西日本完乗への道-紀伊半島編(23) 南海多奈川線 多奈川駅 ~大阪府最西端の終着駅~
みさき公園駅から南海多奈川線に乗車しました。
多奈川線はみさき公園~多奈川間の2.6kmという短い路線。その間に2つの駅があります。
1つ目の深日町駅付近は築堤上で見晴らしがよく、右手遠くに海が見えました。
次の深日港駅を出発すると間もなく、列車は終点の多奈川駅に到着です。
6分の短い旅でした。そして、この駅で南海の全線踏破達成です~🚋
多奈川駅は大阪府泉南郡岬町多奈川谷川にある南海電気鉄道多奈川線の終着駅。
大阪府内では最も西に位置する駅となるそうです。個人的にはちょっと意外な事実。
駅の開業は多奈川線が開通した1944(昭和19)年5月。南海鉄道が近畿日本鉄道に新設合併した時のことだそうです。
現在の駅構造は単式ホーム1面1線。駅舎や改札口は線路終端側にあります。
みさき公園方からの様子。広々としたホーム。西日が眩しいです。
振り返ってみさき公園方面。
単線が東に真っすぐ延びています。よく見ると、隣の深日港駅のホームが見えています。
線路終端の様子。奥に駅舎、左端に改札口があります。
この様子を見ると・・・ホームは終着駅によくみられる頭端式に見えます。
線路終端を回り込んで撮影。
左(北)側にもホームがありますが、草が生い茂っていて利用されてはいないようです。元々は2面1線?
と思ったら、ここから右にずれてみると・・・
右(南)端も線路終端ぽい構造になっています。ここにもかつては線路があったそうです。つまり元々は櫛形2面2線だったようですね。右から1~2番。元1番線側には現在は柵が張られています。
ホーム上屋は開業当時のものでしょうか? 休日の夕刻ということもあってか萎びた感があります・・・。
90年代までは難波方面からの直通急行も発着していたそうですが、現在は2両編成がみさき公園駅との間を行ったり来たりしているだけとなっています。そのため、ホームの真ん中辺りに柵が張られており、みさき公園方には入れません。
しばらくして折返しが出発です。さいなら~。柵越しに出発を見送ります。
では出場します。線路終端側にある改札口の様子。
自動改札と券売機があります。窓口は開いていたと思うので、駅員さんいたかな?
そして西向きの駅舎。おそらく開業時からの建物ではないかと思います。
手前にはそこそこ広い駅前広場があってバス停もありました。
左(北側)は海側になりますが、工場が隣接しているようですね。右には線路と並走する道路が走っていて、その向こうに街があるような感じに見えます。道路名は「岬加太港線」・・・この道を西に進み、海沿いをぐるっと回っていくと、県境を越えて加太に至るそうです。そこにもいい駅があります→→南海加太線終点の加太駅
多奈川線はほぼ終日で30分に1本の運行。次の折返しまでは30分近く・・・。ぼーっと待つのもいいですが、せっかくなので隣駅まで歩いてみることにしました。隣の深日港駅までは1本道で600m、徒歩で7分の計算です。
今回は隣駅で乗車しましたが、もうひとつ先の深日町駅、更にはみさき公園駅まで(時間があれば)十分歩いて行ける距離だと思います。
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