西日本完乗への道-山陽阪神編(23) 高砂線 尾上駅跡 ~山陽電車のガード脇にあったかつての駅~
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山陽電車の尾上の松駅からかつての高砂線の駅跡に向かいます。踏切を渡ってから、高砂線の廃線跡を転用したという道路を東に歩いて行くと・・・道路脇に何かがあるのを見つけました。そちらには車輪のモニュメントと石碑が置かれていました。高砂線の尾上駅跡です。尾上駅はかつて兵庫県加古川市尾上町今福にあった国鉄高砂線の駅。石碑には尾上駅の歴史が記されていました。車輪のモニュメント。高砂駅跡にもありましたが、これは当...
西日本完乗への道-山陽阪神編(22) 山陽電気鉄道本線 尾上の松駅 ~国鉄高砂線の尾上駅跡へ~
高砂駅から山陽電鉄本線の神戸三宮行きに乗車しました。ちなみにここでいう神戸三宮とは阪急のほうの駅。阪神のほうの神戸三宮行きもあるようなのでちょっとややこしい気がします。列車は駅を出るとすぐに加古川を渡ります。高砂駅から次の尾上の松駅間はかつての国鉄高砂線と並走していた区間です。高砂線のほうの橋梁は撤去されたそうですが、橋脚が残されているのを車窓で確認できました。おそらく加古川の支流のほうにはまだ残...
西日本完乗への道-山陽阪神編(21) 高砂線 高砂北口駅跡と高砂駅跡 ~廃線跡をお散歩~
山陽電鉄本線の高砂駅を下車して、国鉄高砂線の廃線跡を辿ります。ここで地図を確認。①のそばの高砂駅から⑧にあったという国鉄高砂線の高砂駅の跡地まで向かいます。地図上では1キロ弱、徒歩で12分の計算。線路跡は遊歩道になっており、地図上でもよくわかります。まずは①にやってきました。東側から見た様子。高砂駅は建物を挟んだ右手。高砂駅から見ると駅前通りの裏手にあたります。遊歩道というより駐輪場になっていますが、こ...
西日本完乗への道-山陽阪神編(20) 山陽電気鉄道本線 高砂駅 ~国鉄高砂線の廃線跡へ~
網干線に立ち寄った後、飾磨駅から山陽電鉄本線の上り列車に乗車しました。山陽電鉄本線は基本的には山陽本線や山陽新幹線と並走している路線ですが、この辺りではそれらのJR線からはかなり離れた海側を走ります。各駅に停車しながら列車は東進し、高砂駅に到着しました。3番線の到着。ここで下車することにしました。 高砂駅は兵庫県高砂市高砂町浜田町にある山陽電気鉄道本線の駅。全列車が停車する高砂市の代表駅です。駅...
西日本完乗への道-山陽阪神編(19) 山陽電気鉄道網干線 山陽網干駅 ~切り詰められた?網干線の終着駅~
飾磨駅から網干線の山陽網干行きに乗車しました。網干線は全線単線。線内では山陽天満駅など2か所で列車交換が行われました。元々は複線にする予定だったそうで、航空写真を見るとほぼ全線で複線分の敷地が確保されているのがわかります。そのため、線内の全駅が列車交換可能な構造になっています。飾磨駅から17分ほどで列車は終点の山陽網干駅に到着しました。2番線着。 山陽網干駅は兵庫県姫路市網干区垣内中町にある山陽電...
西日本完乗への道-山陽阪神編(18) 山陽電気鉄道本線・網干線 飾磨駅 ~ちょっと不思議な構造の網干線分岐駅~
手柄駅から山陽電車の山陽須磨行きに乗車しました。列車は南に進み、亀山駅の先で左に直角カーブすると飾磨駅に到着です。3番線の到着。乗換えのため下車します。 飾磨駅は兵庫県姫路市飾磨区清水にある山陽電気鉄道の駅。ここで気になったのが住所。姫路市は政令指定都市ではないですが、一部地域にだけ「区」があるんですね~。飾磨区は合併する前の飾磨市のエリアに相当するそうですが、おそらく「飾磨区」という行政区画は存...
西日本完乗への道-山陽阪神編(17) 山陽電気鉄道本線 手柄駅 ~「逆立体化工事」の付け替え区間と飾磨港線~
姫路モノレールの手柄山駅跡を後にして、山陽電車の最寄りの駅に向かいます。手柄山を東に降ります。ですが、直接東には降りられないようで、結局は南側の市役所北通りに出ることになりました。その通りを東に進んでいくと踏切がありました。山陽電気鉄道本線です。その線路の西側には例の遊歩道が線路沿いに伸びています。飾磨港線廃線跡です。この遊歩道を手前(南)に進むと線路から徐々に離れて行きますが、その途中に亀山駅跡が...
