理由なのでしょう。でもなぜ「なめこ」だったのか、「なめこ」でなければならなかったのか、謎は残ります。

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 ケージの外に出たら最後、傍若無人に暴れ回り、ときには脱糞までしてしまうという「ちち(仮名)」さん。しかし、今日はなぜか様子が違います。カーペットの上から出ようとしません。どうやら、ガスファンヒーターが怖くて近寄ることができないようです。一方の「くま(仮名)」さんは素知らぬ顔で遊び回っております。このあたりはやはり年の功でしょうか。

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 神々しいまでに見事な六四分けのペン先は、ご存じイタリアのアンコラ。どうも最近ではドイツのぼっくからペン先の供給を受けたりもしているようですが、かつては、「小規模なメーカーながらすべてを自社生産で・・・・・」なんて言われていたはずです。そして、このペルラについているものは、おそらく自社生産のペン先でしょう。なぜなら、六四分けだからです。

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 このペンは、請われて嫁いでいくことになりました。イタリアが大好きな職人さんのところへ行くのです。そしてその職人さんは写真を撮ることにかけてもなかなかの腕前なので、もっともっと綺麗な写真を撮って、鞄の販促用として開設されているブログにアップしてくださるはずです。

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 アンコラのペルラと言えば、落としたら最後、キャップも胴軸も粉々になってしまうペンとして知られていますが、この個体は改良型ですので、軽く落としたぐらいでは何ともないはずです。深みのある、不思議な模様の樹脂がとっても美しく、字を書くのに使うよりは光にかざして眺めていたい、そう思わせてくれるペンです。

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 まぁ、なぜかはよくわかりませんが、鞄屋さんで「えるめすぅ・・・」とつぶやいたら、「そうだ、あんこらっ!」とまったく噛み合わない(ように傍目には見える)会話が成立したのです。本当でしたらまずこのペンがお輿入れして、そのあとしかるべき期間を経てから「えるめすぅ」となるはずだったのですが、リニア新幹線を超える速さで「えるめすぅ」が実現してしまったのでした。やはりモチベーションというのはすごいものです。

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 やっぱり萬年筆は使ってこそのものですから、愛用してくださる方の手元にあることが一番の幸せです。アンコラのペルラが、ハイレグペン先大好きな職人さんに愛してもらえることを祈ります。

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 夜の10時を過ぎて夕食を摂っている飼い主夫婦に向かって、ぜひ私もお相伴させてと訴えている「くま(仮名)」さん。普通に夕食を摂るべき時間に家を出て、夫婦揃って大阪市内までドライブをして帰って来たところです。

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 目的地はここ。大阪市西区、地下鉄西長堀駅の真上にある大阪市の中央急病診療所です。大阪府医師会が運営されている休日・夜間緊急診療所には何度かお世話になりましたが、今回は飼い主本人ではなく妻がお世話になりました。一刻も早く治療に着手した方が予後がよい、という症状が出たので、ご迷惑は承知の上で駆け込んでしまいました。

 夜空に白く浮き上がる急病診療所の文字は本当に心強く、ありがたいものです。中に入ると、昼間の病院よりもすごい混みよう。小さな子どもは休日や夜間に限って病気になったり怪我をしたりするものですし、内科の他、眼科や耳鼻咽喉科などの診療も行ってくださるので助かります。素人が調べて「これじゃないか」と思った病気、哀しいかなその通り当たっておりまして、おかげさまで早期の治療を受けることができました。

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 少し前ですと大正区に住む親戚を訪ねたり大阪ドーム(京セラドーム)に行ったりするのにこのあたりを通ったものですが、最近はすっかりご無沙汰でした。もっとも、そんなに遠くない阿波座駅周辺にはよく出没しているのですが・・・・・。

 人間、歳をとったら田舎でのんびり暮らして・・・なんて言いますけれど、私は反対です。子育て真っ盛りの時も、歳をとってからも、やっぱり都会かその近くに暮らしていないと不安で胸がつぶれてしまうことでしょう。夜が明けるまで我慢すれば医療機関が普通に診療を開始するわけですが、それまでの「長い夜」が待てません。

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 夜間や休日などに医療機関のお世話になりたい、となると、結局は隣の大阪に頼らざるを得ない私の県。救急車で搬送された妊婦が助からなかったという哀しい事件の反省はどこに活かされているのでしょうか。南部の山間部にはたくさんのお年寄りが住む寒村が多くありますが、車で行くと時間がかかりすぎるそんな地域の救急搬送も和歌山県の医療ヘリに頼っています。老後は少なくとも本県の田舎で暮らしたくありませんね。

 せっかく見ていただける急病診療所に来ていながら、子どもが痛がるからと治療をやめるように求めた親がいたそうですが、それぐらいなら始めから駆け込んでこなければよかったのに、と思ってしまいますね。よくよく考えて受診しないと、人の寝ている時間に頑張ってくださっている関係者の皆さんに失礼ですし、いずれこういうシステムが崩壊してしまうでしょう。

 でも、何より大切なことは、仕事が忙しいというのを理由に無理をしないことですね。仕事に身も心も捧げたからといって、残るのは自分の満足感だけで、そのためにボロボロになった心と体を引きずって残りの人生を過ごしていくのはあまりにむなしいではありませんか。

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 ある朝の「ちち(仮名)」さん。最近は賢くなったのか、次男がご飯の用意をしている間、こうして静かに待つようになりました。何と言っても小学生の子供がやることですから手際が悪く、餌鉢がじぶんのめのまえから消えてから、そこに餌が盛られて再び目の前に現れるまでには相当の時間を要します。その間、ずっと悲痛な叫びを上げ続けているという近所迷惑な朝の光景が続いていたのですが、最近はそれほどでもなくなりました。でもこうしてみると、待っているというよりは拗ねているようにも見えますね。

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 神戸で開かれたWAGNER関西地区大会に参加したのですが、朝から晩までもらいっぱなし、というありがたい1日で、4次会まで大いに盛り上がるという楽しい1日でありました。まずは写真のお醤油。遠路はるばるこれを運んできてくださったスケッチ名人はお仕事も多忙の中、前回お会いしたときと変わらずお元気そうで何よりでした。

 ラベルのイラストを気にされていましたが、大丈夫です。その上の文言、「卵にかける」が正解ですから。丼に割った卵にお醤油(発音は、「オショユゥ」でお願いします。)をかける、いいではないですか。TKGではなくてTG、その正道を行くものです。けっこうなものをいただき感謝しております。ありがとうございました。これでTGの道をさらに究めて参ります。

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 卵ご飯と並ぶ私の一大テーマが「変なモン」でありますが、そちら系統でのいただき物、シュウマイです。東京駅または品川駅でヱビスビールと崎陽軒のシウマイを買い、新幹線に乗り込んでムシャムシャ。新横浜あたりまでにすべてを完了したらほどなく夢の中。スッと目が覚めて車内のメッセージボードを見ると「ただいま、三河安城駅を通過中。」と流れている、というのが東京から帰るときの決まったパターンです。

