理学療法士のキャリアについて考える。組織で出世する人間の要素とは? - おっさん理学療法士はこう考える

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理学療法士のキャリアについて考える。組織で出世する人間の要素とは?

全理学療法士向け
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今週はなめろうです。

 

毎年、約1万の合格者が出ている理学療法士

厚生労働省が平成31年に発表している資料では、平成31年時点で供給数が需要数を上回っており、2040年には供給数が需要数の約1.5倍になると言われています。

 

未来のことなので絶対はないですが、そうなれば、なかなか組織での出世ハードルも上がるので、出世以外のキャリアを歩む人は増えるでしょう。

出世せずに働き続けることを望む人   副業で収入アップを目指す人  独立する人

新しい職域にチャレンジする人     理学療法士とは全く違う職業に転職する人

 

人それぞれの能力や価値観は違うし、出世=正解ではないですが、私自身は組織で出世することが一番リスクが少なく特別な才能が不要なキャリアだと考えている人間であり、出世することを望んでいる理学療法士です。

今回の記事が、そんな私と同じような考えの理学療法士さんの参考になれればと思います。

 

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そもそも組織の役割って?

出世のことを書く前に、“組織の役割”について軽く書きます。

 

マネジメントで超有名なドラッガー先生は、組織を機能させ貢献へと導く役割について以下のようなことをおっしゃっています。

1.自らの組織に特有の目的と使命を果たす

2.仕事を生産的なものにし、働く人たちに成果をあげさせる

3.自らが社会に与えるインパクトを処理するとともに、社会的な貢献を行う

 

ここを掘り下げていくと、テーマから逸れるので、これぐらいにしておきますが、

この“組織の役割“を果たすことの貢献度が高い人もしくは貢献してくれそうな人が、組織で出世していけるのではないかと考えております。

 

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出世できる人とは?

さて、本題です。

出世できる人。つまり、組織の役割を果たすことに貢献できる人。

私は3つの要素が重要だと考えます。

いくら理学療法士としての知識や技術が高くても、この3つの要素が1つでも欠けると出世できないというくらい重要な要素だと捉えています。

 

理解する力が高い

対象者(患者、利用者)の身体機能や環境面、上司の指示内容、部下の言動、制度や規則、職場の風土などなど。

仕事の中で、“理解”を求められる場面は腐るほどあります。

 

広辞苑で“理解”を調べてみました。

物事の道理がわかること。意味・内容などを正しく判断すること。他人の立場や気持ちをくみとること。

広辞苑 より引用

だそうです。

“理解”について“理解すること”が、まず難しそうですが、でもこの“理解すること”が、とてつもなく重要になってきます。

 

では“理解”するためのポイントは何でしょうか。

私は、“多面的な視点”“各面の重要度を見分ける”がポイントになると考えます。

簡単にイメージを図にしてみました。

物事・他人ー円  視点ー👁(目) 物事の面ーアルファベット アルファベットが大きいほど重要度が高い面という図です。

あ👁は物事や人を一側面でしか捉えてない人、い👁は物事や人をズレた捉え方をしている人。こ

皆さんの組織でも、あ👁、い👁のような人は一定数いると思います。こういう人は、会話にならないことが多かったり、「どの口が言うの?」という発言を平気でするので、判断を間違えたり、組織でも浮いた存在になりがちです。

それと比べ、う👁は物事や人を多面的に捉え、かつその中での重要度を捉えている人です。こういう人は、コミュニケーションも上手ですし、組織での信頼を得やすいと言えます。

 

サービス精神が高い

“理解”は重要だと先述しましたが、いくら理解していても、行動しないと当然成果は出ません。

ですので、理解した上で、どういう行動をするかも重要と言えます。

 

どういう行動が良いのか。それは“サービス精神の高い行動”です。

 

wikipedia によると

サービス精神とは、人を喜ばせようとする心、奉仕的態度、気持ち。

wikipedia より引用

だそうです。

では、“サービス精神の高い行動”とはどういうことでしょう?

  • 対象者の状態改善のために、各部署と積極的に連携をとっている
  • 悩んでいる同僚に、親身になって話を聞く
  • スタッフが困っている業務の改善案を上司に提案する
  • 誰もやりたがらない役割(掃除、係、幹事など)を率先して行う

 

これは、ほんの一例ですが、このような行動が人一倍できる人が“サービス精神の高い人”であり、組織への貢献が期待できる人だと思います。

労力を惜しまず、組織内の課題や問題に積極的に働きかけることができる人は、組織での信頼も得れ、出世しやすいと考えます。

 

継続力

最後の要素は“継続力”です。

先述した“理解”、“サービス精神”が高くても、それが短期的であれば、意味はありません

「自分はこんだけ頑張ったのに、評価されないのは報われない」という話はよく聞きますし、実際気持ちもわかります。

ですが、世の中そんなに甘くはないです。

冒頭で言ったように、理学療法士は供給過多の時代になっている中、1か月や2か月そこそこ頑張っただけで、評価され出世できるのではあれば、組織として歪な組織構成になってしまいます。

出世、つまり組織の中で頭一つ抜けるには、“理解”“サービス精神”が高い状態を、多少のムラはあっても継続することが重要だと考えます。

 

 

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まとめ

今回は、出世する3要素について書きました。

内容としてはに抽象的で、「そりゃそうだろ」と思われる方もいたかもしれません。

でも、実際のところは「そりゃそうだろ」という一見当たり前のことを人一倍する理学療法士が出世できると思いますし、そうであってほしいという個人的な願望も込めて書いたところもあります。

この記事を読んで、明日からの仕事の励みになる人が一人でもいればと願っております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人
なめろう

バランス重視のサラリーマンPT
訪問看護ステーション勤務

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