東海駅巡り23冬-名鉄編(55) 名鉄各務原線 名鉄岐阜駅 ~その2 かつての美濃町線直通列車~
名鉄岐阜駅の続き。次は各務原線のりばに向かいます。
この道を少し進んで名古屋本線側から見た各務原線の駅入口。
交差点の道を東に進むと、各務原線側の駅ビル「名鉄長住町ビル」があります。
奥に伸びる道を挟んで右端に見えるのが名古屋本線側の駅ビルです。
道を跨ぐ通路は両駅ビル間の構外側の連絡通路だと思います。
ここからビルに入ると正面に東改札口があります。奥に見えるのが各務原線のホーム。右端には中央改札口方面への構内連絡通路に続く階段があります。案内板は中央改札口と同じ並びです。
改札を抜けてホームへ。終端側から見た様子。
駅構造は櫛形ホーム1面2線。名古屋本線からの連番で右(南)から5~6番。
線路終端の様子。こちらは5番線。
こちら6番線。右端にもう1本線路があって同じく車止めが置かれています。
この外側の線路は現在は留置線となっていますが、かつては美濃町線からの直通列車が発着していた7番線だったそうです。美濃町線とは2005(平成17)年4月に廃止された岐阜市内から関・美濃を結ぶ名鉄の軌道線。6番線との間にあるスペースに低床ホームがあって路面電車が発着していたそうです。
こちらは東側、新鵜沼方面から見た様子。
6番側だけがカーブした不思議な形のホームです。ホームを延伸した結果の形らしいです。
振り返って新鵜沼方面。各務原線は全線複線です。
それでは乗車します。6番線で既に出発待ちだった犬山線の犬山行きに乗車します。
乗車車両は先頭1号車の"5001"。全席ロングシートでした。
※おまけ。
美濃町線直通列車について少しだけ調べてみました。
直通列車がどこから各務原線に乗り入れていたかというと・・・お隣の田神駅からだったようです。
田神駅は相対式2面2線の構造ですが、東側にある構内踏切と一般踏切の間にかつては低床ホームがあったそうです。更に東側で田神線という軌道線が分岐して美濃町線と連絡していたそうです。各務原線は1500V電化、美濃町線は600V電化と電圧が異なるため、田神線内にデッドセクションを設けて、両電圧に対応できる路面電車が走っていたんですね~。
ちなみに一般駅に低床ホームが混在する路線で思い出すのは・・・→→福井鉄道・えちぜん鉄道の田原町駅
逆に広島電鉄宮島線の駅には、かつての鉄道車両用の高床ホームが残されていたと思いまます。
岐阜県内にあったかつての名鉄路線網・・・奥が深そうですね。揖斐線や谷汲線、八百津線も含めていつか探求してみたいです。