朝の散歩。 午前6時半、日の出時のマサトランの空。 いわし雲がきれい。
さて、夜明けの海岸遊歩道を行く、この御方。
一輪車を押していますから、きっと大道芸人の方ですね。
メキシコでは、よく町の交差点で大道芸人を見かけます。 信号待ちの間に交差点で芸をして、ドライバーから小銭をもらう。 口にガソリンを含んで火を噴いたり、お手玉やとんぼ返りや曲乗りとか。 学芸会レベルから絶対この人プロだわってハイレベルまでいらっしゃいます。 街角の風物として、物乞いも含めてこういう人たちを排除せず、むしろ好意的に社会に受け入れられていると思います。 そんなメキシコが僕は好きです。
この方、年齢は僕と同じ60代かな。 子供のように小柄で華奢です。 軽業師なのかもしれません。
軽やかな足取り、しゃんと伸びた背筋。 まるで自由という輝く衣をまとったよう。 芸に使う小道具が詰まった荷物を背負い、こうして町から町を旅してるんでしょう。 きっとたくさんの思いや悲しみも背負って。
まさに現代の吟遊詩人だね。 どうか行方に倖ありますように。
お聴きください。 みなみらんぼう、サーカス。
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