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プラザと教会がある村の中心地からママ・ココの家に向かいます。

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10分ほど歩きます。 古い小さな家が続いています。 この先を左に曲がったところだと言われました。

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こんな素敵な家があった。 これかなと思ったが違った。

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左側のこの家でした。 この辺りでは比較的最新しい普通のメキシコの2階建ての家です。 半信半疑で中を覗いてみました。

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大きな広間になっていて、お土産物が並んでいます。 訪問は無料です。

奥を見てぎょっとしました。 ママ・ココがいる! 死んだんじゃないの?

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だけどもこれは人形でした。

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マリア・サルー・ラミレス・カバジェロ(Maria Salud Ramirez Caballero)さん、1913年9月15日生まれ。

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お会いできて光栄です。

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お土産を売っていたご家族の方からお話をお聞きしました。 ドニャ・サルー(Doña Salud、彼女の愛称)は一昨年10月に109歳で肺疾患で亡くなった。 7年前に映画が公開されてからたくさんの訪問者が来るようになって時には家の前に行列ができた。 皆が一緒に写真を撮りたがり、話しかける人も多かった。 彼女はそれが好きで一人一人の相手をしていた。 死んでからもだんだん減って来ているが訪問客が来てくれている。 

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以下はネット情報です

<ディズニーの映画製作スタッフがサンタ・フェ・デ・ラ・ラグナ村にかなりの期間滞在していたことは事実だ。 彼らがこの女性に実際に会い写真を撮りママ・ココのモデルとしたのかはディズニー側からのリリースはなく確証はないが証言があり地元では事実と信じられている。 それから確かに映画の中で再現された町の建築的側面のいくつかはこの村と正確に一致している>。 

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湖畔の小さな村で生まれ静かに暮らしてきたこの女性の109年間の人生は、最後の7年間に急変したわけだ。 ご本人はどう思っていたんだろうか?

写真の姿を見ていてなんとなくなんだけど、たくさんの人たちと一緒にいることが嬉しくて、お土産物が売れ写真撮影のお礼をいただき家族の援けになることが嬉しくて、安らかに逝ったような気がする。 そして死んでからも皆に慕われ感謝され、あの世で楽しく暮らしていると。 今は死者の日の花に包まれているだろうね。

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愛妻がマグカップを2つ買った。 毎朝、お顔を見ながらコーヒーを飲むわ。

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ママ・ココの家を後にして、僕たちは湖畔へ歩いて行った。 寂しいところだったが水面を渡る風は暖かだった。 僕もこの日の出会いをずっと忘れないようにしようと思った。

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