SNSをやっているとほんとうに定期的に。数ヶ月に一度見かけるんですが、女子レスラーがSNSで、物販のときに来た男性ファンが自分は名乗らずに「俺の名前覚えてる?」的なクイズを出してきて覚えてるか試す行為を受けたといい、今後そういう行為はやめてほしいと訴えることがあります。
今回インスタのストーリーでその旨をあげて問題提起していたのはスターダムの林下詩美選手。そのときのサイン会は専用の用紙にファンが自分の名前を書き、それを順番が来たら選手に渡し、選手がそのファンの名前と自分のサインをチェキやポートレートに書き込むという形だったらしいのですが、その問題のファンは用紙に自分の名前を書き込まずに「俺の名前覚えてる?」とやったらしく
もしまたサイン会が開催できたら
名前の用紙を出さずに
こちらが名前を覚えているかを
試す行為をしないで貰えると
嬉しいです
名前を覚えてるひとでも
それされるのは嫌かな
楽しいサイン会にしようね
と林下選手がメッセージを発していました。
ちょっと考えれば、自分の名前をレスラーに答えさせたところで好かれるはずもないと思うんですが、そのとき舞い上がってヘンなテンションになってて思っても居ないこと喋ってたり、言うこと考えてたけど忘れたり、ってことは自分もあることなのでファンとして認知されたいという願望を本人に試してしまう、ということもあるというのはわからなくもない。テンションおかしくなっているとはいえ、それまで試合してたプロレスラーへの敬意は忘れないようにしたいものです。
他にも嫌われるプロレスファンあるあるとして
- 選手に試合のダメ出し&アドバイスする
- 延々と自分の自慢話をする
っていうのもあります。どちらも選手に好かれるはずもないので心当たりある方はやめたほうが良いと思います。
自分が女子レスラーより年長で、社会的立場が女子レスラーより上だと思ってるファンがこういうことしてしまうんじゃないかと思ってるんですがどうでしょう。ちなみに「試合のアドバイス」は男子レスラーのファンにもいるらしいです。
このように定期的に女子プロレスラーがサイン会で不快な思いをしてファンの行動に苦言を呈さないといけない原因はいくつか考えられますが、まず女子プロレスにとって物販がすでに欠かすことの出来ない収入源になっていることや、メジャーなアイドルの握手会などにいるいわゆる「はがし」的な人が女子プロレスの物販には居ないときが多いこと、時間制限も厳密には決められていないということもあると思います。
こういう行為をなくすには運営側がスタッフを各選手前に配置して対策するとか、ファンの中で「選手に嫌われる行為」が浸透していくしかないわけで。選手がファンに直にダメ出しして追い出すとかしてしまうと帰るとき待ち伏せされて危害を加えられる恐れもあるしなかなかに怖い。我々プロレスファンが互いに注意し合うしかないけど知らない人に注意するのも勇気がいるし、いろいろままならないなぁ、といろいろ考えていたときについついツイートで
「物販で女子レスラーに自分の名前を覚えてるか試すファン話」が数ヶ月に一度は出てくる。もうその質問したファンに電流流すくらいしていいんじゃなかろうか。
— 男マン@skebはじめました (@otokoman) 2021年2月1日
と書いてしまいました。で、ツイートで書いてしまったんで思わずイラストにしてしまったのがこちらです。
まあまあ楽しそうな絵になっちゃいましたが、選手の机とファンの間に鉄柱&有刺鉄線が設置してあり、ファンから不快な行為を受けた選手が目の前のボタンを押すと電流が流れて感電するという・・・。デスマッチファンが喜びそうなサイン会な気もしてきました。ただそうするとわざと選手を怒らせる輩も出てきそう。
まあ有刺鉄線電流爆破は冗談としても、せめて選手がファンの行為で不快になったらエンタメ的に「イエローカード」や「レッドカード」を出せたりするとまだいい気がします。ファンもそれをある程度受け入れれるような雰囲気やルールを作れたり。サイン会が選手も堂々と「NO!」を言える、「そういうイベント」になるように願ってます。
で、まあ最初から結論としては
せっかく選手に直で話せるんだから、選手が不愉快になる言動は避けましょう
というのと
購入したグッズの値段以上の見返りを求めて選手の気持ちを考えない行動を取ってしまうと、ファンも選手も不幸になりがちなので気をつけましょう
っていうくらいで、こういう正論以外のことを言いづらい話題でした。
最後に自分が東京女子プロレス、伊藤麻希選手の物販に初めて行ったとき、伊藤麻希本を作ったときのエントリを貼っておきます。自分はハッキリ物販は苦手なので、「オレの名前覚えてる?」とか言える気がしません。これからも極力こっそりと物販に行って、こっそり帰ってこようと思います。今日はここで締めます。それではまた~。