北陸駅巡り23夏-富山黒部編(3) あいの風とやま鉄道線 富山駅 ~高架化完成・・・軌道線と立体交差する駅~ - 元北陸本線(直江津~金沢)

北陸駅巡り23夏-富山黒部編(3) あいの風とやま鉄道線 富山駅 ~高架化完成・・・軌道線と立体交差する駅~

きゃみ

泊駅からあいの風とやま鉄道の富山行きに乗車しました。
列車は日本海の近くを南西方向に進みます。
黒部駅の手前では富山地方鉄道の線路をくぐり、しばらく走って魚津駅の手前辺りから並走するようになります。

電鉄魚津駅を右手に見て通過すると、地鉄の線路が離れていきますが、その付近では駅に地鉄列車が停車している光景が見られました。西魚津駅です。この駅は後ほど訪問することになりました。
P1330971_西魚津_R

そしてその奥に見えるのは・・・観覧車ですね~。
ミラージュランド」という富山県唯一の遊園地にある観覧車だそうです。愛称は「ジャイアントホイール」。
P1330972_ミラージュランド_R

すると今度は左手に富山地鉄の線路が再び並走するようになります。いくつかの地鉄駅を通過していきますが、何といいますか・・・西魚津駅もそうですが、とっても長閑な雰囲気の駅が並びます♪

富山地鉄の線路と別れ、乗客がどんどん増えていくと終点の富山駅に到着しました。
3番線の到着です。
P1330973_富山_R P1330978_富山_R

富山駅は富山県富山市明輪町にあるJR西日本とあいの風とやま鉄道の駅。富山県の県庁所在地である富山市の代表駅です。

乗り入れ路線はJR西日本の北陸新幹線と高山本線、あいの風とやま鉄道線の計3路線。高山本線は当駅が終点となります。
この他にも、富山地方鉄道の電鉄富山駅電鉄富山駅・エスタ前停留場が南口にあって乗換えが可能。数年前には富山地鉄の軌道線が富山駅の地階に直接乗り入れて富山駅停留場も開設されました。

Wikipediaから各駅・停留場の位置関係の図を拝借させていただきます↓
富山駅_各駅・停留場の位置関係(2020年)_R

富山駅には駅巡りを再開した2015年から何度か訪問していますが、来るたびに変化しています。

2015年の新幹線開業前・・・この当時の在来線(北陸本線等)の駅は地上にありました。北側の軌道線(当時は富山ライトレール)の起点は駅前にあった富山駅北停留場でした。南側の軌道線もまだ準備中の状況でした。

2017年訪問時・・・新幹線の駅は既に開業。在来線(あいの風とやま鉄道等)の南半分(上り線)だけが高架化されていました。富山駅停留場も開業して、南側の軌道線と繋がるようになりました。北側の軌道線は変化なし。

そして2023年の今回・・・在来線の高架化が既に完成。これにより富山駅北停留場を廃止して南北の軌道線が富山駅停留場で繋がりました。
これで富山駅周辺の改良は完了したと思われます。ただし、電鉄富山駅も現在改良中。これについてはまた別途。

それでは今回は在来線の駅の様子を少し観察します。
在来線の駅はあいの風とやま鉄道とJR西日本の共同使用駅。管轄はあいの風とやま鉄道になります。駅構造は高架上3階にある島式ホーム2面4線と西向きの切欠き1線で計2面5線。南から1~5番です。

1,3番ホームの金沢方からの様子。
右(南)から1番(多分上り本線)、3番。1番に金沢行き、3番に泊発当駅止まりの回送が停車中。車両はあいの風とやま鉄道の521系ですが、側面の波型ラインの色が左右で異なるのがここから見るとよくわかります。
P1330974_富山_R

振り返って金沢方面。こちらに3番線側を切欠いた2番線があります。ここには架線が無く、非電化の高山本線専用のりばとなります。掲示板には特急「ひだ」の表示も見えます(英語ですが・・・)。残念ながら列車は見られず。
P1330975_富山_R

同じく2番線。雰囲気は福井駅の越美北線のりばに似てますかね~。ちなみにこの先の配線は、まず右隣りの3番に合流、その先で2番が左隣の1番に合流、更に先で高山本線が分岐しているそうです。
P1330976_富山_R

1番線のすぐ南側には少し高い位置に新幹線のホームも見られました。
北陸新幹線の駅構造は島式ホーム2面4線だそうです。
P1330979_富山_R

1,3番ホームの糸魚川方から見た様子。手前線路は左から3番、4番。
右隣りが4,5番ホームで、5番線(多分下り本線)を貨物列車が通過中。牽引はEF510かな?
P1330980_富山_R

振り返って糸魚川方面。手前線路は右から3番、4番。
3番と4番の間のシーサスの先で3番が1番に、4番が5番に合流して複線を形成しています。
P1330981_富山_R

では出場します。階段を降りると2階コンコースに「のりかえ改札口」があります。
このすぐ先に新幹線ののりかえ改札口があるので乗換えには便利です。
P1330982_富山_R

更に階段を降りると地階にメインの改札口があります。
前回訪問時は仮設っぽい改札口でしたが、高架化の完成で随分ときれいな改札口になりました。
P1330983_富山_R

この手前は南北自由通路となっており、その西側に通路と並ぶように富山駅停留場があります。
停留場の構造は・・・次回にします。
P1330993_富山駅_R

まずは北口に出てみました。2020(令和2)年3月に路面電車の南北接続と自由通路が完成したということなので、現在の北口はその頃にオープンしたのかなと思います。富山港線のLRTが出発です。
P1330987_富山_R

そしてこちらが南口。こちらは新幹線が開業した2015(平成27)年3月のオープンです。
P1330990_富山2_R

夕方に撮影。富山地鉄の軌道線が駅舎に直接乗り入れています。
P1340253_富山_R

では駅巡りを続けます。この日は富山地方鉄道を巡る予定。まずは軌道線をクリアしようと思います。
きっぷを買いに電鉄富山駅に向かいます。つづく~

行程:(544M泊発富山行)富山/富山駅

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Comments 2

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四季彩  
こんばんは。

僕が訪問した時は、まだ富山ライトレール時代だったので、地鉄の軌道線とは、つながっていませんでしたが、富山ライトレール・地鉄の軌道線全線と地鉄の鉄道線の一部が一日乗り放題のきっぷがあって、とても便利でした。現在はライトレールと軌道線がつながり、地鉄として一体的に運営されるようになって、便利になったのでしょうね。地鉄の軌道線には、古い車両もあるので、おもしろいです。ただ、在来線が青春18きっぷで乗れなくなったのは、やはり痛いです。

2023/08/23 (Wed) 20:17 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
チンチン電車

四季彩さん、こんばんは。
全国的に市内線などの軌道線では古い車両が生き残れるようですね。
チンチンッと鳴る音がいい味出してます。

2023/08/24 (Thu) 21:00 | EDIT | REPLY |   

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