18きっぷ24春-飯田高遠編(16) 中央本線 信濃境駅 ~信濃と甲斐の国境付近の新設駅~
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茅野駅で中央本線上りの大月行きに乗車。列車は南東方面へ"下って"いきます。さて、東京に戻るにはまだ時間がありますので、いくつか気になる駅に途中下車しようと思います。この付近で駅舎の佇まいが気になる駅が2つほどありました。そのひとつ、まずは信濃境駅で下車しました。 信濃境駅は長野県諏訪郡富士見町境にある中央本線の無人駅。位置的には・・・"信濃の国と甲斐の国の境"にある駅。山梨県との県境は隣の小淵沢駅との...
18きっぷ24春-飯田高遠編(15) 中央本線 茅野駅 ~白樺湖への玄関口~
高遠駅から高遠線の快速バスで茅野駅にやってきました。茅野駅は長野県茅野市ちのにある中央本線の駅にして茅野市の代表駅。八ヶ岳(北八ヶ岳ロープウェイ)、白樺湖、蓼科高原、車山高原などなど・・・市の東方や北方に多くの観光地があり、それらの玄関口となっています。"木落し"で知られる諏訪大社の"上社"のほうは実は当駅が最寄り駅になるそうです。個人的には白樺湖の入口というイメージが強いです。学生時代に1泊2日で合宿した...
18きっぷ24春-飯田高遠編(14) 高遠線 (高遠駅→茅野駅) ~快速バスで杖突峠越え~
前回の高遠城址公園の続き。お弁当を食べながらのお花見休憩後は、北ゲートから有料エリアを出ました。大手門に向かう途中には、観覧券にも書かれていた「進徳館」という史跡がありました。 「進徳館」は全国でも珍しい城内に設けられた高遠藩の藩校だったそうです。 城址公園の丘を下って・・・信州伊那アルプス街道を歩いて高遠駅に戻ってきました。さて・・・次は前々回の記事で少しお話した快速バスに乗車して茅野に出ようと思...
18きっぷ24春-飯田高遠編(13) 高遠城址公園の桜 ~満開にはちょっと早かったようです~
JRバス高遠線で高遠駅にやってきました。ここから高遠城址公園まで歩いていこうと思います。まずは国道361号「信州伊那アルプス街道」を東に進みます。この街道が高遠のメンストのような感じで、城下町を意識した美しい景観になっていました。幟には「高遠そば」の文字。「高遠そば」とは高遠発祥の会津地方のそばのことをいうそうです。逆輸入なんですね。街道沿いにいくつかお店がありました。蕎麦好きの私としては入店しておきたいと...
18きっぷ24春-飯田高遠編(12) 高遠線 高遠駅 ~桜の街のかつての国鉄自動車駅~
伊那北駅近くのホテルで2日目の朝を迎えました。5時に起床して7時にチェックアウト。この日はバスで高遠に向かいます。前日確認した駅北側の踏切付近の桜並木を歩いて・・・ジェイアールバス関東伊那支店の入口にやってきました。バス停名は「JRバス車庫前」。しばらく外で待っていると、車庫の奥からバスがやってきて入口で停車。前扉が開きました。一応、運転手さんに行先を確認・・・といいますか、中途半端な停車位置だったので乗車で...
18きっぷ24春-飯田高遠編(11) 飯田線 伊那北駅 ~JRバスの営業所近くで翌日に備えて一泊~
伊那市駅から北に歩いてお隣の伊那北駅に到着しました。伊那北駅は長野県伊那市山寺にある飯田線の無人駅。駅名を聞いてまず思ったのは・・・北伊那駅ではないんですね。一般的に東西南北は頭に付くと思ってますが、後ろに付いているのは何か理由があるのかな? 1912(明治45)年1月の開業時からこの駅名だったようですね。ただ、「いなきた」のほうが響きはしっくりくるように思います。日本人的な命名センスなのかもしれません?駅...
18きっぷ24春-飯田高遠編(10) 飯田線 伊那市駅と伊那バスターミナル ~バスが充実した伊那谷北部の街~
駒ケ根駅や沢渡駅などで長時間停車しつつ、列車は当面の目標としていた伊那市駅に到着しました。1番線の到着。ここではしっかり下車します。 伊那市駅は長野県伊那市荒井にある伊那谷北部の街"伊那市"の代表駅にして飯田線の主要駅。飯田線内では貴重なJR全線きっぷうりばも設置された直営駅です。駅は1912(明治45)年5月に伊那電車軌道の伊那町駅として開業。1954(昭和29)年11月に伊那市発足に伴い、現駅名に改称しています。...