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 なぜ三河安城で目が覚めるのか、そのメカニズムは解明されておりませんが、安心して再び目を閉じると京都で降り損ないそうになって大慌て、というのもいつものパターンです。まぁとにかく私はシウマイもしくは焼売が大好きで、京都駅の新幹線改札を出てから目の前の売店で551の焼売を買ってしまったりもします。

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 卵にかける醤油を焼売にかけて食したらおいしいのではないか、と邪悪なことを考えてしまいましたが、この焼売は食べられません。これを見た娘は「また変なモンを・・・」とは言いませんでした。もう諦めているのでしょう。その代わりに出た一言が「カラシも燃えるんかな?」でした。

 う~ん、たとえロウで作られていたとしても、芯が無いので火を点すことは難しいでしょうね。溶かすぐらいで我慢してください。1次会、2次会、4次会参加の大阪のOさん、実に変なモノをありがとうございました。お近くにお越しの節はぜひ、我が家の駄犬たちを触りに寄ってくださいませ。

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 プラチナのロゴが入ったトランプ。そういえば最近はトランプ使いませんねぇ。家族が集まっても、iPad2を代わる代わる操作してゲームで競う、なんてことが増えました。でもやっぱり、何かの時に1セットあるといいものです。でもこういうものだともったいなくておいそれと使えませんね。

 いつも魅力的、というよりは怖くてうかうか近寄れないN御大のミニペントレブースで、一瞬の隙を突いて豪快なお買い物をなさる方がいらっしゃいました。それはもう見事な買いっぷりで、不参加だったみずうみのあくまさんがご覧になったら拍手喝采、ついでにもう2、3本は買わせてしまっていたのではないかというほどの見事なお買い物でした。おめでとうございました。

 そういえば、3本の萬年筆を握りしめながら「今日は何も買ってないよ」と「第一位」に報告されている方もいらっしゃいました。皆さん、苦労されてますねぇ。

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 2012/01/27は早い時間に帰宅できたので、一発いいのを撮ってみようかと狙っていたのですが、その気負いを察したのでしょうか、ただの一度もいいポーズをとってくれなかった「くま(仮名)」さんです。別の見方をすれば、家族がみんな揃っていたので安心して寝ていた、ということもあるのかもしれません。

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 今日のお昼ご飯です。熱量はおよそ900キロカロリで、いい大人が食べると健康を損ねるほどのボリュームですが、それでもペロリといってしまう私。病気がよくならないのも当然です。問題は、育ち盛りの中学生でありながらこの分量を「多い」と敬遠したり残したりする子が結構多いことです。大丈夫なんでしょうか。

 ちなみにお値段は400円。できるかぎり国内産の材料を使い、冷凍食品は基本的に使わない、という方針でこのお値段はキツいものがあるでしょう。同じ条件で330円だった頃は1日に70食ぐらい売れたものですが、400円に値上げされてからは1日10食というところです。

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 今日の汁物はにゅうめん。二重構造で保温性のあるカップで供されます。お味噌汁だったりおすましだったり、奈良の郷土料理であるのっぺ汁だったり、逆にヨーグルト等の冷たいものだったりします。このカップを持ち帰ってしまう生徒がいたら困るなぁと心配したのも懐かしい思い出ですが、そこで油断してしまうとダメ。生徒は信用しないと伸びませんが、それと同時に「絶対何かやらかすモンだ」と思って日々接していくことも大切です。そうでなければ大人の値打ちがありません。

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 本日のご飯ものはちらしずし。錦糸卵と紅生姜が別に添えられていますのでそれをのせていただきます。酢の加減もなかなかで、酸っぱいものが苦手な生徒でも食べられるように苦心されていることがうかがわれます。ご飯の量は300グラム程度の「大」が基本で、特に希望すれば「小」にすることもできます。「小」を選択しても値段は変わりません。

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 今日のおかずです。錦糸卵と紅生姜の入っているところには普段はちゃんとしたおかずが入ります。そのせいもあって、白玉餅(みたらしだんご)、あるいはたこ焼きなど、炭水化物関係で熱量を稼いでいるのでしょうか。揚げ物はロースとんかつです。

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 今日は本当にいいお天気で、iPhoneのカメラでは露出オーヴァー気味でしたが、午後からは曇り空、そして最後には雪がちらつく空模様となりました。明日のWAGNER神戸に行くために車のタイヤをスタッドレスに・・・・・なんて考えたのですが、思った以上にショルダー部分が減っていましたので今シーズンの使用は諦めざるを得ませんでした。さて困りました。今頃から冬タイヤなんか探すのは出遅れ感バリバリですね。入手不可なら、この冬は降ったら乗らない、という方針で乗り切るしかなさそうです。

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 ウィンクする「ちち(仮名)」さん。というのはウソで、眠たくて仕方が無いのに、ケージの前で飼い主がカメラを構えている、早くどこかへ行かないかなぁ、というところです。片目をつぶって見せているのではなくて、眠いので片目だけ開けてこちらを見ているのです。

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 近鉄山田線、伊勢市駅のひとつ中川寄りにある宮町駅。これまで何度も通過してきた駅ですが、先日、初めてこの駅に降りる機会を得ました。朝のラッシュ時にごく一部の急行が停車するほかは普通列車しか止まらない小さな駅、というイメージだったのですが、降りてみるとイメージとかけ離れた光景に違和感を覚えます。

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 こんなに牛肉がおいしいんだから、(それまで飼っていた)豚なんか捨ててしまえ、というのが屋号の由来だと伝えられる豚捨さん。近くまで行くついでがあったので、本店でコロッケとメンチカツをお土産に仕入れてきました。いつも神宮内宮近くのおかげ横丁にあるお店を利用していましたので、本店にお邪魔するのは初めてです。

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 手前の小ぶりなのがコロッケ、奥の丸いのがメンチカツです。やはり肉屋の揚げ物は油に秘訣があるのでしょう。揚げないものを買ってきて家で揚げてもこの味にはならないはずです。どちらも10個ずつ買ってきたのですが、うまいうまいとどんどん減って写真を撮る頃にはこんな感じになっておりました。

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 お許しをいただけたので、お店の壁に飾られていた昔の写真を撮ってきました。創業の頃なのでしょうか、大正10年頃のお店。お隣のビヤホールの看板がいいですね。そして、ビヤホールがあるほどの街中で堂々と牛を引いているというのもすごいものです。

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 お店に隣接するすき焼きなどを供するレストランの写真。実は建物もお爺さんもどうでもよくて、マツダのキャロルだ、と思って撮ったのですが、テールライトが丸いですね。記憶に残っているキャロルは四角いテールランプだったし、ちょっと車の大きさがでかいような気もしないではないし。こういうのもあったのか、キャロルでは無くて別のクルマなのか。もう一度お店に行くことがあればしっかり確かめてみたいと思います。