西日本完乗への道-山陽阪神編(16) 姫路モノレール 手柄山駅跡 ~手柄山中央公園に残るモノレールの駅~
飾磨港線の亀山駅跡から手柄山に向かいます。山陽電鉄の線路に徐々に近づいていく廃線遊歩道とは別れ、大通りを北に歩いて行きます。「手柄公園東」という交差点を左折して、船場川を渡ると公園らしき丘が見えてきました。「手柄山中央公園」です。手柄山という標高約50メートルの山がそっくり公園になっています。歩いてきた道は公園の真ん中を突っ切る道路で両側が丘になっています。その両側の丘をつなぐ歩道橋がありました。案内図...
西日本完乗への道-山陽阪神編(15) 山陽電気鉄道本線 亀山駅 ~播但線支線「飾磨港線」の亀山駅跡へ~
山陽姫路駅から山陽電車に乗車しました。高架駅を出発した列車は左カーブしつつ地上に降り、JRをくぐると南に進路をとります。この辺りは1986(昭和61)年10月に廃止された播但線支線の通称「飾磨港線」のルートとほぼ一致しています。飾磨港線は姫路~飾磨港間を結ぶ貨物優位の路線だったようです。福知山線支線の尼崎港線のような立ち位置だったのかなと思います。廃止直前の旅客列車はわずか1日2往復だったそうです・・・。さて、列車...
西日本完乗への道-山陽阪神編(14) 山陽電気鉄道本線 山陽姫路駅 ~山陽電車の乗りつぶし開始です~
JRの姫路駅から山陽姫路駅にやってきました。山陽姫路駅は兵庫県姫路市南町にある山陽電気鉄道の駅。山陽電気鉄道本線の終点になります。JRの姫路駅から見ると北西側のすぐ近くに位置しており、ペデストリアンデッキが直結しています。駅構造は高架上にある頭端式ホーム4面4線で北から1~4番。線路終端側で山陽百貨店本館の2階に直結しており、改札口もそちらにあります。典型的な私鉄のターミナル型の構造です。高架化は1954(昭和...
西日本完乗への道-山陽阪神編(13) 山陽本線 姫路駅から山陽電気鉄道本線 山陽姫路駅へ ~神戸西須磨パークス1dayチケット~
加古川駅からJR神戸線の快速姫路行きに乗車しました。快速は明石より西では各駅に停車するようですね。途中、御着駅では2番線に入線してしばらく停車。3番線を新快速と特急が立て続けに通過していきました。間もなく終点の姫路駅というところで列車は信号停止。列車で埋まっていて入線ができない状態らしく、しばらく待つことになりました。結局5,6分ほどの遅れで姫路駅に到着しました。6番線の到着です。 姫路駅は兵庫県姫路...
西日本完乗への道-山陽阪神編(12) 高砂線・別府鉄道野口線 野口駅跡 ~加古川早朝散歩で「日本一寂しい国鉄・私鉄の接続駅」へ~
加古川駅そばのホテルで駅巡り2日目の朝を迎えました。この日は一日かけて山陽電車を巡る予定ですが、その前にかつて加古川駅から出ていた高砂線の廃駅を訪問しようと思います。高砂線は加古川駅から高砂港駅までを結んでいた国鉄路線で、加古川線と同じ播州鉄道を前身に持つ路線。1984('昭和59)年12月に全線廃止となっています。では早朝散歩します。6時半ごろにホテルを出発して、まずは南の方にある加古川市役所を目指します。2...
西日本完乗への道-山陽阪神編(11) 山陽本線・加古川線 加古川駅 ~加古川線の妙な?配線。「かつめし」いただきます~
鍛冶屋駅跡からバスで西脇市駅に戻り加古川線の上り列車に乗車しました。終点の加古川駅には日が落ちてからの到着となりました。6番線の到着。列車のほうは折返しの厄神行きとなりました。 加古川駅は兵庫県加古川市加古川町篠原町にあるJR西日本の駅。加古川の河口にある街、加古川市の代表駅です。加古川は江戸時代には西国街道の宿場町として栄えたそうです。(ここからの説明文は横着して前回訪問記事の記述を一部抜粋しま...
