暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、季節の大きな変わり目を感じる今日この頃です。
旧暦二十四節気の「春分」の次候にあたり、七十二候では「桜始めて開く」という名のあるこの季節です。
各地から桜の開花宣言が聞かれますが、我が街のソメイヨシノたちはまだ冬籠りを粘っているようです。(笑)
先週末から今週初めにかけて、故郷の札幌に滞在しておりましたが、札幌では大粒の雪が横殴りに舞っていました。
ニュースでは今日の札幌も雪景色のようです。暖かい神戸に住んでいることが本当にありがたいと感じてしまいます。
桜はまだ本番ではありませんが、様々な花たちが一斉に開き始めました。
これは春の爽やかさを呼び込んでくれるラベンダーたちの群れですね。

ひっそりと咲いている野草のウツギの仲間です。

ご存知、ユキヤナギ。もうすぐこの白いちっちゃな花たちが、そこら中を埋め尽くします。

猫たちも、長い冬から解放されて、春の陽だまりの中でホッとしているのでしょう。

鳥たちも活発に動き出しました。これはカワラヒワでしょうか。

久しぶりに我が街の最南端の岸壁まで歩いてみました。春霞の向こうには神戸港のキリンたちが立っていました。

岸壁のすぐ眼の下では、一羽の海鳥が優雅にお食事をなさっておいででした。(笑)

街の中心へ戻ると、ハクモクレンの白い大きな花たちが満開です。

モクレンなどのコブシ系の花は、別名を「田打ち桜」と言い、昔はこの花が咲いたら田打ちを始め、稲の種まきをする
というように、農作業の目安となる大切な花だったそうです。

春の優しい陽も、やうやう傾いてきましたので、冷えないうちにお家へ帰ることにいたしましょう。

先日、雪降る中、札幌の赤煉瓦の道庁と庭園を臨む焼肉バルでいただいたのが、この北海道牛の中落ちバラです。

あっさりと柔らかく、肉の旨みがギュッと詰まった絶品でした。
あああー、ん、ん、んまいーっ !!ありがとう、北海道牛 !! ごちそうさまでしたー。