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 同じお店が大きくなってオープンしたとか、そういうときの写真でしょうか。懐かしいピックアップトラックが写っています。キャロルのついでに思い出しましたが、私の実家の近所には平成に入ってもまだ、動く状態の日野コンテッサがおりました。子供の頃はやかましい車というイメージしかありませんでしたが、今にして思えば、「乗らなくなったら譲ってください」とお願いすれば良かったかなぁ、と。昔の車は大変ですけれど本当におもしろいですものね。

 昭和恐慌の頃、参宮急行電鉄の終点「外宮前」駅として開業し、すぐに路線が延長されたので途中駅となってしまった宮町駅。その名残なのでしょう、駅前の広場は異様なほど広く、そこから続く町並みは綺麗な区画と広い道路が印象的です。しかし、今の日本の地方都市の典型で、誰も歩いておりません。シャッター通り商店街と同じ雰囲気なのでした。

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 帰途、松阪駅で出会った団体専用車「楽」。の2階席。この高さで撮れるというのは、こちらもビスタカーの2階席に座っていたからですが、ビスタカーも、この「楽」も、勢いがあった頃の近鉄の車両。この春のダイヤ改正では運転コストを数十億節減するために思い切ったことをやる、などと噂されている現在の近鉄には、かつての勢いは感じられませんが、それはそのまま、今の日本の姿でもあるのでしょう。

 身を切る改革、なんて言いつつ、結局は一般公務員の給料だけ減らしておけば国民が納得すると思っている議員たち。そうなるとこの先、優秀な公務員なんてものはいなくなりますから、今のうちにいろんな仕事をどんどん民営化していかないと大変なことになります。手始めに公立学校を全廃して全部私立にする、市役所や水道局のやってるサービスなんかも全部民間業者にまかせてしまえば良いのです。異様に広々とした宮町を歩きながら、そう遠くない将来、この国はすべての街がこんな風になるのだろうなぁと思ったことでした。

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 いわゆる「美輪さん」のポーズを決めている「くま(仮名)」さん。美輪明宏さん、あるいはそれに匹敵するようなマダムがソファなどに身を預けている様子を連想させるので、我が家ではこの姿勢を「美輪さん」と呼んでおります。2頭いる犬のどちらもやりますけれども、やはりビシッと決まるのは「くま(仮名)」さんの方ですね。

 今日は夜中にプロバイダのメンテナンスがあるので早めに更新しなければなりません。それなのにネタが見つからない・・・・・というところでこのポーズ。そして、偶然にも今日は1月25日となれば、やっぱり天神さんのお話になります。

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 先日、今年社会人になったという同僚と一緒に業務中、「なにか書くものを・・・」といわれたので、ササッとキャップレスを取り出して手渡しました。内ポケットには多機能ボールペンも入っていたのですが、あえてキャップレス、というところがヘンタイらしいところです。

 書きにくいと渋るのかなと思ってみていましたら、彼はなかなかに気に入った様子。たたみかけるように、これが萬年筆だよ、しかもノック式で持ち歩きにも便利、と宣伝しましたら、最後の「ノック式」というところに特に惹かれたようでした。この簡便さでこの書き味。やっぱりわかる人にはわかるのですね。

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 空海を筆頭とする「三筆」には入っておりませんが、幼少の頃から才能に恵まれていたという菅原道真にちなんで、自宅からもほど近い菅原天満宮では、毎年3月に筆供養をはじめとする「筆まつり」が開かれます。筆が奈良の地場産業であることも関係しているのでしょう。

 菅原道真が太宰府にむけ出発したのが1月25日。亡くなったのは2月25日。天神様と25日はしっかりと繋がりがあるのです。

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 菅原道真の家系は、もともとは土師氏と名乗っていたものです。私が30歳手前まで過ごした実家の最寄り駅が「土師ノ里」で、すぐ近くにはこれも菅公ゆかりの道明寺天満宮があります。そこから奈良へと移り住んで、今は毎日の通勤時「菅原」というところを通り過ぎております。しかも私は丑年産まれ。少なからず菅公にご縁があるようです。

 学問もダメダメ、字を書かせてもひどいもので、さらには仕事も全然できませんので、いやぁ、ご縁がありますなぁなんて言ってるとそれこそ天神さんのバチが当たりそうですが、(萬年)筆を少しばかり集めているということでお許しをいただきたいところです。

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 せっかく有望な新人を見つけましたので、本日登場したような、書き味に自信あり、というのを試筆させて萬年筆沼に引きずり込んでみようかと思っています。若いつもりが気がつけば半世紀も生きてしまいましたので、残り時間も少なくなってきました。いろいろと楽しませてもらっているのですから、やはりこの文化を後の世に引き継いでいかなくては、という気持ちになりますね。手書きのチャンスがどんどん少なくなっている今だからこそ、気持ちよく手書きをする、という楽しみを知ってもらいたいものです。

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 シャッター音に気づいて目を開けたものの、とろんとした目をしている「ちち(仮名)」さん。このときは家族の者がこたつで「自然死」していたので、ふだんよりも落ち着いて寝ておりました。それでも、飼い主がそばに来たらすぐに目を開けて反応する、なんてところは、やっぱり犬のかわいらしさです。

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 最近、仕事のお供として活躍してくれているのがこちら。こんなご時世ですので、ファイルの保存にはハードウェアレヴェルで暗号化してくれるHDDを使うのが無難です。それならしっかりした据え置きのものを、と思いますけれど、諸事情によりそれはかないませんので、妥協点としてはこのあたりになります。フォルダアイコンの形をした筐体に、うまい具合にUSBのコネクタを収めるようになっているあたり、デザインした人はきっと気に入ってるんだろうなぁ、と思わせられます。

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 先日、新学期を目前に控えて忙しく準備をしているタイミングでポォ~ンと逝ってしまった先代。 これはまた、実にすっきりとUSBケーブルやコネクタを筐体の外周に収納できるようになっています。一応、本人の名誉のために申し添えれば、ハードウェア的に逝ったというわけではなく、PC本体の電源が落ちたのに巻き込まれて論理情報が飛んでしまったというだけのことです。まだこの中にはしっかりとデータが残っておりますが、おそらくはそのすべてがサルベージ済みですので、もうしばらくしたら初期化してやろうと思っております。

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 一時しのぎのつもりで中古品を手に入れて、結局は一番使い倒していたのがこちら。快調とはいえ中身のHDDは相当な高齢者ですから、壊れて一番納得なのもこの個体ですが、これがそんなそぶりも見せずに元気に働いております。現在は予備の予備、2台目のバックアップ機として活躍してくれております。使い勝手の良い長い目のケーブルを筐体の周りにぐるりと巻き付けるタイプ。見た目は良くありませんが一番使いやすいのも事実です。

