コロナ禍直撃!10選手欠場!嵐の仙台大会!
世の中オミクロン株もあり、コロナ感染者数激増している中、今回思いっきりそのアオリを食ったのがプロレスリング・ノア。感染者&濃厚接触者が大量に出たためになんと選手が10人欠場。清宮海斗からのお詫びムービーも公開されてました。
そんな中カード変更してなんとか挑んだ仙台大会。ノアの意地を見せられるか。WrestleUniverseで観戦したのでレポートを書いていこうと思います。
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第1試合
NOSAWA論外&YO-HEY&鈴木鼓太郎
vs
覇王&仁王&亜烈破
第1試合はペロス・デル・マル・デ・ハポンvs金剛Jr、という構図。どちらもヒールユニットではありますが、NOSAWA論外のマスクはぎなどの反則、ラフプレーが目立つことから金剛がベビーフェイス的にも見える展開に。終始悪のコンビネーションで揺さぶりをかけたペロス軍、仁王と覇王の誤爆もあってYO-HEYが仁王を押さえて勝利。誤爆の影響で仁王と覇王が不穏な空気になるも、それがまさかこんなすぐに影響するとは。というわけで続きます。
第2試合
HAYATA&進祐哉
vs
小峠篤司&大原はじめ
こちらは第1試合とうってかわってベビーフェイス同士のタッグマッチ。おそらくオフィシャルに「ノアJr」というとこういう試合なんだろうな、というスピーディーかつ丁寧なコンビネーションで見せていく試合。小峠が進をキルスイッチでカウント3、しかし鮮やか。爽やかな試合を見せてくれました。
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第3試合
原田大輔vs吉岡世起
先日HAYATAからGHC.Jrのベルトを奪取した原田。N innovationを率いるなど充実っぷりは明らか。一方の吉岡も肉体的コンディション良く、動きもキレてはいるんですが、今の立場の差、背負うものの差が出たのか。原田がこだわりのエルボーから片山ジャーマンという定番コンボでカウント3。
そして試合後、第1試合で仁王と仲間割れした覇王が原田のもとに。挑戦表明かと思いきや、「環境を変えたい!上に行きたい!ノアJrで一緒に戦ってくれ!」と、金剛離脱&正規軍入りをアピール。これを原田も認めるも、納得がいかない仁王&亜烈破が乱入、覇王に詰め寄る二人に対し、原田が「やるしかないだろ、いつやる?今!」と林先生みたいなこと言って特別試合決定!
特別試合
原田大輔&覇王
vs
仁王&亜烈破
序盤から当然覇王にターゲットを絞って攻め込む金剛組。仁王の強烈なビンタに力なく倒れる覇王、しかし猛然と張り返すなど意地を見せ、感情的になった仁王と覇王が場外で乱闘を続ける中、原田が片山ジャーマンで亜烈破をフォール。完全に共闘ムードの原田と仁王、納得がいかない金剛組。まだまだしこりは残りそうです。
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第5試合
杉浦貴&桜庭和志&藤田和之&ケンドー・カシン
vs
潮崎豪&船木誠勝&キング・タニー&モハメド ヨネ
これこそコロナのせい!みたいな8人タッグが仙台で実現!
いきなりマイバッハのトレードマークさすまたを取り出して楽しそうな杉浦軍、わちゃわちゃしながらなんとなく試合開始、
それでも桜庭VS船木、潮崎VS藤田と魅力的なマッチアップも実現、ファンキー抜きでみたかった 杉浦とヨネのどつきあいもド迫力。その後も杉浦と谷口、再び桜庭と船木のマッチアップ。カシンが場を撹乱したのちに藤田とタニーのマッチアップとなり、藤田のビーストボム一発で決着。ド迫力!
リング消毒作業。さりげないファンサービスが行われてました。いい人!
セミファイナルを前にリングの消毒時間へ。
— プロレスリング・ノア |PROWRESTLING NOAH (@noah_ghc) 2022年1月16日
そこにおもむろに現れたPERROS DEL MAL DE JAPON!
