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こんにちは、谷口です。
現在就活中の方も就活を既に終えた方も、初任給の金額って気になりますよね。
初任給の額だけを重視して企業を選ぶようなことはあまりないと思いますが、どんな求人票でも必ずチェックする項目だと思います。
また、ふだんは自分が目指す業界・職種の求人票しかチェックしないと思いますが、ほかの業界や地域では、初任給の額にどれくらい違いがあるのでしょうか?
初任給は就活生だけではなく、景気動向の参考にもなるので、業界全体における指標にもなっています。
今回は2017年新卒の初任給について、いろいろな面から見たランキングをご紹介していきます。
■学歴別平均初任給
平成28年の初任給を高校卒以上の学歴別にみると、すべての学歴で前年を上回っています。
実はこの初任給、平成26年度から3年連続で前年を上回っています。一応ひとつの目安としては、景気が上向きになってきている…ということが…言えなくもない……実感があるかと言われると、それはまた別の話ですが……。
■産業別にみた初任給
産業によっても、平均初任給額にはばらつきがあります。
高卒~大学院卒までの平均初任給額と、対前年増減率です。
大学卒を切り出してみましょう。
大学卒では、初任給の高い産業は、情報通信業、建設業、生活関連サービス業,娯楽業となっています。
近年、情報通信業の初任給は上昇していましたが、ついに主要産業の中で建設業を抜いて1位となりました。
■都道府県別平均初任給ランキング
都道府県別で見ますと、上位トップ10はこのようになっています。
やはり三大都市圏の都府県が上位に入っていますね。ただし、上位に入っている地域では家賃などの生活費も高い傾向にありますので、収入が多いと実感できるかは微妙なところ。
■高額初任給企業ランキング
会社四季報と東洋経済オンラインによる、高額初任給ランキングも出ています。ちなみに平均額は21万0574円です。
最新!これが「初任給の高い」トップ500社だ | 賃金・生涯給料ランキング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
1位の日本商業開発は不動産投資事業をてがける会社で、なんと初任給が50万円。この会社と2位のGCAは昨年と同じ順位です。一方、エンジニアの就職という観点から注目したいのが、4位のKLabから始まって、上位20社までに15社ものIT系企業がランクインしていることです。
初任給32万円のKlabは「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」を共同開発したことでおなじみの企業で、まだまだ勢いがありますね。ここ数年、ソーシャルゲーム業界ではITエンジニアの争奪戦が激しくなっており、初任給も上昇傾向にあるようです。
■まとめ
全体として、初任給は増加傾向にあり、中でもIT系の企業は高いということが分かりました。
ただ、当然ですが、初任給が高いからといって必ずしも年収も高くなる、というわけではありません。残業代は別途支給になるのか、固定で含まれているのかや、そのほかの手当がつくのかなど、さまざまな要素で年収が決まります。就活生の方は初任給以外の項目も注意して見ておいたほうがよいでしょう。
あくまでも一つの目安として、また業界や企業の動向を見る指標として参考にするのがよいかと思います。
<参考>
平成28年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況|厚生労働省
最新!これが「初任給の高い」トップ500社だ | 賃金・生涯給料ランキング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
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