じっとおすわりをしてこちらを見る「くま(仮名)」さん。赤ちゃんだった頃から、こういう姿勢をとるときは目の前に食べるものがあるときと決まっています。こういう顔をすると、飼い主が相好を崩して「かっわいぃねぇ~」となるのを知っているので、受け狙いでやっている面もあるのでしょう。
長崎のお土産といえば、カステラを外すことはできません。卵黄5に対して卵白3という、いわば黄金比というべき比率で作られるのが五三焼き。名店といわれるようなところならどこでもやっていますが、誰も彼もが福砂屋福砂屋とすすめてくださるので、ひねくれ者の虫が騒いでしまいました。眼鏡橋のたもとにある匠寛堂さんの五三焼きです。
天地悠々、と書かれた桐箱に入った1本。このお店は、皇室献上を続けてらっしゃるということで、こちらも悠仁親王ご生誕を慶祝しての製品なのだそうです。通常の製品と比べて、使用する材料もランクアップしているのだそうですが、それを受け止めるだけの味覚を持っていない私の場合、「おいしいなぁ」で終わりです。
長崎のカステラといえばこのザラメ。お母さんがザラメ嫌いなのでザラメのついていないカステラを一生懸命探し回っていた生徒もいましたが、なかなかの難題だったことでしょう。
このお店、とにかく上品で丁寧な接客が特徴。貧乏性の私はむしろ緊張してしまいますが、荷物になるからと宅配便で送った商品が届いてまたびっくり。段ボール箱にガムテープ、その貼り方の丁寧なことといったら・・・・・写真を取り忘れたのが残念です。
とっても甘くてフワフワのカステラ。以前、このお店で求めたときにはもっとパクパク食べていた記憶がありますが、今回は一切れで十分満足、もう結構、という感じでした。確実に、歳をとってきているのですね。この次長崎に行ったときには、もうカステラはやめよう、となるのかもしれません。