3・31 ONE CHAMPIONSHIP両国国技館大会。生き様見せた青木真也!ありがとう青木真也! - 男マンの日記

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3・31 ONE CHAMPIONSHIP両国国技館大会。生き様見せた青木真也!ありがとう青木真也!

日本初上陸!というわけで、ONE CHAMPIONSHIP両国大会をAbemaTVで見ました。いや、会場行っても良かったんですが、よく見えないかな~と思ったんで・・・。

色々やりながらだったので興味ある試合だけピックアップして感想を書いていきます。なんというか、とにかく青木真也!デミトリアス・ジョンソン!ってくらいのテンションで見始めたんですが、面白い試合が多くで最後まで楽しめました。それでは御覧ください。

 

第4試合 女子アトム級 5分3R

◯V.V Mei(日本:元DEEP JEWELSフェザー級王者)
(3R 3分18秒 腕十字固め)
✕クセニア・ラチコワ(ロシア)

V.V.Meiの相手ラチコワはかなりの長身で手足も長く、そのリーチの差から最初はてこづったものの2R,3Rとテイクダウンを取れるようになるとV.V.Meiペースに。そうなると徐々に打撃も当たり始め、3R後半のテイクダウンから腕十字で見事一本!唯一日本人女子の出場となったV.V.Mei、見事に一本勝ちを収めました。

スマックガールでデビューしたベテランらしく、相手を見極めて弱点をついての勝利。ラチコワはキャリアも浅く、まだこれに勝ったからタイトルに絡む、という感じではないですが観客席を明るくした勝利。2016年、アンジェラ・リーに負けているV.V.mei、リベンジの機会が訪れて欲しいところです。

第8試合 ONEフライ級ワールドGP準々決勝  5分3R

◯ダニー・キンガド(フィリピン)
(判定3-0)
✕仙三(日本:パンクラス・フライ級王者) 

 予定カードにはいなかったんですが、アンドリュー・レオーネ欠場により代打出場となった仙三。準備期間が二週間しかなかった、ということですが、それでもダニー・キンガドと熱い打ち合いを繰り広げます。仙三が去年の2月に若松とやったパンクラスのタイトルマッチは凄かった。身体が熱くなる名勝負でした。

バチバチ打ち合う好勝負になったこの試合ですが、打撃が交錯してスクランブルになってからのテイクダウン、ポジション取りが上手いキンガド。何度かグラウンドで有利な場面を作り出し、仙三のスタミナが3R切れたこともあって判定勝利。願わくばもうちょっと万全の仙三を見たかった。う~ん、残念。面白かったけど残念。

仙三、今後ONE継続参戦するのであれば、もうちょっと堅実に上をとっていく技術を磨いたほうがいいかも。危なっかしいファイトも持ち味ですが、寝技でのフィニッシュへの道筋も欲しい。本人わかって打ち合ってるとは思うんですが、一つそこがあると打撃を打つときの安心感もあるんじゃないかな・・・。仙三!もういっちょう!

第10試合 ONEライト級ワールドGP準々決勝 5分3R

◯ティモフィ・ナシューヒン(ロシア/FILAパンクラチオン世界選手権優勝)
(1R 4分05秒 パンチ連打→TKO)
✕エディ・アルバレス(アメリカ/元UFC世界ライト級王者)

 元UFC王者のエディ・アルバレス。青木真也と2回闘っていることでもお馴染みですが、この度満を持してONE初参戦。一方のナシューヒンは初見でしたがアルバレスよりゴツい印象。しばらく静かに打ち合いが続いてましたが、ナシューヒンのフックがヒットしたと思ったらあれよあれよとアルバレスが後退。追い打ちのパンチ連打でダウンしたアルバレスにパウンドの連打でナシューヒンあっさり勝利!アルバレス負けた~!

なんというか普通に強かったナシューヒン。しかしビックリしました。う~ん・・・。

 

   

 

第11試合 ONEライト級ワールドGP準々決勝 5分3R

◯デメトリアス・ジョンソン(アメリカ/元UFC世界フライ級王者)
(2R 2分40秒 フロントチョーク)
✕ 若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)

 そして今回の「裏メイン」とでも言いましょうか。UFCフライ級で2012年から6年間チャンピオンの座を保持し、あの堀口恭司にも勝っている「フライ級最強」の名も高いDJことデミトリアス・ジョンソンの登場です。

一方の若松祐也、24歳の有望株とはいえ去年9月にキンガドに判定負けしていることもあり、さすがに荷が重いか、と思ってましたが、試合が始まると打撃で撃ち負けることもなく、テイクダウンにも対処。一時は上を取る健闘ぶり。一瞬「ひょっとして・・・。」と思わせ、観客も大盛り上がり。これはいけるか・・・?

しかし、2Rに入ると徐々にDJペースに。打撃、グラウンドで次々と攻めていき、ケージ際に追い詰めてのフロントチョークであっさりギブアップを奪ってみせました。いや強すぎ。願わくばこのまま無敗でONEチャンピオンになってもらってRIZINチャンピオンの堀口恭司との再戦が見たいもの。鮮やかすぎました。若松もよくやった!