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 日本橋の妖しい電気屋巡りをしていたときに、レジ横に無造作に積まれていたので確保してきた小型HDD。USBフラッシュメモリでは容量が足りない、なんて時に出動しておりましたが、容量20GBではやっぱり不足、という場面が増えてきて、最近は惰眠をむさぼっていることが多くなりました。こうしてコネクタを収納してしまえば、ピースやホープの箱ぐらいの大きさで持ち運びには便利ですが、小さすぎて紛失する危険が大きいのも事実です。

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 以上、ワンコが丸くなって寝ているのに触発されて、ケーブルを巻き付けるポータブルHDDのご紹介でした。もっと強固で安心なストレージがあればいうことナシなのですが、当面は怯えながらこういうもののお世話にならざるを得ません。非常に危うい利便性です。

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 されるがままの「くま(仮名)」さん。これでは美貌も台無しですが、抵抗もせず、逃げようともせずじっとしております。実は彼女、首の付け根あたりをホジャホジャといじられるのが大好きなのです。ケージがあって、その前で長女が寝転んでいる。ふと目が合って、長女が手を伸ばしてもじっと動かずこんなことをされてしまったのです。

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 そうなる直前はこんな感じ。マズルを弄くり回されても怒らなくなりました。小さい頃は頭を撫でられることすら嫌がっていたことを思うとたいへんに成長したと言うべきか、年老いたと言うべきか。いずれ「ちち(仮名)」さんもこんな風に枯れてくるのでしょうか。

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 銀色のペンを並べてみました。それだけだと抜群の存在感を誇るPILOTエリートですが、ここでは完全に引き立て役に徹しております。杉綾模様のプラチナ・プラチナ、名古屋の社長の手に落ちたかのか、はたまた松崎しげるになったのかと思うほどに黒くなっております。これだから銀製品はたまりません。使って磨けてしまったらどうしよう、と手に取るのもこわごわでしたが、しっかり硫化が進んでおります。

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 洗浄中の一コマ。水の色に注目です。なんともおいしそうなお茶、という色をしておりますね。堅物のペンなので、インクだけはちょっとひねってイタリア製、スティピュラのグリーンを入れてあるのです。定期健康診断を兼ねての洗浄。このインクが緑色だと実感するのはこのときだけで、使っているときには黒インクにしか見えません。

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 お好み焼きにふりかける青海苔粉、みたいな感じの色です。イタリアということで派手目、明る目というイメージを勝手に抱いてしまいますが、インクに限らず、イタリアものは案外暗い色、落ち着いた色が多いように思います。それでいてお洒落という、私にとっては最も遠く離れたところにある存在ですが、だからこそイタリアものに惹かれてしまうのかも知れません。

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 書いてすぐの文字、インクをぬぐってすぐのティッシュ、こういうのを見るとやっぱり緑ですが、でも、時間とともにどんどん黒くなります。かつて1万円トレドを手に入れたとき、こういう、緑がかった古びた黒、というのをイメージしたインクを石丸さんに作ってもらいました。それならはじめからこのインクをトレドで使えばいいようなものですが、やはりイタリアのインクということでちょっと腰がひけてしまったのです。モンブランのレーシンググリーンといい、この緑といい、黒だ、と主張すれば通ってしまいそうな渋い緑色、まさに抹茶の色ですね。けっして、濁った池の水の色ではありません。

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 本当に熟睡している「ちち(仮名)」さん。ストロボを焚かずに4枚撮ってカメラがいいとこ取りをしてくれた写真に少し修正かけて明るめにしています。飼い主も寝室へ行ってしまったし、寝る以外にやることがない、ってことなんでしょうが、こうして撮影している間、耳ひとつ動かさなかったのは犬としてどうなのだ、と意地悪なことを思ってしまいました。まぁしかし、犬たちが家の中で安心して眠ってくれるというのは実にありがたいことです。

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 最近はこの手の飲料が増えています。一通り「おいしい」を追究したので、あとは目先を変えることもやっていかないと差別化できないのでしょうね。和スタイルと言いますが、作家ものの「茶碗か?」と思うようなカップでコーヒーをいただくこともありますし、コーヒー自体、もう立派に和の文化に取り込まれているような気もします。

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 砂糖とミルクが入っているので、普通なら絶対に手を出さないのですが、駅のホームの自動販売機、温かい飲み物で売り切れていないのがこいつだけだったので逝ってしまいました。考えてみれば、誰も手を出していなかったということですね・・・。

 カゼイン・・・なんてのを見て、おぉ、コンウェイ・・・なんて思ってる時点でヘンタイです。

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 なめらか、深い、ほろ苦、やさしい、甘い、繊細、複雑と、およそコーヒーが美味であることを表す言葉はすべて使った揚げ句に美味さ、ときました。よっぽどおいしいんでしょうか。コンビニエンスストアなんかでは冷蔵庫にたくさん入って売られてますから、アイスでも飲むということで、そうなると肝心の美味しさが十分にわからないのではないか、と他人事ながら心配です。

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 で、コップに空けてみました。内心、少し緑がかった液体を期待していたという中二な私ですが、見事に裏切られてごくごく普通のミルク入りコーヒーの色でした。この色を見て、ここは突っ込むところやなぁ、と思いました。抹茶はいってるっていうけど、ようわからんなぁ。確かに色はまっ茶やけど・・・・・。

 明日に続きます。

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 鼻をググッと伸ばす「くま(仮名)」さん。飼い主が帰って来たのでケージの外に出て一緒に遊びたいとワァワァ言ってる最中の一コマです。当面の目標はケージから出ることですが、何かおいしそうな匂いがするとやっぱりそっちの方が優先になってしまうあたり、昔の人の言う「畜生の悲しさ」というやつでしょうか。でも、それがペットのかわいらしさの根源なのではないかと思います。

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 今朝は朝一番にかかりつけのお医者様へ行って検査を受けて薬をもらおう。お医者様はJR関西本線加茂駅前なので、そこから関西本線に乗ること3時間半で名古屋に到着だ、なんて考えておったのですが、身内に不幸ごとがあったので計画はキャンセルとなりました。昨日訃報を聞いてさっそくお悔やみを、とご自宅を目指すも、前回訪ねたのが高校生の頃でしたので、街の姿がすっかり変わっておりました。

 カーナビゲーションもgoogleMapも、ウソばっかり教えやがって・・・・という感じでしたが、開発される都度、番地がつけられていってぐちゃぐちゃになっているのでしょう。ニアピン賞をもらえるほどの近所をうろついていたらしいのですが、3時間ばかりあたりを走り回って、結局たどり着くことができませんでした。

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 お通夜が執り行われた葬祭会館は、幹線道路沿いにあって、公共交通機関を使って行くことができません。 けれども、京都市内に嫁いでいる妹のところに寄ってからお参りに、などというややこしいことをしましたので、クルマで行くことは諦めました。奈良から京都へ近鉄電車で行き、阪急電車で大阪へ帰ってきて大阪市営地下鉄から南海電車に乗り継いで最寄り駅へ。できるだけ近くまでバスを使って、最後は徒歩です。

