三連休北東北20冬(2) 北上線 (北上駅→ゆだ高原駅) ~錦秋湖畔を西へ・・・黒沢駅には届かず~ - 北上線/陸羽東線

三連休北東北20冬(2) 北上線 (北上駅→ゆだ高原駅) ~錦秋湖畔を西へ・・・黒沢駅には届かず~

きゃみ

北上駅から北上線の快速横手行きに乗車しました。

列車はしばらく田園風景の中を西に進んでいきます。
北上から4駅目、立川目駅に停車。「立(縦)」があれば「横」もあります(笑) 次の駅が横川目駅
P1160493_立川目_R P1160494_横川目_R

横川目を過ぎると山間に突入、車窓は雪景色になっていきます。
和賀川を右車窓に見ながら進んでいくと和賀仙人駅に到着です。
島式1面2線の無人駅。面白い駅名ですが「北上市和賀町仙人」という地名があるそうです。
P1160495_和賀仙人_R

和賀仙人を出たあたりの風景。
雪の被る山々が望めましたが、天候はあまりよくなかったです・・・(というか窓が開かないのが残念)
P1160496_北上線_R

その後はトンネル、川を渡ったらまたトンネル、といった区間を走ります。この辺りは湯田ダム建設によって付け替えられた区間だそうです。
トンネルの狭間で渡る川の様子。奥にダム建設でできた錦秋湖が横たわっています。
P1160497_北上線_R

トンネル区間を抜けてその錦秋湖が右車窓に見えるようになると・・・
P1160498_北上線_R

ゆだ錦秋湖駅に到着です。
1面1線の無人駅。元々は陸中大石駅として開業。初代の駅はダム建設によって湖に水没・・・。現在地に移転され、平成になってから駅名も改称されたそうです。ここでは保守員が2名ほど乗車してきました。
P1160499_ゆだ錦秋湖_R

さて、当初の計画では北上線内で2駅ほど下車しようと考えていました。候補はほっとゆだ駅黒沢駅。ほっとゆだ駅は北上線を代表する駅で、ある併設施設でよく知られる駅です。そして黒沢駅は昔からの駅舎の残る駅。
ただこの時間、横手行きは3時間に1本しかありません・・・本数少なすぎます><
北上線だけで6,7時間は費やせないので、まず黒沢駅まで行ってそこから上り列車で折り返し、ほっとゆだ駅で3時間過ごす事を考えてみました。時刻表を見ると・・・運悪く黒沢駅で列車交換があるようです。滞在時間は1分・・・。バスもあるかどうか確認しましたが、黒沢駅の手前に県境があるんですね。当然バス路線もありません。
ということで非常に残念ですが黒沢駅はあきらめます。その代わりといっては何ですが、ひとつ手前の駅にでも降りてみることにしました。

列車はゆだ錦秋湖駅を出るとしばらく南岸を進みますが、あるところで湖を大胆に渡って北岸に出ます。
その鉄橋上から錦秋湖の様子。錦秋湖は和賀川にできた横長の人造湖です。
P1160500_北上線_R

北岸を進み湖の最上流地点まで行くと、ほっとゆだ駅に到着ですがここではスルーします。

更にひと駅進んでゆだ高原駅で下車しました。
降車客は私一人でしたが、保守員さんも1名が一緒に下車しました。
P1160501_ゆだ高原_R P1160503_ゆだ高原_R

走り去る横手行きを見送ります。
P1160502_ゆだ高原_R

ゆだ高原駅は岩手県和賀郡西和賀町白木野にある県境手前の無人駅。元々は岩手湯田駅という名前で開業したそうです。JR東日本の盛岡支社の管轄はここまでで、次の黒沢駅からは秋田支社管轄となるそうです。

駅構造は単式ホーム1面1線。北上方からの様子。奥に駅舎が見えます。
P1160504_ゆだ高原_R

横手方からの様子。
こちら側にスロープがあり駅舎と連絡しています。一緒に下車した保守員さんが何か作業中の様子。
P1160505_ゆだ高原_R

そして駅舎の様子。1990(平成2)年2月築で公民館との兼用駅舎だそうです。
左の扉が駅待合室への入口だったので、右の扉が公民館の入口だと思われます。変わった形の建物ですね。昔の写真を見ると建物の壁一面に絵が描かれていたのですが、消されちゃったみたいですね。寂しいです。
P1160507_ゆだ高原_R

滞在わずか10分ほど・・・黒沢駅で列車交換してきたと思われる上り列車がやってきました。
P1160508_ゆだ高原_R

やってきた列車はキハ100の快速ですが、予想外の4両編成でした。先頭のキハ100-31に乗車して折り返します。
この短い滞在時間で作業を終えたらしい保守員さんも一緒に乗車しました。

行程:北上(3729D快速横手行)ゆだ高原(3730D快速北上行)ほっとゆだ

Comments 2

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 風来梨  
30年ぶりに訪ねた北上線

こんばんは。

この春、30年ぶりに北上線に立ち寄りました。 初めは立ち寄る予定はなかったのですけど、只見線から「あまちゃんスペシャル」を撮るべく、三陸鉄道の安家川橋梁へ向かう途中で、あまりにも距離があるので、北上線の無人駅でレンタカー車中泊を入れました。 泊まったのはゆだ高原駅で、駅には待合室文庫があって、漫画単行本も置いていて、駅寝環境は優良でしたね。

それでせっかく北上線を訪ねたのだからと、翌朝は思い出の駅・陸中大石(ゆだ錦秋湖)と、錦秋湖の橋梁に立ち寄って、30年ぶりに北上線撮り鉄しましたよ。 それは、近日中に記事にしようかと。

それと、解ってはいたのですが、陸中大石駅がゆだ錦秋湖に駅名変更後の変わりように少し寂しさを感じましたね。

それでは、在りし時の陸中大石駅の記事です。 宜しければどうぞ。
https://furai58.blog.fc2.com/blog-entry-837.html

2020/06/20 (Sat) 21:25 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
Re: 30年ぶりに訪ねた北上線

風来梨さん、こんにちは。
風来梨さんも北上線に訪問されてましたか。三陸のほうは私も春に行ってきました。

ゆだ高原駅も訪問されたんですね。そういえば駅舎内の写真をアップするの忘れてました。
大したものではないですが、アップロードしてみました↓ 待合室文庫ありますね~
 https://blog-imgs-135.fc2.com/o/p/e/opentp2/20200621170611ed6.jpg
時期は少しズレてますが、同じ場所に居合わせるというのは不思議な感じがしますね。

ゆだ錦秋湖、ほっとゆだ、ゆだ高原・・・と北上線は駅名改称が激しい路線ですね。ブランク期間が長かったので、昔覚えた駅名が変わっているのを最近知って違和感とともに驚きを感じます。個人的には「新山口駅」にはびっくりしました。本来の地名を大切にして欲しい気もします・・・

2020/06/21 (Sun) 17:17 | EDIT | REPLY |   

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