大涌谷の歴史 | 大涌谷くろたまご館

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History of OWAKUDANI
大涌谷の歴史

火山活動から生まれた大涌谷

約3000年前、箱根火山で水蒸気爆発による山崩れが発生し堆積物が地表を覆いました。さらに約2900年前に、小規模な火砕流が発生、冠ヶ岳ができ、また火山砕屑物が積もりました。
この2つの火山砕屑物と山崩れによる堆積物の間が現在の大涌谷と呼ばれるエリアです。
かつては「大地獄」と呼ばれていたのですが、1873年(明治6年)8月5日の明治天皇・皇后のご訪問を前に、現在の「大涌谷」に改称されました。
その後、大涌谷観光センターが整備され、観光用に噴煙や硫黄を見ることが出来るようになり箱根の代表的な観光スポットとして、多くの観光客で日々賑わっています。

明治時代の大涌谷(箱根町立郷土資料館所蔵)


明治から大正にかけて活躍した大実業家、渋沢栄一翁と大涌谷

実は大涌谷の開発には渋沢栄一翁の多大なる尽力がありました。
大涌谷から大規模な温泉供給網の構築に尽力し、温泉の供給を実現し、仙石原高原リゾートの基礎をつくりあげた先駆者です。
奥箱根の発展への思いが今も生きています。
そんな渋沢栄一翁と大涌谷の関係について朝日新聞に取り上げられました。

出典:2021年11月12日 朝日新聞(神奈川版)