 お通夜が終わった後は冷たい雨が降り始め、タクシーを呼ぼうにも空車が無い状態でしたので、今度は駅まで徒歩。高校生の頃、地理の課題でこのあたりを歩き回って「地域調査」をやったなぁ、なんてことを思い出しながら、暗い道をできるだけ早足で歩きます。巨体を支える脚が悲鳴を上げますが、けっこう気持ちが良いのも事実。ほどよい運動で、電車に乗ると大変気持ちよく眠り込むことができました。

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 私がふだん行動する範囲内には、マクドナルドやモスバーガー、ケンタッキーフライドチキンにミスタードーナツ、ついでに吉野家、すき家、松屋に中卯と揃っております。大阪育ちの身としてはドムドムが無いのも残念ですし、すがきやもすっかり消えたなぁと寂しく思うのですが、こうした「味や安全性はともかく、パッパと食べられる」っていうお店としてけっこうメジャーであるはずのロッテリアが無いのです。

 歩いて駅までたどり着いたら、あたたかく迎えてくれたのがロッテリアのでっかいL。いい具合に店内も空いてそうなので、ここまで歩いて消費したわずかなカロリーを大幅に上回る「軽食」をとりました。こういうことだから病気が進んでしまうのです。

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 マカロンか?と思ってしまいますが、けっこう有名だというお店のチョコレートをさまざまな味のバンズで挟んだチョコバーガー。今年もまた、私のようにモテない男性にとっては「行」と思えるシーズンがやってきたのですね。最近はそれほどでもありませんが、中学生、高校生だった頃にはTVのCMが全部それに変わったのかと思えるほどのチョコレートずくしでとても苦痛でした。「今年はもらえるの?」なんて家族に聞かれるのが一番辛いのです。これから一ヶ月、そういうネタを若い男性に振るのは控えた方がいいと、私は主張いたします。

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 カビではありません。これはアールグレイバンズ。このチョコレートバーガー、大きさはマカロンそのものですね。ガシッと噛むと二口ほどで胃袋の中へ。当たり前ですがバンズからはしっかりアールグレイの香りがいたします。

 もうすぐ2月。節分は海苔問屋の陰謀で巻き寿司マルかぶり。バレンタインデーは菓子屋の陰謀で女性から男性にチョコレート。商売繁盛もいいのですが、せめてチョコレートだけでもやめて欲しいものです。どうせ少数意見でしょうけれど。

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 「くま(仮名)」さんを毎日見ていると、少々綺麗な犬を見ても「美人やなぁ」とは思わなくなってしまいます。それほど彼女は美人なのです(親ばか)が、その反動でしょうか、普通なら十分可愛いはずの「ちち(仮名)」さんは、我が家では「イマイチやなぁ」などと言われてしまっております。実に気の毒な話ですね。

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 なかなか手に入らないSu-Penですが、交換用のペン先はそれ以上に手に入りにくくなってきています。Su-Penそのものはペン先を他の軸に移したあとで遊ばせておくのが惜しい出来なので、そのまま使うだけで十分満足できます。しかしそれでも、ペン先はペンシルホルダー(エクステンダー)に取り付けて使うことができる、と聞くと、ぜひやってみたいという気持ちになってしまいます。

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 カトウセイサクショのセルロイド製ペンシルホルダーにSu-Penのペン先を取り付けたところです。文具店でよく見かける金属製の鉛筆補助軸と違って、これは軸内のバネで鉛筆をおさえますので、いわゆる口金がありません。ですが、この位置までズボッと押し込むとしっかりといい具合に固定されます。

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 同じカトウセイサクショ製の萬年筆と記念撮影。この2本をポケットに挿しておくのがよさそうです。でも実際は、何事につけても面倒くさがる私のこと、せっかく手に入ったSu-Penもほとんど机上で使っていて持ち歩くいておりません。

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 鉛筆補助軸として使うと、長さ的にもなかなかいい感じです。で、この鉛筆の代わりにSu-Penのペン先を取り付けてみると、それはそれでいい感じになります。

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 ちょっと短すぎるか、とも思いますけれど、実際にタッチパネルの上を滑らせてみると何の問題もありません。ただ、軸が立派すぎるので、少しペン先が見にくい感じはいたします。

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 一般的な口金タイプの鉛筆補助軸もどこかにあるはずなので、腐海の底を掘り返して見つかったら試してみたいと思いますが、あらためて眺めてみると、やはりセルロイドって綺麗ですね。機能性より何より、それだけで使ってみたくなります。

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 クッションに潜り込んでなにやら工事中の「くま(仮名)」さん。ひとしきり飼い主に撫でさすってもらったので満足していましたので、これは寝床を準備しているところでしょうか。彼女も妹分の「ちち(仮名)」さんも、クッションやケージの底などをさかんにひっかく動作をしますが、やはりこれは穴を掘るという犬の習性なのでしょうね。

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 画像を拝借してきたのですが、こんなモンが出るんですねぇ。ランセ地方でブショーと呼ばれる人たちがポケモンをパートナーとしてイクサをし、覇権を競う、ってな内容らしいです。ポケモンマスターがブショーに、バトルがイクサになってるのですね。

 なんでも、リンクっていう絆を示す数値があって、これが100パーセントになるとブショーとポケモンが最大の能力を発揮できる、のだそうです。100パーセントが最大ですけれど、シンクロ率みたいなもんなのでしょうね。

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 まだ昭和の時代、おそらくはこのパナソニック製のMSXで「信長の野望」を楽しんでいたのだと思います。大学生の時に手に入れたMZ-2000では動かなかったはずですし、その当時においてはある意味究極のゲームマシンであったX-1、これは持ってなかったはずなので、おそらくMSXかな、と。ただ、信長を選ぶと勝てないので、別の武将を選んで全国制覇に持ち込んだ記憶があるので、初代ではなく「全国版」ってやつで遊んでたのでしょう。

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 このX-1、欲しかったんですよねぇ。究極の8ビット機でしょう。SHARPお得意の自動カセットテープメカ、コレも良かったです。プログラムをロードしなくてはならないときにはカチャッと自動で蓋が開くんです。他社ではタイミング見計らってテープレコーダーのプレイボタンをおし、さらに終わった頃を見計らって停める、なんてテクニックが必要でした。

 その昔、「Macを使うには車(あるいは家)が買えるほどの金がかかる。」なんて言われたものですが、結局Mac使いにならなかった私も、こういうPCだのガジェットだのに使ったお金のことを考えると怖くなってきます。若い頃からそういうお金を使わずに貯蓄していたら・・・・・なんて、歴史に「たら」はないんですが、つい考えてしまいます。

