野田サトル「ゴールデンカムイ」4巻。急激に物騒な展開になってきてもヒンナヒンナは忘れない! - 男マンの日記

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野田サトル「ゴールデンカムイ」4巻。急激に物騒な展開になってきてもヒンナヒンナは忘れない!

さて、そろそろ9月ということで読書の秋。G1,両国ピーターパンとプロレス三昧でそれはそれで楽しかったんですがそろそろ本も紹介しよう、ということでここはやはりゴールデンカムイ。待望の4巻発売です。

 
ゴールデンカムイ 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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 最後のエゾオオカミを狙う二瓶権蔵との闘いから始まり、4巻は闘いの中でそれぞれの野望があらわになっていく巻でもあります。しかし杉元も野望を持っているということでは同じ。それぞれの野望をそれぞれの手段で達成しようとする。北海道の自然の中で、血で血を洗う争いに雪崩れ込んでいくのです。

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あらゆる手段を使い、仲間を犠牲にしても自らの野望のために突き進む二瓶権蔵。誇り高い狼への想いを語るアシリパとは真逆の人生観ながら、自分の哲学を持っています。彼は野望を達成することができるのか。

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一方、銀行を襲撃するなど、いよいよ野望を具体的な形にしてきた土方歳三。まだ全貌は明らかになりませんが、着々と目的に近づいている不気味さ。

そして対する鶴見中尉も自らの野望を口にします。しかしそれは贖罪といっていい動機ではありますが大胆かつ不敵。鶴見中尉がほんの少し人間らしさを見せるのもこの巻の特徴といっていいでしょう。

   

杉元、鶴見中尉、土方歳三はそれぞれ金塊を狙って行動しているのですが、それぞれの動機、その先の目的には大きな違いがあります。思惑は交錯し、金塊を狙う血生臭い争いはますます激しさを増し、シリアスな展開が今後も繰り広げられる予感。ゾクゾクしますな。

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しかしそんな中でもヒンナヒンナは忘れない杉元一行。アシリパさんの村に招待されて鹿肉にありつく二人。他にも狸、鷲、鮭など今回も食べまくり。こういう部分を忘れないところがこのマンガが信頼できるところ。

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シリアスモードのアシリパさん。幼いながらも厳しい闘いを潜り抜けている彼女。遠くを見ているようですが、何を想うのか。

 

ますます面白くなるゴールデンカムイ。扉絵も毎回面白く、ギャグとシリアスの塩梅も絶妙なまま、杉元とアシリパの信頼関係も深まっていき、白石とのパーティー感も出てきた今日この頃。ますます今後が楽しみな「ゴールデンカムイ」必読です。

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