18きっぷ24春-飯田高遠編(9) 飯田線 (駒ケ根駅→沢渡駅) ~駒ヶ岳の麓の駅~
伊那福岡駅を発った飯田線の岡谷行きは駒ケ根駅に到着しました。1番線の到着。この駅では8分ほどの停車時間がありました。 駒ケ根駅は長野県駒ヶ根市東町にある駒ヶ根市の代表駅。駒ヶ根市は伊那谷のほぼ中央にある都市。木曽駒ヶ岳の東側からの登山口が近く、駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅までバスも出ているそうです。「駒ヶ根」という地名は、駒ヶ岳の根っこにある街という意味合いがあるのではと思います。駅は1914(大正3...
18きっぷ24春-飯田高遠編(8) 飯田線 伊那福岡駅 ~飯田線名物?Ωカーブ~
伊那大島駅で列車交換を終えた飯田線下りの岡谷行き。列車はこの先でやけにくねくねした線形の区間に入ります。地図や航空写真を見ても標高がよくわからないのですが、段々畑のような地形なんでしょうかね~??伊那田島駅の様子。1面1線の無人駅。周辺には果樹園が広がります。これは桜?桃?伊那田島駅を出ると次の駅の手前で列車交換が行われていたと思います。おそらく大沢信号場。伊那田島駅と高遠原駅という交換不可能な駅の...
18きっぷ24春-飯田高遠編(7) 飯田線 (天竜峡駅→飯田駅→伊那大島駅) ~伊那谷を時折蛇行しながら北上~
金野駅から飯田線下りの岡谷行きに乗車しました。列車はいわゆる"飯田線の前半戦"の山岳区間を抜け出て天竜峡駅に到着です。1番線の到着。ここでは4分ほどの停車時間がありました。 天竜峡駅は長野県飯田市川路にある飯田線の節目の駅のひとつ。国有化される前は伊那電気鉄道と三信鉄道の境界駅でした。現在も両方面に当駅を起終点とする列車が多数設定されています。個人的には飯田線の中間地点というイメージが強く、またこ...
18きっぷ24春-飯田高遠編(6) 飯田線 金野駅 ~川沿いの無人地帯にある秘境感満点の駅~
千代駅から上り列車でひと駅。すぐに次の目的地の金野駅に到着です。ホーム上には団体さんらしき一団が列車待ち。おそらく一つ前の列車で下車するのを見かけた団体さんだと思いますが、秘境駅訪問が組み込まれたツアーなんでしょうかね~?列車が到着すると皆さん一斉に乗車。そして私以外にお一人下車。去る列車を見送ります。上諏訪発豊橋行きという超ロングラン鈍行にひと駅区間だけの乗車でした^^; 金野駅は長野県飯田市...
18きっぷ24春-飯田高遠編(5) 飯田線 千代駅 ~箱庭の秘境駅でお弁当~
水窪駅で上り特急と交換した天竜峡行きは、天竜川沿いに復帰して秘境駅の連なる山深くを北上します。今回下車する予定の駅は金野駅と千代駅。それ以外で気になる駅としては唐笠駅でしょうか。天竜ライン下り終点の港があるそうですね。列車はまず金野駅に停車。ここは"行ったり来たり戦法"で一旦スルーしますが、団体さんが一斉下車していきました・・・何かあるんですかね??そしてその次に停車する千代駅で下車します!豊橋から長...
18きっぷ24春-飯田高遠編(4) 飯田線 水窪駅 ~佐久間ダム建設の付け替え区間と上位ランクの秘境駅エリア~
天竜峡行きは中部天竜駅で20分停車を終えて出発しました。次の佐久間駅から大嵐駅の区間は、佐久間ダム建設によって1955(昭和30)年11月に付け替えられた区間となります。旧線は天竜川の東岸に沿っていたそうですが、途中の駅と共にほとんどがダム湖に水没しました。新線は天竜川から一旦離れて、東側の水窪川沿いを進みます。地図を見るとわかりやすいです↓佐久間駅をでるとまず「峰トンネル」という長大トンネルで北東方面に抜けま...
18きっぷ24春-飯田高遠編(3) 飯田線 中部天竜駅 ~山岳区間の拠点駅で長時間停車~
三河東郷駅でしばらく停車した天竜峡行きは、本長篠駅を過ぎた辺りから山間部に突入します。その後は右車窓に宇連川(うれがわ)を見ながら進みます。三河川合駅に停車。対向列車待ちでのひと時。桜がチラホラ。三河川合駅はかつての鳳来寺鉄道の終着駅で、その当時は観光や物流の中継点として賑わっていたそうです。今は小さな待合室だけの無人駅・・・当時の賑わいが信じられませんが、複数の側線をもつ構内などがかつての面影を残し...