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 でも、職場の人以外でお付き合いいただいている人を思うと、これ、結局はそういう「無駄遣い」をしたからこそ知り合えたりお付き合いできたりしている人たちなのですね。犬を飼うなんてのも、とっても無駄なことですが、そのおかげでこうしてBlogを書くなんて経験にも恵まれました。

 信長の野望で全国制覇するにも、まずは内政を充実させてお金を貯めないと何もできません。 どこまでは「投資」で、どこからは「無駄」なのか。全国制覇より難しい問題ですね。

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 帰宅した飼い主にケージから出してもらい、ひとしきり暴れ回ったあと、満足そうにくつろいでいる「ちち(仮名)」さん。ちゃんとこういう、優しい表情もできるのです。

 風は冷たかったものの、比較的暖かな日ざしに恵まれた今日、午後から生徒諸君が私立高校へ願書の提出にでかけましたので、ちょっと気になってその様子を確かめてみようと、午後から少し校外に出ておりました。

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 生徒が自分で手に入れた私立高校の願書は、まずすべての書類を預かってチェックし、生徒と保護者が記入すべき部分を鉛筆で囲んだり、薄く下書きをしてから返却します。家庭から書類が戻ってきたら、記入漏れや誤記などがないかを複数の教員でチェックして、OKとなれば生徒の顔写真や受験料振込の証明書などを貼り付け、必要に応じて校長の職印なども捺します。それを報告書(いわゆる内申書)とともに厳封して生徒に手渡し、「気をつけて行ってきなさい。」となるわけです。

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 昨今増えている郵送での出願しか受け付けない学校については、生徒一人一人の出願用封筒を全部チェックしてから厳封して、「ポストに入れちゃダメですよ!」と念を押して生徒に持ち帰らせます。初めてという生徒も多いので、郵便局でトラブっていないかどうか、学校近辺の郵便局を巡回していたのですが、その途中何度か車を駐めて薬師寺を撮りました。

 綺麗に色がついているのが西塔で、素屋根に半分隠れているのが「凍れる音楽」といわれた東塔です。かの西岡棟梁はこの東塔の前に1日座って観察し、「歪んでるわ」とおっしゃったそうです。江戸時代だかの修理で全体のバランスが崩れているのを見抜かれたのです。ちなみにその後に見えるはげ山は山焼きで知られる若草山です。三笠山などとも言われますが、阿倍仲麻呂が歌に詠んだ御蓋山とはご近所ながら別の山です。

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 金堂と大講堂の間あたり、かつてAKB48のコンサートなども行われた広場にクレーンをたて、ここで素屋根を組み立ててから鉄板の上をスライドさせつつ東塔にかぶせていく、という工法がとられています。これは、工事中であってもお寺の拝観を可能にするためです。

 拝観料700円なりを払って中に入るほどの時間もありませんので、外から撮るばかりでしたが、薬師寺の塔を望遠系のレンズで撮るといったらこれしかありませんね。

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 修理が完了するのが2018年ということで、しばらくお別れです。身収めすなわち見納め、ということになりますね。寂しくなりますが、案外6年というのはすぐにたってしまうものかも知れません。その間は、しっかりとこのペンで字を書くお稽古でもして過ごすのが良さそうです。

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 今日は何から何まで長女がらみのネタ。まずこの「くま(仮名)」さんのあられもない姿をとったのが長女。私には撮らせないのですが、長女には何でも撮らせるんですねぇ。だいたいこういうときは、静かに寝ているなぁと思ったらグワッとかいいながら寝返りを打って、そして前脚でマズルを抱えるようにこすります。その際、なぜか口を開いてニャアニャア言うのが特徴です。そしてカメラを向けると、私が相手ならすぐに立ち上がり、長女が相手ならこうやってポーズをとるのです。

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 これも毎月長女のもとに届けられる ちょこちょこ です。いつもは笑ってしまうほど本当にちょこっとした内容なのですが、今月はなかなかに豪華です。これ、いつもなら二ヶ月でこれくらいの分量のはずですが、為替の加減とかで原価が下がったのでしょうか。

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 いわゆる口取りですね。最近は、というよりもともとノートなどを使わない人ですので、こういうものを帳面に貼り付けてサッと目的のページが開けられるようにする、なんてこと、これまでの人生で経験したことがありません。これから先も多分無いでしょう。ずぼらなクセして変に几帳面なので、一旦こういうものを貼り始めるとそれが目的になってしまう、というのもやらない理由のひとつです。

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 こちらは定番の付箋紙。いつもながらシュールな柄ですが、こういうのを楽しみながらどんどん使って、なくなる頃には別のものが届く、っていうのがいいんでしょうね私みたいに使い切れないほど買い込んで惜しみながら使うようではいけません。もっと自然体で文房具と接するべきですね。

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 シャープペンシルとボールペンのセット。チープ感ばりばりですが、職場なんかで使っているとすぐに行方不明になるものですから、高価なものは要らないということもいえます。書き味がどうのこうの言っても、必要なとき手元になければそもそも書くこともできないのですから。

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 一番気に入ったのがこのスタンプ。個人的には夏休みの宿題にポンポンと捺してあげたいです。夏休みの宿題よくできました、ということでWellDone、そしてなにより、よく焼けてますねぇ、っていうことでWellDone。よぉく焼いてくださいって人は少なくて、ほとんどの人がレアとかミディアムとか言いますね。ちなみに私は「普通に焼いてください」と答えます。

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 熟睡しているように見えて、実は目を開けて寝ている「ちち(仮名)」さん。いつもなら帰宅した飼い主に哀願すると「おぉそうかそうか」なんていいながらケージを開けて外で遊んでくれるのに、今日は音沙汰なしなので、しつこくキュンキュンいってたのですが、それでも反応がないとみてフテ寝してしまったところです。そぉーっと近づいてシャッターを切ってもあえて知らん顔。それでも、お目々はパッチリ開けてこちらを見ているのですが・・・・・。フテ寝しているあいだに、本当に眠気が襲ってきたのでしょう。

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 彼女たちのケージには給水器がつけてあって、赤ちゃんの頃からそれで水を飲んでいます。「くま(仮名)」さんなんぞは若い頃は本当に気が強くてイラチでしたので、少しずつしか水が出て来ない給水器にいらだってよくパイプを噛みまくっていたものです。それでも、彼女たちのケージに水鉢など置こうものならすぐにひっくり返してしまうので、かわいそうだと思いつつも慣れさせるしかない、と今に至っています。

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 ペットショップの福袋に入っていた循環濾過式の給水器。これですと犬本来の飲み方で水が飲めます。ケージにつけた給水器ですと舌の表側で水を舐めとるように飲むわけですが、もともとは舌の裏側で巻き取るように水を口の中に運び入れる本当の飲み方ができますし、フィルターを通って循環する「ファウンテン」ですから、何となく犬にとってもおいしい水なのかな、という感じがします。

