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朝の海、マサトラン3島を望む。

まだまだ暑いし大型ハリケーン接近中。 そうは言っても10月も末です。 こちらは熱帯地方で暑さが敵。 それでもこれから3月までほんの少しだけ涼しくなり、快適な気候になります。 だからね、今の季節は日本の雪国の3月みたいなもの。 半年以上も続いた暑くて苦しい夏が過ぎ、待ちに待った11月がやってくる。 地球の反対側は戦争でとんでもないことになってるんですが、ともかく季節に関しては心ウキウキではあります。  

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今日は浜へ魚を買いに行きました。 これもね、心ウキウキの要因です。 夏の間はあんまり暑すぎて漁師たちもあまり働かない。 捕った魚も暑さですぐに傷むし、海水温が高い時期は魚も少なくなりますし。 秋風が吹けばサワラやカツオが回ってくる。 根魚も身が締まったぴんぴんが水揚げされる。 あ~行かなくちゃ~、さかな買いに行かなくちゃ~、なんてね(うわあ、歌古っ)。

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小舟の一本釣り漁師たちが浜に戻るのは朝の9時ごろです。 漁は普通2人組ですが、仲間の漁師たちも集まって船を浜に上げてます。

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それからみんなで、魚をさばく。 素晴らしいチームワーク。 そして速いこと。 こういう作業現場を見るの好きです。 僕もずっと現場の仕事をしてきたしね。

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おろしているのはこの魚。 カワハギそっくりですが、モンガラカワハギの仲間で皮が鎧のように固い。 だから浜でフィレーにします。

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内臓や肝は、ペリカンの朝食になります。 頭や骨や皮は海に投げ捨てれば、カニやヒトデが食べてくれる。 持続可能なエコシステムですな。

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船底を覗けば、フエダイの仲間やフグがいます。

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これはルースターフイッシュ。 1m以上に育つ魚で、浜からでもルアーで釣れる。 アメリカやカナダから遊漁者が来てます。 

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本日買ったのは、これ。 カワハギフィレー2㎏。 それからカブリージャ(小型のハタの仲間)とマルアジ(現地名はチリ・ベルデ)1匹ずつ。 マルアジは1匹だけ船底に転がってました。 こちらでは買い手がつかない下魚ですが、僕は好き。 鮮度がよければですが。

このマルアジ、どうすんの? ああ、餌が無くなったから餌用に釣ったんだが忘れてた、持ってくか? ありがとう、ネコ用にいただきます(ウソばっかり)。 10ペソだ。 なんだ、売るのかよ? いやさ、ハポネス、漁師組合でただでやるのは禁止されてるんでね(く~、ウソばっかり)。 他にも買うから勉強してよ、カワハギフィレーはいくら? キロ90ペソだ。 OK、じゃあカワハギ2キロ、それとマルアジで180ペソでどう。 だからタダはダメだって、じゃあな、このカブリージャもつけて200ペソでどうだ? ああ、それでいいよ(ラッキー!)。 大サービスだからチップははずめよな。 いやあ、それがダメなのさ、消費者組合からチップは払うなって言われてるんでね(ウソばっかり、ぎゃはは)。

200ペソは約1650円ぐらいです。 これからは毎週、魚を買いに行こうと思います。

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