北海道完乗の旅19夏(24) 根室本線 厚床駅 ~かつての標津線の分岐駅~
今回から再び北海道の旅に戻ります。
茶内駅を発った列車は更に花咲線を東に進みます。
厚岸郡浜中町の代表駅の浜中駅を越えると同じ浜中町内の姉別駅に停車。
姉別駅を越えると根室市に入り、厚床駅に停車します。
現在は単式ホーム1面1線の無人駅。上画像の駅舎は1989(平成元)年11月に改築されたという駅舎です。
厚床駅は今回は下車できませんでしたが、ずっと以前に1度だけ下車した事のある駅です。今は根室市厚床にある根室本線の単独駅ですが、かつては標津線というローカル線が分岐していました。
前回訪問時は根室発の朝一の上り列車に乗車して、この駅で標津線に乗り換えました。
明け方の厚床駅構内(1986/12/20撮影)
当時の駅構造は2面3線。大平原の駅に3方向の車両が集う素晴らしい光景が見られました。涙ものです(涙)
後ほど時刻表で確認したところ、根室始発の上りが6:23着の6:55発。厚床始発の下り根室行きが6:48発。標津線中標津行きが6:40発。標津線は島式ホーム側の2番線に発着していたようなので、一番右が標津線列車、となりの1番線が根室行き、左手前が釧路行きと思われます。根室始発は2連でやってきて、ここで釧路方面と根室方面に分割したと思うのですが、記憶がありません・・・。
当時の駅舎は、1919(大正8)年11月開業時からの木造駅舎でした。駅員さんがいるような雰囲気があるのですが、こちらも記憶は全くありません・・・。
この後、標津線の単行に乗車して中標津に向かいました。その様子はまた別途。
さて、今年の夏の話に戻ります。
厚床駅を出発すると、今年の3月に廃止された初田牛駅跡を通過し、別当賀駅に停車。北海道の無人駅でよくみかける貨車改造の駅舎です。これは車掌車ですかね。
次は落石駅。「らくせき」ではありません・・・。
構造は珍しく2面2線。コンパクトな駅舎がありました。
この辺りから線路は北上するようになります。そして昆布盛駅に停車。おもしろ駅名です。
次の西和田駅は普通列車でもなぜか通過。そして路線名の愛称にもなったのに廃止されてしまった花咲駅跡を通過すると次は東根室駅です。ここで下車することにしました。