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 そこのところは、実際に飲んでいる犬に聞いてみないとわかりません。 玄関の土間において、お散歩から帰って着たらすぐに飲めるように電源を入れてやるのですが、さすが我が家の犬たち、飼い主に似て新しいものや珍しいものが好きなので、今のところは喜んでがぶがぶ飲んでおります。フィルターは定期的に替えてください、なんて書いてありますが、福袋に入っていたような製品ですから、どこでフィルターが手に入るのかすら不明です。

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 お散歩から帰ったらケージの中でドテッと休憩して、しばらくたったらお腹が空いてくるのでおやつをねだる、ということになります。ペロペロキャンディみたいな形をしたこのおやつは、犬が欲しがったわけではなくて、パッケージを見ておもしろがった飼い主が喜んで飼ってきたもの。中身ではなく、あくまで袋の画が目的です。

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 可愛らしい女の子のワンちゃんが、かわいくおやつを舐めている画。こういうのは良くありますね。擬人化されて女の子っぽい髪型のワンちゃんです。我が家は2頭とも女の子ですけれど、おやつを食べているときは静かではあっても女の子らしい感じはしません。

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 犬をつかまえて男の子だ、女の子だなんていってるやつは俺の前から消えな・・・・・ってハードボイルドに言い捨てそうな画。この絵が今回の主目的。あとは、同じシリーズを全部揃えるか、ってなのりでついでに買ったものです。どのくらい信憑性があるのかわかりませんが、興味のある方はハードボイル度診断をどうぞ。

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 哀れというか、意味不明というか、なぜかワンちゃんの顔が逆さまです。何か意味でもあるのでしょうか。小麦や鶏卵を使っていない、ということは犬の健康にも配慮されているのでしょうね。最近はアレルギー体質の犬も増えているようですし。ちなみに我が家の犬たちにこのおやつを与えると、だいたい2,3分は静かにしていてくれます。それだけ顎の力も強くて健康ということですから、喜ぶべきことなのでしょうね。

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 ながながと体を横たえて気持ちよく眠っていた「くま(仮名)」さん。これはオモロイと1枚撮ろうとしたら目を覚まして、ぴーんと伸ばしていた前脚を折ったりしてすこし取り繕ったりするのがおもしろいところです。どうもトイレシーツの肌触りが気持ちよいらしく、こうして寝るのですが、そのくせ、退屈するとびりびりに引きちぎってしまうのです。

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 数日前、su_91さんも紹介されていた大須の新名所(になると期待されている)ペンランドカフェの階段です。入り口のマットはさすがに契約のこともあるのか旧店名のままですが、階段の蹴り込みは見事に変貌。それだけではなく、階段の周りの壁にもさまざまな筆記具関連の掲示物が掲示されていて、ゆっくりと周りを見ながら上り下りしたくなる感じです。ただし、魔の階段と言われたほどの急な階段ですから、あまり掲示物に気をとられていると実際危ないのも確かです。このあたりは、どーむさんのところでご覧になるのがよろしいでしょう。

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 引き戸を開けて店内に入るとこんな風景。光量があるところで無理にストロボを焚いて、少し見えにくく撮ってありますので、ぜひ足を運んで感動してください。この右手に注文カウンターがあって、そこで飲み物や食べ物を注文してからお席へ、ということになります。

 東西の二右衛門半揃い踏みのWAGNER広島大会のあと、危険物輸送を請け負われたBromfieldさんを名古屋で(予定通り)途中下車させて一緒に訪問したのですが、そのときカウンターではこんなスネークマンショウみたいな会話が。

お客「これは・・・・・」

店長「あ、これ、萬年筆です。開店セールでお得に販売してますので、いかがですか?」

お客「えっ、あぁ、はい・・・・・」

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 私たちはそのあと、飲み物を飲んで少し時間を潰してから階下でラーメンをいただいたのですが、その間に先ほどのお客様、3本ばかりお買い上げになったようです。なかなかいい出足ですね。

 煌びやかな萬年筆が所狭しと並ぶ店内。長い時間見つめていると吸い込まれそうで危険です。なんでも、この先まだまだペンが増えていく予定なのだとか。怖い話です。

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 やっぱり出ましたね、ペン先時計。フルにねじを巻くと2日ほど稼働するそうですが、飲食スペースにはこいつがデンと鎮座しています。こんなもん飾っておいて売ってくれと言われたらどうするんですか?という質問に意味ありげに笑うオーナーでしたが・・・・・。

 その後、北海道はじめ各地から何人かが合流してしばし歓談した後解散となりましたが、萬年筆が飾られていることを抜きにしてもなかなかに居心地の良い空間です。実際、年齢も性別も、そしてグループの構成もバラバラな何組ものお客さんが途切れることなく来られていて、常にほぼ満席という状態でした。

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 家族連れで来られていたお客さんも何組かあったのですが、お母さんと子供が飲食している間、興味なさそうに(装いながら)ペンを眺めているお父さん、というパターンが繰り返されておりました。さてお父さん、あとはいかにバレずに購入するか、ですよ。運が良ければお店のオーナーから直々にその方法を伝授してもらえるかもしれません。

 本当はこの後、名鉄電車で東岡崎へ、という予定もあったのですが、このお店の居心地が良すぎて気がついたらタイムアウト。名古屋は遠いのですが、何のかんのと理由をつけて通ってしまいそうなのが怖いところです。

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 ひとしきり遊んでもらった後は放心状態でおとなしくしている「ちち(仮名)」さん。5人家族のうち4人までがリヴィングルームに集まっていても知らん顔なのに、飼い主である私が現れるとさぁ大変。早くケージから出して遊んで頂戴と2頭ともに大合唱です。今日もまた、毛まみれになりながら彼女と格闘したことでした。

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 どうも体調が良くないなぁ、という感じで、結局本日の岡崎行きはキャンセル。15日に何とか顔を出せたらと思いますが、難しいでしょうねぇ。もし行けたら、せっかくなので法王にこいつを調整してもらおうかな、などとも思いますが、探せば調子の悪いペンはまだありそうです。何より日曜日なのでペンクリニック自体混雑しているかもしれませんね。

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 体調は悪いわ、修理から帰って来たプリンタはまともに動かないわで、今日の午後は相当に気分悪く過ごしましたが、それでも休日というのはいいものです。どことなくゆったりした気分になります。家からもそう近くなく、混雑が激しいので、ふだんならあまり行く気になれないお菓子屋さんに行こうか、という気になりました。

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 行った先でたまたまもらったストラップ。iPhone使いになったのでストラップは不要ですが、とりあえず「変なモン」ですのでご紹介。地元ではよく知られたおかきで、何種類かあるうち、一番人気がこの「ころもち」というもの。それを縮小してストラップにしたものです。