18きっぷ24春-飯田高遠編(2) 飯田線 三河東郷駅 ~長篠の合戦場そばを行く。停車時間でお花見 その1~
新城駅で交換を終えた飯田線の天竜峡行き。そこから3駅進んで三河東郷駅でも列車交換がありました。2番線の到着。8分間の停車です。 三河東郷駅は愛知県新城市川路字夜燈にある飯田線の無人駅。旧南設楽郡東郷村の所在だったそうです。当駅は織田徳川連合軍と武田勝頼が戦った「長篠の戦い」の決戦地「設楽原」の南側に位置しています。駅名標にもありますが、一つ手前の駅は茶臼山駅。「茶臼山」といえば信長が陣を敷いた山ですね...
18きっぷ24春-飯田高遠編(1) 飯田線 (豊橋駅→新城駅) ~天竜峡行きに乗車して駅巡り開始~
先週末は18きっぷの残り分を利用して飯田線などに乗車してきました。実は前回の只見線駅巡りの翌週末に近鉄の乗りつぶしにも出かけてきたのですが、ちょっと長くなりそうなので、今回からは飯田線駅巡りの方を先にご紹介しようと思います。今回の主な目的は、飯田線内で前回訪問時に下車できなかった秘境駅のリベンジと、高遠線に乗車して高遠城址公園でお花見しよう・・・の2点です。まず飯田線起点の豊橋に向かいますが、今回は新幹...
18きっぷ24早春-篠ノ井只見編(19) 磐越西線・東北本線 (会津若松駅→郡山駅→新白河駅) ~エピローグ~
今回はひたすら帰るだけの記録です^^;只見線を完乗して終点の会津若松駅に到着しました。徐行運転や対向列車待ちなどの影響で約1時間の遅れでの到着です。 左が4番線に到着した只見線。天候はこの日一番の吹雪・・・。次に乗車する予定の磐越西線が出ているか心配してましたが、お隣り3番線で郡山行きが出発を待ってくれてました。3番線の列車は15:30発の快速郡山行き。計画ではひとつ前の各停に乗車する予定でしたが・・・。乗車車...
18きっぷ24早春-篠ノ井只見編(18) 只見線 (会津中川駅→会津坂下駅→会津若松駅) ~只見川沿いを下って強風の会津盆地へ~
会津中川駅から会津若松行きに乗車しました。乗客は数名ほど・・・ここからは各駅毎に撮影していきます。列車は只見川に沿って下っていきます。上田ダムを過ぎると第四只見川橋梁で川の北岸に出て会津水沼駅に停車。そのまま沼沢カルデラの北側を回り込んで、例の早戸駅に停車。お世話になった待合室^^;(右画像↓) 山間を進み第三只見川橋梁で南岸に出ると宮下ダムが見えてきます。水量豊富です。ダムの横を抜けると会津宮下駅に...
18きっぷ24早春-篠ノ井只見編(17) 只見線 会津中川駅 ~道の駅で吹雪をやり過ごします~
缶詰め状態になりかけた早戸駅を90分遅れで何とか無事に脱出しました。2駅戻って終点一つ手前の会津中川駅に到着。ここで予定通り下車することにしました。 会津中川駅は福島県大沼郡金山町大字中川字坂下にある只見線の無人駅。地図的には・・・沼沢カルデラの北西側の外郭と西を流れる只見川の間に位置しています。駅構造は単式ホーム1面1線なのですが、駅舎は何故かホームとは反対の西側にあり、小出方の構内踏切で連絡してい...
18きっぷ24早春-篠ノ井只見編(16) 只見線 早戸駅 ~川の畔の駅 その3。秘境駅で缶詰め状態に・・・~
会津川口駅で長時間停車を終えて会津若松行きの出発です。さて、只見線内ではひと駅下車しようと思います。"行ったり来たり戦法"を絡めて、前々から降りてみたかった駅に下車します。しかし、本数少なすぎますね・・・。列車は3駅目の早戸駅に到着。ここで下車しましょう~。 早戸駅は福島県大沼郡三島町早戸字小沢巻にある只見線の無人駅。駅は国道と川に挟まれた狭い場所にあり、周辺は民家が見られない無人地帯・・・いわゆる"秘...