賢くねんねしていたのに突然抱き抱えられてクルマに乗せられ(てお医者様に連れて行かれ)た、と恨めしそうな顔で飼い主を見る「ちち(仮名)」さん。クルマに乗せられたらアレだ、とわかっているようで、行きの車中では鳴き続け、帰りはグッタリとして無音です。
飼い主も受診に慣れてきて、20時まで受付のところを19時50分ぐらいに診察券を出す、という手で待ち時間を最小限にするようにしていますが、本日もまた、受付嬢のOJTに巻き込まれて診療後に結構な時間待つことになりました。前回から1週間も経つのに、いまだに計算が合わないなんて、そんな人雇っていたら病院が潰れるんじゃないかと心配ですが、粘り強く育てていくおつもりのようです。
かなり前にお掃除しますと言って洗浄液ライニガーを詰めたカートリッヂを挿しておいたモンブラン・ボエムのパチもん、もといジェネリック。かつては中華萬年筆はすべて、見た目を上手に真似しただけのまがいもので使用に堪えないという感じでしたが、今ではそんなこともありません。むしろ中華萬と聞いて首を振ったらバカにされるぐらいです。
ながらく放置してあったので洗浄液も干上がっておりましたが、カートリッヂの槍にささる部分にはべっとりとインクが残っております。萬年筆の内部にはまだまだインクが残っていそうです。
コンヴァータが使えるなら、水を何度も吸ったり吐いして綺麗にできるのですが、ボエムはその構造ゆえその技が使えません。純正のクリーニングカートリッヂなどというものもあったそうですが、もう手に入りません。
カートリッヂが見えている時にはペン先が隠れておりますし、ペン先を出せばカートリッヂは胴軸内に入ってしまいます。尚且つ、長いコンヴァータは装着することができないのです。
そこで、ヨーロッパ標準ロングタイプのカートリッヂを使って、シュポシュポとお掃除できる道具を作れば、気持ちよくお掃除できるはずです。でも、そんなに都合よくそんなカートリッジ、それも空のものなんてあるのか、と思ったら、ありました。
職場で使おうと置きっ放しにしてあった笑暮屋さんの萬年筆。店頭で見て、この柄だけで買うと決めた一本。ほれこの通り、うまい具合にカートリッヂが干上がっております。
このカートリッヂを綺麗に洗い、工作してお掃除するための道具を作りますが、あまりにも長いのでここまでにしておきます。上手くできたら続編あり、です。