飯伏幸太自伝「最強編」。「最狂編」と一緒に買って同時に読み終えてはいたんですが、感想書こうと思って放っておいたらこんなことに。
【記者会見】飯伏幸太、頸椎椎間板ヘルニアで長期欠場へ。「復帰することを待ちたい」(高木)〔スマホ〕https://t.co/puWNDMFQk5
— DDT ProWrestling (@ddtpro) 2015年11月2日
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いや、確かに首に負担のかかりやすいスタイルではありましたが・・・。これについての自分の思いは
飯伏、椎間板ヘルニアで無期限欠場。散々消費してきといてなんですが、もうリングで三沢みたいな事故は見たくないのでしっかり治して欲しい。もちろんまた飯伏のプロレスを見たいのは確かなんですが、ただ今はゆっくり休んで欲しい。
— 男マン (@otokoman) 2015年11月2日
とにかく休んで欲しい・・・。確かに最近新日本プロレスでは特にG1などのシングルマッチが多く、結構な負荷をかけられていた飯伏。DDTではシングルの大一番はありませんでしたが、それでも両国では大日本タッグからタイトル奪還するなどビッグマッチに出続けていたツケが来たのか。ただただ今は治すことに専念、いや、早く治すなどと考えずにゆっくりと休んで欲しいところです。
それにしても9月のNEVERタイトルマッチでの真壁に食らったスパイダージャーマンのドラゴンスープレックス版とかエグかったよな。あの技G1とかで全然やんなかっただろ・・・。とかぐちぐち思ってしまう。新日ェ・・・。
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と、こんなニュースのあとになんですが、飯伏幸太自伝「最強編」読みましたので軽く感想など。
こちらはインタビュー形式の「最狂編」と違い、飯伏の一人語りスタイルになっています。これは元週プロ、今はももクロ番でおなじみの小島和宏記者が飯伏とインタビューしてまとめたもの。頭おかしいエピソードにフォーカスしていた「最狂編」と違い、アスリート、プロレスラーとしての飯伏に焦点を当てたつくり。いわゆる「プロレスラーの自伝」としてまっとうな作りになっています。
プロレスファンで「強さ」を追求してたらいつのまにか図抜けた体力を手に入れていた少年時代。プロレスをやろうと決めたにもかかわらず親に泣かれてしまい一時は断念する学生時代、そして上京、就職するもただただ迷走する社会人時代。
プロレスラーになってからの話も充実していて、インディに出まくっていた時代の話、ディファカップの話、アメリカ遠征の話など(久々に「泉州力」って単語見ましたね、懐かしい)興味深く読みました。我流で入った飯伏がどうやって「プロレスラー」としての自我を確立していったのか。近藤修司との出会い、ケニー・オメガについての印象などもじっくりと語られています。
つまりは、1人の若者がプロレスを好きになり、憧れ、様々な障害を乗り越えてプロレスラーになるまでの青春ストーリーがここにあるという印象。本当にいい話として読める一冊になっています。濃い目のNumberみたいな感じといいますか。
しかし、それでも漏れてきてしまう飯伏のおかしさ、というか異能さ。子供の時、3年くらいご飯とゴーヤだけ食べていたとか、ラグビー部時代に相手にエメラルド・フロウジョンをかけてしまってたとか。
あと、DDTに対しても結構「映像を使った茶番とかをやっているし」とかストレートに思ったことを言ってるのも好感持てます。(まあ、これ思ったのは入団前らしいので・・・。)
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「あれ?ここはあんまり掘り下げてないな」とか、「ここの部分ちょっとニュアンス変わってくるな」など、相手によって語り口の変わっている部分などもあるので、ぜひ「読み比べ」をおすすめします。
どちらを先に読むかによっても受け止め方が変わってくるとは思いますが、アスリートとしての飯伏幸太を詰め込んだこの本。これを読みながらただ復帰を待つ日々を送ろうと思います。飯伏~。
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