せっせと消毒作業に…!!#wrestleUNIVERSE #noah_ghc#PERROSDELMALDEJAPON pic.twitter.com/sQYLS1NTlQ
セミファイナル GHCタッグ選手権試合
武藤敬司&丸藤正道
vs
拳王&征矢学
征矢が拳王を制して先発へ。静かな闘志を感じます。力比べでも丸藤を圧倒。ショルダータックルでブチ倒すなど力強さをアピール。武藤VS拳王になると一転してグラウンドの展開になると武藤が一枚上手か。寝技に誘っていく武藤。丸藤VS拳王になると一転蹴り合いに。こうなると拳王優勢。両チーム一進一退の序盤。ここで丸藤が場外に逃れると、控えの征矢が丸藤、そして武藤もなぎ倒す無双状態へ。気合を感じます。
完全に丸藤にターゲットを絞った金剛チーム、拳王から征矢にタッチしても丸藤への攻撃が続いていきます。しかしなんとか虎王を出して武藤にタッチした丸藤。元W-1対決、ここで意地を見せたい征矢ですが、じっくりと寝技に持ち込まれ武藤ペース。丸藤にはパワー殺法の征矢、拳王にタッチして丸藤VS拳王へ。両者の蹴りあい、コンビネーションをかわしてのチョップ&キック合戦と止まらない攻防、武藤VS拳王となり、征矢がラリアット、ブルドッキングヘッドロック、キングコングニーとたたみかける。しかし武藤もドラゴンスクリュー、シャイニングウィザードという定番コースへ。カットに入った拳王も排除され、虎王&ドラゴンスクリューから武藤の足四の字!なんとか逃れる征矢!
すると武藤と丸藤が同士討ち、征矢と拳王がフットスタンプ→デスバレーボム→PFSという連携、征矢のジャンピングDDT、走り込んでの弾道、リストクラッチ式デスバレーボム、後頭部ラリアット→とどめのラリアット!としかけたところで電光石火のフランケンシュタイナー!カウント3!征矢敗れる!王者防衛!
ただ、そのフィニッシュ以外の部分では征矢学が存在感を存分に発揮していました。このフィニッシュで征矢が武藤に近づいたのか。まだ遠いのか。征矢学をずっと見てしまう。そんなタイトルマッチでした。
メインイベント GHCヘビー級選手権試合
中嶋勝彦VSマサ北宮
静かに探り合う立ち上がり、中島、ローキックを探りつつ入れていく。北宮もセントーンで反撃。引き続き足を殺していく、北宮スピアー!ここから一進一退、互いに譲らず。タフなレスリング・マッチが続き、気付いたらあっという間に20分!うそ!しかし意地、執念では北宮が上回ったか、マットに投げつけた中嶋にダイビングセントーン!監獄固め!気合の雄叫びとともに締め上げる!ビンタ連発からさらに締めるもなんとかロープ!立てない中嶋、なんどかバックドロップで返すもラリアットでカウント2、よろよろと立ち上がったところをサイトースープレックス!カウント2!
起き上がらせようとされるも立てない中嶋、マサが投げようとしたところを顔面にヒザ!ハイキック!立ち上がったたところをさらにハイキック!カウント2!上体をおこした北宮に中嶋エルボー!ビンタ!ビンタ!バーティカル・スパイク!カウント3!中嶋勝彦防衛!28分40秒!
試合後、藤田和之登場!無言での挑戦アピール!仙台大会終了!北宮と中嶋のゴツゴツしたメインイベント。華麗な技の切り返しあいなどはないですが、互いを確かめ合うような試合を見せてくれました。どこか、ずっと見ていないような会話というか。ノアらしい、無骨なメインイベントでした。
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中嶋「今日、この仙台で大会が開催できたこと、みんなが来てくれたこと、素直に嬉しいよ。」
— 男マン@skebはじめました (@otokoman) 2022年1月16日
中嶋「ノアは大丈夫だよ、オレがいる。」
中嶋「そして、オレたちは、ノアだ!」
#noah_ghc #wrestleuniverse
こうして終了した仙台大会。セミ、メインに加え、覇王が金剛離脱、というサプライズもあり、ビッグマッチらしさのあった大会でした。この逆境でしっかりと大会を締めた中嶋勝彦の頼もしさ。自分だけじゃなく、観客もノアだ、というマイク。今上昇気流に乗っているノアの覚悟が見えた。そんな仙台大会でした。