関東日帰り24秋-東急都内編(13) 東急東横線・目黒線 田園調布駅 ~半円エトワールの中心に佇む洋館風の旧駅舎~
多摩川駅から東急目黒線に乗車しました。
複々線の内側線を走ってひと駅。列車は田園調布駅に到着です。
3番線の到着。下車しましょ~
田園調布駅は東京都大田区田園調布にある東急電鉄の駅。
「田園調布」といえば高級住宅地というイメージが強いですよね。元々は渋沢栄一などが立ち上げた「田園都市株式会社」が主に開発した中堅層向けの住宅地だったそうです。1923(大正12)年8月から分譲開始。
地図を見るとよくわかりますが、駅の西側の街の構成が非常に特徴的です。道路が放射状に広がっています。フランスの「エトワール型」とも呼ばれるそうですね。そういった点も含めて、次第に評価が高まっていったようです。
駅の開業は1923(大正12)年3月のことで、目黒線の前身である目黒蒲田電鉄により開業。目黒蒲田電鉄は田園都市株式会社の子会社だったんですね。当時は荏原郡調布村といっていたそうで、駅名も調布駅として開業したそうです。ちなみに京王の調布駅はそれより10年前の1913(大正2)年4月に開業。そちらとの関係はないか・・・?
乗り入れ路線は東横線と目黒線の2路線。目黒線は線路名称上は当駅が終点となりますが、東横線の複々線区間に乗り入れて日吉まで、更には新横浜方面にも乗り入れているため、実質は途中駅となっています。
駅構造は地下1階にある島式ホーム2面4線で東から1~4番。外側1,4番に東横線、内側2,3番に目黒線が発着。多摩川駅の高架上のセットを地下にもっていった感じです。
3,4番ホームの様子。右(西)が東横線上りの4番。地下化は1996(平成8)年3月に完成したそうです。
左にずれて内側線の目黒線。左(東)から下り2番と上り3番。
2番には新横浜行きが停車中。最後尾の車番は東京メトロ9000系の"9105"。9000系は製造時期によって見た目が違っていたと思います。これは1次車05編成(A編成)だそうです。
奥が多摩川方面の複々線区間で地上の光が見えます。この先には上下線のそれぞれに外側線(東横線)とのシーサスが置かれており、更に先に前回確認した多摩川線の5,6番への線路が分岐しています。が、撮影するの忘れました;;
振り返って北側の渋谷・目黒方面。こちらは外側の東横線が先に地上に上がり、内側の目黒線の複線が東横線下り線を潜って東に出ていく配線になっているはずです。
この2線は内側の目黒線の複線だと思います。一応撮影しましたが・・・よくわかりませんね^^;
では出場します。改札口は地上階にあります。北向きのこの一か所です。
駅ナカ側の正面奥にはカフェが入ってました。
改札口を出ると駅前広場があります。この広場を含めた南北に跨るエリア、つまり地上時代の駅跡地だと思いますが、そこには駅、ショップ、バスターミナルなどがセットになった「東急スクエアガーデンサイト」という複合施設になっているようです。
広場から見て東側には駅前通りが横切っていますが、北西側は地形的に一段高くなっています。
そこには上り階段があって、そこから見た駅舎の様子。
奥の建物は東急スクエアガーデンの本館になるそうです。改札口は左下にあります。
そしてその階段を上った先には、何か変わった形の建物があります。
西側から見た様子。この建物は、東横線の複々線化の工事によって解体された西口駅舎を復元したものだそうです。開業時からのものなんでしょうかね~?
独特な形状の洋館風の建物。現在は西口の門の役目を果たしています。
当駅に下車した目的の一つは、この建物を撮影するため・・・午後に時間を合わせてきました^^;
旧西口駅舎前の様子。駅前広場が半円形になっており、噴水池のベンチではのんびりする方々が。
ここが、前述したエトワール型の"要"となるわけですね。
さて、これから"ひと駅歩こう"を実行して、当駅で下車したもう一つの目的の地に向かおうと思います。東口から環八通り方面に向かいます。
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