四国九州横断駅巡り23夏(41) 豊肥本線 宮地駅 ~阿蘇の麓の一宮駅でお昼休憩。「かわせみ やませみ」に遭遇~
三重町駅から豊肥本線の宮地行きに乗車しました。
地図を見ると・・・線路はこれでもかといった感じで細かく蛇行しながら西進します。直線がありません・・・。
しばらく走って豊後荻駅では「あそぼーい」と交換。その先で県境を越えて熊本県に入ります。
波野駅でも列車交換が行われました。この駅はJR九州で最も高い駅です。標高は754メートル。
後方展望。左のホーム上にある柱は(多分)それを示しているものだと思います。
波野駅を出ると長いトンネルに突入。「坂ノ上トンネル」です。
そこを抜けると半ループのようなS字をぐるっと下っていって終点の宮地駅に到着します。
2番線の到着~。ここで乗り継ぎです。宮地駅といえばこの手作り感のある駅名標ですね。
宮地駅は熊本県阿蘇市一の宮町宮地にある豊肥本線の拠点駅。旧阿蘇郡一の宮町の駅で、現在は阿蘇市の代表駅。2つ先にその名もズバリ「阿蘇駅」がありますが、そちらは阿蘇山登山の玄関口といった観光拠点のようですね。
阿蘇市はカルデラ盆地にある町。航空写真を見ると盆地に田畑が広がり、明らかに他の地と印象が異なります。カルデラは南側にある阿蘇山を中心に形成されており、山の向こうには高森線も走っています。
それと地名が「一の宮町」だったり「宮」という文字があるということは・・・やはりありました。駅の北の方に肥後国一宮である「阿蘇神社」があるんですね~。ここに肥後国の一宮があるとは予想外でしたが、阿蘇山の麓にあるという意味では分かる気もします。
駅構造は島式ホーム1面2線で北から1~2番。北側にある駅舎とは熊本方の構内踏切で連絡しています。
大分方から見た様子。ほぼ全面を覆う立派な上屋。2番線の外側には側線があります。ホームは1面しかないですが、その割には広々とした構内です。
構内側から見た駅舎。二重屋根?変わった構造の屋根ですね。
振り返って大分方面。カルデラの外郭にあたるあの山々を越えてきました。
次は熊本方の様子。構内踏切から見たホーム。線路は1番線。線路の奥に辛うじて見えますが、2番線に到着した気動車は一旦大分方に移動してから側線に入るようです。
駅舎側から見た構内踏切。通行禁止にはなっていますが、通路は正面奥にも続いていて・・・
その先には転車台が残されていました。非常に見やすい位置にあります。
ここにはかつて機関区が置かれていたそうです。「宮地機関区」
振り返って構内踏切側から見た駅舎。そちらに向かいましょう~。
改札窓口の様子。駅員さんがいらっしゃって下車印もいただけました。業務委託駅だそうです。舎内は広々としており開放型の待合室になっています。
そして駅舎外観。駅は1918(大正7)年1月に立野駅から延伸された際の終着駅として開業。駅舎は1943(昭和18)年11月竣工の建物だそうです。とても大きな赤い屋根が特徴的です。
駅名看板は縦書き。注連縄もありました。これは阿蘇神社を意識してるんでしょうね~。ちなみに注連縄のある駅舎で真っ先に思い出すのは・・・→→木次線の出雲横田駅
さて・・・当駅の普通列車は両方面に折り返すものがほとんどです。夜間滞泊もあるようですね。今回乗車してきた列車は、大分駅からだと三重町駅で乗り継いで一番最初にここに辿り着ける普通列車。11:33の到着でした。次の熊本方面列車は12:46発・・・乗り継ぎに1時間以上あります。18キッパーにとってはここでお昼休憩といったところです。
駅前を国道57号が横切っており、沿道にファミレスがあったのでそこでお昼にしました。
「ジョイフル」というファミレス・・・東京では見たことがありません。リーズナブルで近所にあると嬉しいかなと思いました^^;
ちなみに阿蘇神社は駅から徒歩で片道15分ほどなので、行って帰ってこれたかもしれませんね~。
駅に戻ります。構内に入るとピカピカ塗装の列車が停車していました。「かわせみ やませみ」です。
車両はキハ47-8087の「かわせみ」とキハ47-9051の「やませみ」の2連。臨時特急「かわせみ やませみ」といえば肥薩線の列車というイメージがありますが、不通となってしまった現在は熊本~宮地間を走っているそうです。
しばらく待っていると熊本方から当駅止まりの赤い列車が到着しました。1番線の到着。
側線の気動車も含めると赤青黄色・・・カラフルです♪
これから乗車するのは赤い気動車。折り返しの肥後大津行きです。
