銭函の木材工場、新宮商行のこと : ときどきの記 from 小樽
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銭函の木材工場、新宮商行のこと

弊社で編集・制作を手掛ける
北海道新聞小樽版別刷りの月刊紙『新 ねっとわーく小樽』、
6月号の特集は「銭函」。
この町は過去にも何度か取り上げていますが、
今回のストーリーの中心は「新宮商行銭函工場」です。

新宮商行は明治38(1906)年に創業した
木材加工・販売の老舗企業です。
国内では早い時期に合板の製造を始め、
そのために昭和10年、開業したのがここ銭函工場です。

工場敷地内は通常、立ち入ることができませんが、
道路からもわずかに見える古風な建物が、
かねてから気になっていました。
そこで5月中に取材を申し込んで、特集記事が実現しました。
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広大な敷地内には、さまざまな加工や製造を行う
いくつもの建物がありますが、なかでも事務所棟の
風格ある姿が印象的です。

樺太にあった女学校を移設したものといわれ、
詳細は不明ながら、昭和初期の建築のようです。
下見板張りの建物は手入れが行き届き、美しい姿。
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工場内も見学させていただきました。

この号が発刊されたのは6月15日(土)でしたが、
ちょうどこの15・16日の2日間は、工場を会場としたイベント、
『もくもくマーケット』が開催されました。
新宮商行が販売を手掛ける薪ストーブの展示、
チェーンソーアートの制作実演、
雑貨などいろいろなショップの出店など
盛りだくさんの内容でした。

以下は15日の会場風景です。
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by wilderness-otaru | 2019-06-17 16:58 | できごと | Comments(0)
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