四国九州横断駅巡り23夏(21) 予讃線 伊予市駅 ~予讃線電化区間の末端駅~ - 予讃線/内子線

四国九州横断駅巡り23夏(21) 予讃線 伊予市駅 ~予讃線電化区間の末端駅~

きゃみ

伊予鉄道郡中線の郡中港駅から予讃線の伊予市駅に向かいます。
といっても、道を隔てたすぐ近くにあります。
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伊予市駅は愛媛県伊予市米湊にある予讃線の駅。駅は1930(昭和5)年2月に国鉄予線の終着駅として開業。当時は南郡中駅と呼ばれていたそうです。所在地の伊予郡郡中町は1955(昭和30)年1月に他の村と合併して伊予市が発足。その2年後に伊予市駅に改称されて、市の代表駅となっています。

地理的には松山平野の南端近くにあります。最南端は隣の向井原駅で、その先は山と海に遮られています。予讃線はそこから狭い海岸を通る旧線と山側をトンネルで貫く新線とに分かれており、一気にローカル色が強くなります。乗車の際、同じ行先でもどちらを経由するかは注意が必要ですね。
また、予讃線の電化区間は当駅までで、松山方面からの電車は当駅で折り返します。上述した地理的観点からすると、当駅までの電化はわかるような気がします。

駅周辺の名所としては、港の西側にある五色浜公園や白砂の五色姫海浜公園が推しのようです。源平の戦に敗れた平家の5人の姫が身を投じたという言い伝えがあるそうです。
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駅舎の様子。おそらく昭和5年の開業時からの建物をリニューアルしたものだと思います。
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手前の三角の庇?に惑わされますが、実のところはシンプルな外観の木造平屋建てだと思います。
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駅前には国道378号が横切っており、その斜め向かいに伊予鉄の郡中港駅があります。
P1350256_伊予市駅から郡中港駅_R

窓口の様子。当駅はJR四国の直営駅。18きっぷに印をもらって入場しましょう~。
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では構内の様子。
駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で西から1~3番。駅舎は単式1番ホームの西側に面しており、ホーム間は宇和島寄りの跨線橋で連絡しています。

と、いきなり1番線に特急が到着しました。「宇和海」です。当駅は特急を含む全ての列車が停車。1番線の一線スルー構造ということで、特急は上下とも1番線に優先して発着するようです。
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駅観察します。1番ホーム松山方からの様子。
線路は右(西)から上下本線の1番、上下副本線の2番。奥に跨線橋が見えます
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その跨線橋から松山方面。架線が邪魔ですね~。電化は1990(平成2)年11月のことだそうです。
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振り返って宇和島方面。右から1~3番。この100mほど先で架線が途切れているそうです。航空写真で見ると、最後の架線柱は線路をまたぐ道路橋の手前にあるように見えます。
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2,3番ホーム松山方からの様子。2,3番には交換時の退避や折返し列車が発着するようです。
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それでは松山方面に戻ります。次の松山行きは1番線にやってきます。
ホームで待っていると、3番線に松山発当駅止まりの電車が到着しました。特急以外では松山~伊予市間の区間運転が多いようです。
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ですが、次の松山行きはこの電車の折返しではなく、長駆宇和島からやってきた単行気動車でした。
P1350268_伊予市_R P1350259_伊予市_R

車両はキハ54-2。この旅で初めて乗車する気動車です。車内は全席ロングシート。
キハ54に乗車するのは・・・北海道の花咲線で乗車した500番台以来かもしれませんね~。

行程:郡中港(徒歩)伊予市(4640D宇和島発松山行)松山(538M松山発今治行)三津浜



※おまけ。昔のCDを漁っていて見つけた曲・・・。
ノルウェーの女の子3人組バンド。相方が好きだったephemeraです。
アルバム「sun」より「Close」
吐息に注目(微)。マイナー中のマイナー曲ですが、北欧系のこの手の曲が当時流行っていたような。


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