 このおかきのいれものがオレンジ色の缶で、 あり得ない頻度で転勤を命じられる会社員が登場する人気TV番組では、「この県の家庭には必ずその缶がある」なんてエェ加減なことが紹介されておりましたが、さすがにそれは言い過ぎというものでしょう。その番組の奈良県編は不満点だらけ。きっと、他の府県でも地元の人からすると「えぇ~っ?」なことが多いのではないでしょうか。まぁ、適当な素材を流して、その合間にスタジオに集まったタレントがワァワァ騒いで1時間埋める、ってなTV番組がほとんどですから、期待してみる方がアホ、ってことなんでしょう。

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 昨日、切手の部分だけご紹介した「手紙のいれもの」です。拙Blogに登場したペンがたまたま長いこと探していたのと同じものだったので譲って欲しい、という方がいらっしゃって、それならどうぞお使いくださいということがあったのですが、それから1年たったのですね。私はすっかり忘れかけておりましたが、今も快調にお使いいただいているという近況報告をくださったものです。

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 瓶に手紙を入れて海に流す、なんていうロマンを形にしたもの、やっぱりこれも「封筒」なのでしょうか。裏側には雪の結晶の画、そしておそらく、おなじように雪の結晶を形どったものではないかと思われる紙片がボトルの中に入っています。手紙はくるくるっと丸めて入れるとして、さて、この紙はどうやって入れたのか。丸めて入れたものが中でちゃんと伸びたのでしょうか。いれものだけでも、いろんなことを考えて楽しめるものですね。

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 子供たちがわぃわぃ言ってるので見て見ると、この状態。「くま(仮名)」さんの作品です。新しく入れてもらったクッションに親友のピカチュウと鬼に金棒クッションを詰め込んでベッドメーキングしてあるのです。残念ながらこのベッドの上で優雅にお休みになっている姿は撮れませんでしたが、あんたは映画に出てくるアメリカ人女性かっ!ってな1枚は撮れました。

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 全部平らげたら、愛しい(哀れな)ダーリンが紅茶でも運んでくるのでしょうか。それとも、パーコレーターで沸かした粉の混じったまずいコーヒーでしょうか。いずれにしても彼女、ケージの中にいる時間の大半は寝ています。それは当たり前として、起きているときはベッドメーキングに凝ったり、それに飽きるとピカチュウ相手に格闘技の練習をしたりしております。

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 ウォーターマンがハーレーとコラボレーションして世に出された萬年筆。いくつかバージョンがあるようですが、私はこのタイプ、ヘッドランプを模したケースに入ったものだけを狙っておりました。オークションに出ていたものは数千円もする高額なものばかりなので指をくわえてみていたのですが、これは開始価格がグッと低かったのでとりあえず入札しておいたらそのまま終了。ようやく手に入れることができました。

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 レンズカットなんてものも、そのうち神話になるのかも知れません。最近のヘッドランプはリフレクタでコントロールするようになっていて、レンズは素通しというものがほとんどですね。でも、少し前の自動車少年たちは、CIBIEのレンズカットは美しい、いやぁ、やっぱりHeraでしょう、なんてことを熱く語っていたものでした。

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 使うときには使わないのに、使わないときには使うもの、なぁんだ、っていうなぞなぞの答としてポピュラーなのがお風呂の蓋ですが、萬年筆の箱、あるいはペンケースなんてものも候補に入れてもらえるでしょう。特に萬年筆など筆記具の箱は、筆記具を使い始めたら最後ほとんど、あるいは二度と使わないもの。場合によってはすぐに捨てられてしまうようなものですが、世の中にはそれを(中身ごと)積み上げておくのが無上の喜び、なんていう人もいるようですね。(続く)

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 何かを見つめてしっぽを振っている「ちち(仮名)」さん。柴犬なので胴輪の方が向いていそうなのですが、首輪をつけておかないと何かの時につかまえることもできないというヤンチャ者です。彼女は基本的に「おすわり」ができません。「おすわり」と声をかけるとこの姿勢ですし、「伏せ」でも同じ。「こら、誰やっ!賢うせんかっ!」と叱られてもこの姿勢です。飼い主の湯呑みに興味を示して「伏せ」をしているのですが、さすがに赤膚焼きの上等なお湯呑みはおもちゃにできません。

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 こちらは毎日使っている鞄。昔からBPには興味があったのですが、現役の頃はお値段に恐れをなして手が出ず、破産してしまってからオークションなどに出てくるものをチェックしてようやく手に入れたものです。A4サイズの書類が何とか収まる大きさで、iPad2を入れるのにちょうど良いので最近よく活躍してくれております。もともと中古で手に入れて日常使いしているので、あちこち傷だらけになっております。

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 大きめの書類があるときや分量の多いときに使うのがこちら。もともとダレスバッグが大好きで、とくにこの、上部が湾曲している櫛形ダレスというのに憧れておりました。ロウびきの革を使った英国産のものなんて渋くて良いのですが、トレドが2本ぐらい買えそうなお値段ですので手が出ません。

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 ちょっと不良なイタリア製、プラテッシの鞄ですが、これもまともに買ったらトレドぐらいの値段はします。たまたまネットオークションを眺めていたら、リサイクルショップから破格で出品されているのを見つけてうまく落札できたものです。

 「何を着てもいいけれど、こういうファッションだけはしてはいけません!」という見本みたいな格好で歩いているオッサンにイタリア製の鞄、大いなるミスマッチで、このブランドが気に入って使ってらっしゃる方には申し訳ないのですけれど、そういうことを抜きにするとものも入るし便利に使えています。  

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 で、ミスマッチの極みなのがこちら。「もらい物なのですが使わないので出品します。」ということで、ブランド名も何も表記せずに出品されていたもの。このブランドのキーホルダーとか、そういう小物を買うぐらいの値段で手に入れました。本物かどうか、ということは不明ですが、鞄としては非常に気に入って使っております。できればこういう鞄をくださる知り合いを持ちたいものです。

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 この鞄、私にとっての勝負鞄です。かつて、これに書類を詰めて交渉ごとにのぞんだことがあるのですが、交渉の相手はこの鞄を見るなり「えぇ鞄ですねぇ・・・見せてもらっていいですか。」と交渉そっちのけで鞄を撫でさすっておりました。聞けば、相当な鞄ヲタクなんだとか。

 結局、交渉の中身はどうでも良くなって、「わかりました!」ってなことになりました。ものすごい結果オーライなお話。それ以来、大事な話をするときはこの鞄を持っていくことにしております。多くの人にとってはあまり好きではない、でも、革製品好きな人にとってはたまらない、そんな香りがするのがまたいいんですね。

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 しっかりした革で、しかもほとんど使っていないので、現状、はっきり言って使い勝手の悪い鞄です。書類の出し入れにも難儀する、という感じなんですね。まぁでも、そういう運のあるブツというのは使い勝手とかそういうことはどうでもいいものなのでしょう。革の鞄も萬年筆も、実用という面でいうと???です。そういうものを好んで使っている私は、やっぱり変な人なのかもしれません。

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