週末パス17師走(17) 仙山線 作並駅 ~交流電化発祥地~
北山形駅から仙山線の快速列車に乗車しました。仙山線は次の羽前千歳駅で奥羽本線から分岐します。
日が暮れてしまいましたが、仙山線でも足跡を残すためにひと駅下車するつもりです。候補は山寺駅か作並駅。山寺には日帰り訪問の計画があるので、今回は作並駅で下車する事に決めました。
下車したのは私一人、真っ暗です。
作並駅は宮城県仙台市青葉区作並に所在する駅。この駅はもう仙台市内なんですね。ニッカウヰスキーの仙台工場が近くにあり、以前は専用線も出ていたとのこと。
作並温泉の玄関口でもあります。駅前にはどこかの旅館からの送迎車が待機していてお客を待っていました。私が駅でぐだぐだしているのを見て、お客でないことがわかると車は去っていきました。
駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線。ホーム間は仙台方の構内踏切で結ばれています。列車が去った構内はしーんと静まり返っています。
駅構内側から駅舎を望みます。大きな"作並こけし"が出迎えてくれます。
仙台方には旧機関区の名残で機関庫や転車台があるそうですが、真っ暗闇でよくわかりませんでした。
また、この駅は交流電化発祥の地なんだそうです。小さな石碑が立っていました。
仙台~作並間が日本初の交流電化での営業区間となったそうです。当時の作並~山形間は既に直流電化されていたため、作並駅は日本で最初の交流・直流の接続点となり、地上切換式の交直セクションが設置されていました。
駅舎は2008(平成20)年3月改築の特長的な木造建築です。
駅前は民家が数軒あるだけの寂しい様子でした。
駅舎内の様子。簡易委託駅で作並観光案内所が業務を受け持っているとのこと。係員がいるのは日中だけのようです。この左側に観光案内所兼待合室があります。無人でしたが空調完備されており、寒さを凌げました。
缶コーヒーで温まってから駅舎内の撮影を行います。
駅構内にあったのりば案内。駅構造がよくわかります。
作並駅の駅名由来。「作」と「並」でそれぞれ意味があるようです。交流電化についても記述されていました。
駅時刻表。快速を含めてもだいたい1時間に1本ですね。
次の19:29発の列車の時刻が近づくと、またどこかの旅館からの送迎車がやってきて、二人組の若い女性が降りてきました。送迎の方と「またきてね」などと挨拶をしています。作並温泉からの帰り客のようですね。
その二方と共に次の列車に乗車します。乗車車両はE721系4連のクモハE721-41。仙台に向かいます。
作並からは40分弱で仙台駅に到着です。8番線着。これにて今回7路線目の仙山線の踏破完了です。
仙台の立派な駅舎を撮影した後は帰るのみです。
改札口正面には大きなクリスマスケーキにSuicaペンギンが並んでいました。
帰りは「こまち36号」で上野までワープです。
帰りの新幹線では仙台駅で買った「うにの箱めし」をいただきました。駅弁自体は八戸駅のものだそうですが・・・うにがどっさりで美味!
無事に上野に到着して週末パスの旅の終了です。
1日目(2017/12/09):12,504歩 2日目(2017/12/10):13,495歩
踏破完了した路線:磐越東線、磐越西線、白新線、米坂線、山形鉄道フラワー長井線、左沢線、仙山線
下車・記録駅累計:936