四国九州横断駅巡り23夏(45) 南阿蘇鉄道高森線 長陽駅 ~国鉄時代の駅舎の残るカフェの駅~
高森駅から"海賊船"で南阿蘇鉄道高森線を折り返します。
復路ではどこかで途中下車しようと思います。候補としては、1928(昭和3)年2月の高森線開業時からあるオリジナル駅に絞ってみます。となると・・・長陽、阿蘇下田、中松、阿蘇白川、高森の5駅。"オリジナル5"です。
そういえば・・・"オリジナル10"のひとつ、名門ヴェルディがJ1昇格決めましたね~。16年ぶりだそうです・・・。当時の読売はタレント揃いで強かったですよね。ただ、何故か日産(マリノス)にはめっぽう弱かった印象があります。
行ったり来たりしてこのうちの2駅の訪問を計画。まずは立野駅に近い方の駅から下車します。しかしながら、雲行きが怪しくなり、ついに土砂降りとなりました・・・。
列車は終点一つ手前の長陽駅に到着。ちょっと躊躇しましたがここで下車します。
長陽駅は熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽にある南阿蘇鉄道高森線の無人駅。
かつての長陽村の村役場最寄り駅。「長陽」という地名の由来は・・・『南阿蘇は外輪山の影響で日照時間が短いが、外輪山が立野で切れているためにこの地には西日が長く当たる』・・・ということから来ているらしいです。ちなみに「長陽駅」は中国の北京にもあるそうです。ありそうな気がしてました。
長らく休止状態でしたが、今年(令和5年)7月の全線復旧で営業再開となりました。
駅構造は単式ホーム1面1線。駅舎がホームの北側に面しています。
高森方からの様子。緑が多く、手入れもされているようで良い雰囲気の駅です。
こちら西側、立野方からの様子。夏雲が厚いです。ザーっと降ったり止んだり。雷も響きます。
振り返って立野方面。奥の山は南西側の外輪山。線路はその北の端をトンネルでショートカットし、白川を渡って立野駅に至ります。線路がひん曲がってますが、もしかするとそこで分岐した線路がもう1本あったかも?
そしてこの駅の特徴といえば・・・
駅事務所を改装してカフェが入っているんですね~。土日祝日のみ営業しているそうです。
黒板のような駅名標がいい味だしてます。
そしてその横、ホーム側の庇の下がくつろぎエリアになっています。お客さんも結構いました。
こちらは駅舎正面。1928(昭和3)年2月の開業時からのものらしいです。国鉄時代の駅舎が残るのは線内ではこの駅だけだと思います。撮影するにはバランスのよい造りの木造建築です♪
トウモロコシ(本物?)がぶら下がってます。丸ポストもいいですね。
"木造駅舎セット"といえば・・・丸ポスト、電話ボックス、バス停の3アイテム。そのうち2アイテムが入口にありました。バスが乗り入れているらしいので、バス停も近くにあったかもしれません。
これらの画像は雨が止んだほんのひと時に撮影したものです。この駅で過ごしたほとんどの時間は土砂降りで、身動き取れず状態でした・・・。駅は水はけが良くないらしく、困り顔で空を見上げる店員さん。そんなことは知らず無邪気な子供。二人のやり取りが微笑ましかったです^^;
さて次の列車の時間となりました。やってきたのは立野駅から折り返してきた"海賊船"の2連。
今回は前方車両のMT-3001に乗車しました。土砂降りで撮影はできませんでした><
※先日、脚本家の山田太一さんが亡くなられたというニュースがありました。
山田さんが手がけたドラマはいくつか見たことがありますが、山田さんが手がけたということは後になって知るものばかりでした。その中で遠い記憶にあるのが・・・
大河ドラマ「獅子の時代」です。
子供の頃で内容はほぼ覚えてませんが、オープニングテーマだけはよく覚えています。宇崎竜童さんが音楽担当。"エレキギター協奏曲"とでもいうべき壮大な曲で、歴代大河ドラマでも1,2を争う好きな曲です。
映像では山田太一さんの名前が真っ先にクレジットされてますね。
ちなみにもうひとつ好きな大河の曲は「黄金の日日」→→西鉄新宮駅#黄金の日日
ご冥福をお祈りいたします。