第12試合 ONE世界バンタム級タイトルマッチ  5分5R

◯ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/挑戦者)
(3R  後頭部へのパンチによる反則)
✕ ケビン・ベリンゴン(フィリピン/王者)

 蹴りで攻めていくベリンゴン、しかしビビアーノのロングフックがまぐれっぽく当たってそこから追い詰めていくも極めきれず。と面白い試合になってたんですが、3Rにグラウンドでバックを取ったベリンゴンが後頭部に思いっきりパンチしてしまい反則負け。なんか両者納得していない感じで不完全燃焼の終了でした。

しかし清野さん、ベリンゴンに「健介ヘアー」とブチこむなど色々とイジっていて面白かった。解説はいつもの大沢ケンジ。いいコンビでした。 

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第13試合 ONE世界ミドル級タイトルマッチ 5分5R

◯アウンラ・ンサン(ミャンマー/王者)
(2R 4分41秒 右ストレート→TKO)
✕長谷川賢(フリー/元DEEPメガトン級王者/挑戦者)

 去年のベストバウト再戦、という触れ込みだったこの試合。いざ再戦してみるとすべての点でンサンが上回る展開に。ミドルキックなどでじりじりと削られ続けた長谷川が最後はパンチでTKO負け。う~ん、残念な試合でした。もう少し見どころを作りたかった・・・。無念・・・。

第14試合 ONE世界女子ストロー級タイトルマッチ 5分5R

◯ション・ジンナン(中国/王者)
(5R 1分37秒 右ミドルキック→TKO)
✕アンジェラ・リー(シンガポール/ONE世界アトム級王者/挑戦者)

 セミファイナルは女子タイトルマッチ。テイクダウンと打撃を組み合わせて攻めていくアンジェラ・リーに対して、打撃で対抗していこうとするション・ジンナン。1Rに払い腰でテイクダウンを奪ったアンジェラ・リーですが極めきれず。2R以降は打撃での打ち合いがメインに試合が進んでいきます。もともとアトム級(47.6Kg以下)の王者であるアンジェラ・リーとストロー級王者(52.2Kg以下)の王者ション・ジンナン。ラウンドが進むごとに徐々に体力の差が出てきてジンナン有利に。そこで、4Rにテイクダウンから腕十字を取るアンジェラ・リー、かなり長い間絞ったものの極めきれず。

すると5Rでスタミナが切れたアンジェラ・リー、ボディへの打撃を効かされてミドルキックでTKO負け!逆転劇というか、アンジェラ・リーの自滅のような形で決着がつきました。いや~、格闘技って怖い!

第15試合 ONE世界ライト級タイトルマッチ 5分5R

◯青木真也(イヴォルブMMA/挑戦者)
(1R 2分34秒 肩固め)
✕エドワード・フォラヤン(フィリピン/王者) 

 そしていよいよわれらが青木真也登場。これまで日本人選手で勝ったのがV.V.meiのみ。男子選手全敗、という惨状の中での期待の星と言ってもいいでしょう。しかし相手のフォラヤンは以前青木が負けている相手。格闘技でのリマッチでリベンジを果たす確率は結構低く、今回も難しいかな・・・という中でのメインイベント。しかし最近の青木は連勝していることもあり、期待もある中で入場。覚悟のある顔!

試合開始と同時にキックを放っていく青木。フォラヤンも返していきますが、先手先手をとろうとしているのがわかります。しかし打撃で分があるのはフォラヤン。右足を蹴られてバランスを崩す場面もあり、このまま長引くと・・・と思っていたら両足タックルで金網に追い詰めます!

金網での差し合いからサバ折りでテイクダウンを奪い、すかさず上になって肩固め狙い。

決まった~一本!いや痺れた!かなり全力で締めてたんで、これ抜けられたらヤバかったかもしれませんが(セミでのアンジェラ・リーの例もあるので)しっかりと一本。そしてその後の衝撃的なマイク。

35歳になって!好きなことやって!家庭壊して!一人ぼっちで!どうだお前ら!羨ましいだろ!

俺はこうやってな、明日もコツコツ生きていくんだよ! みんな俺たちはファミリーだって言うから、みんな頼むぞ、『俺たちは~(観客:ファミリーだ!)

ケツにGOって書いてあるけど、明日もGOだ!

 離婚カミングアウト・・・・?それはともかく、満場の青木コールからの「ファミリーだ!」で締め。こうしてONE両国大会は幕を閉じました。とにかく痺れた。なんというか、生き様ごと凄いものを見せてくれた青木真也に感謝と拍手しかない。そんな大会だったと思います。

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メインの盛り上がりで大成功、といっていい雰囲気で終わったONE両国大会。しかし、俯瞰で見れば日本人選手 6人中2勝、となかなかに厳しい現実が浮かび上がっているのも確か。日本人選手の参加が保証され、タイトル戦線絡みで使われているこの恵まれた環境のうちにさっさと結果を出していかないと、フィリピン、中国、ミャンマー勢にどんどん先に行かれてしまう。10月に行われるONE両国大会で、日本勢の巻き返しが見れるのか。期待と不安をいだきつつ、見て行きたいと思います。とりあえず青木真也!あなたのおかげで明日も生きていける! 「ストロング本能」も絶賛発売中です!ちなみに私はまだ買ってません!

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