西日本完乗への道-山陽阪神編(10) 鍛冶屋線 鍛冶屋駅跡 ~鍛冶屋線の終着駅。「鍛冶屋線記念館」のキハ30~
鍛冶屋線の市原駅跡に立ち寄ってからウイング神姫バスに再び乗車しました。鍛冶屋線は杉原川に沿って北に伸びていますが、流域の地形がクランク状になっており、川と共にカクッカクッと直角カーブしていきます。国道は山側をショートカットしますが、バスは川に沿って県道を北上し、一つ目の角に差し掛かりました。「羽安」の交差点です。横切る道路は「日野北バイパス」で、これが鍛冶屋線の廃線跡を転用した道路。バスはその道路を横...
西日本完乗への道-山陽阪神編(9) 鍛冶屋線 市原駅跡 ~播州ラーメンとキハ30形気動車~
西脇市駅からウイング神姫の山寄上行きのバスに乗車しました。バスは西脇市の市街地を巡りながら北上。街を出ると国道427号を北進するようになったかと思います。基本的には鍛冶屋線の廃線跡を辿っていきますが、線路は杉原川を挟んだ西側を走っていたようですね。しばらく走って西田という国道沿いのバス停で下車することにしました。西脇市駅からは380円也。地図を見たところだと、このバス停がかつての鍛冶屋線の市原駅に一番近...
西日本完乗への道-山陽阪神編(8) 加古川線 西脇市駅 ~野村駅と西脇駅。谷川への延伸経路が命運を分けた?~
粟生駅から加古川線の下り西脇市行きに乗車しました。列車は加古川に沿って北上。終点の西脇市駅には12:30に到着しました。1番線の到着。列車の行先表示は「回送」となりました。 西脇市駅は兵庫県西脇市野村町にある加古川線の単独駅。播州ラーメンなどが知られる西脇市の代表駅です。播州ラーメンは私も後ほどいただくことになりました^^駅の開業は1913(大正2)年10月のことで、播州鉄道の滝駅~西脇駅間に野村駅として新設開...
西日本完乗への道-山陽阪神編(7) 神戸電鉄粟生線・加古川線・北条鉄道北条線 粟生駅 ~JRと第三セクターと私鉄のジャンクション~
三木駅から神鉄粟生線の粟生行きに乗車しました。列車は時折林のなかを抜けたりして北西方面に走ります。車内はほぼ学生で、小野駅で多数が下車すると、今度は葉多駅で多数乗車してきました。加古川を渡ると終点の粟生駅に到着です。時刻は正午ぴったり。 粟生駅は兵庫県小野市粟生町にあるJR西日本、神戸電鉄、北条鉄道の駅。読みは「あお」・・・ローマ字表記だと「AO」となり、一番短い駅名ではないかという説があります。これに...
西日本完乗への道-山陽阪神編(6) 神戸電鉄粟生線 三木駅 ~"現役の"三木駅~
三木鉄道三木駅の跡地にあった三木鉄道記念公園から神戸電鉄の"現役"の三木駅まで歩きます。かつて三木線があったころは三木線の三木駅と神鉄の三木駅をDMVで結ぶ構想もあったそうですね。もし実現したら、神鉄の三木駅前でバスに乗り換えるとそのまま厄神駅まで行けたんでしょうね~。ちなみに「DMV」というのは・・・→→安佐海岸鉄道のDMVその構想ルートかどうかわかりませんが、住宅地に中を真っすぐ北に進んでいくと・・・橋を渡ります...
西日本完乗への道-山陽阪神編(5) 三木鉄道三木線 三木駅跡 ~三木線のかつての終着駅。「三木鉄道記念公園」~
三木鉄道三木線の別所駅跡から三木線廃線跡の「別所ゆめ街道」を東に歩きます。てくてく歩いて行くと、公園のような広々としたところに出てきました。手前のは信号機かな?ここが終着駅の三木駅があった跡地のようですね。三木駅はかつて兵庫県三木市福井にあった三木鉄道三木線の終着駅。三木線の廃止に伴って2008(平成20)年4月に廃駅となりました。現在の跡地は三木鉄道記念公園となっています。ちなみに三木線を廃止に追いやった...
西日本完乗への道-山陽阪神編(4) 三木鉄道三木線 別所駅跡から高木駅跡へ ~「別所ゆめ街道」をお散歩~
厄神駅の北口駅前から神姫バスに乗車しました。乗車したのは30系統の三木営業所行き。これは三木鉄道三木線の廃止代替バスになります。三木線は厄神駅と三木駅とを結ぶ6.6kmの短い路線でしたが、2008年4月に廃止されました。その線路跡をバスは辿っていきます。厄神駅の北口から出発したバスは、まず加古川(川の名です)の南岸に出てきました。画像↓は三木線の廃線跡ではなく、加古川線が加古川を渡る現役の加古川橋梁です。ここで...