北陸駅巡り23夏-富山黒部編(35) 富山地方鉄道本線 上市駅 ~最後の?現役スイッチバック駅~
4
西魚津駅から電鉄富山行きに乗車しました。時刻は17時を既に回っており、車内は学生で賑やか。特に西滑川駅で多くの乗車がありました。列車はその西滑川駅辺りからあいの風とやま鉄道との並走を終えて、内陸側に進路を変えます。北陸新幹線を潜ったりしつつ南下し、列車は上市駅に到着しました。1番線着。ここで下車しましょう。 上市駅は富山県中新川郡上市町若杉にある富山地方鉄道本線の中間駅。この日最後の訪問駅です。...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(34) 富山地方鉄道本線 西魚津駅 ~スプリングポイントと散水の目的~
浜加積駅から下り列車に乗車して少し戻ります。まずあいの風とやま鉄道線を左に見て並走。並走中に早月加積駅、越中中村駅と停車していきます。その間にあちらには東滑川駅がありますが、こちらとの接続はありません。早月川を渡って魚津市に入ると、あいの風の線路をくぐって海側に出ます。海側に出てひと駅目。列車は西魚津駅に到着です。ここで下車しましょう。 西魚津駅は富山県魚津市住吉にある富山地方鉄道本線の無人駅...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(33) 富山地方鉄道本線 浜加積駅 ~これこそ絶滅危惧駅舎だと思います・・・~
東三日市駅から再び上り列車に乗車しました。"行ったり来たり"してます^^;列車は再び元北陸本線を跨いで海側に出て、南に進路をとると、魚津駅に隣接した新魚津駅に停車。そこからしばらく元北陸本線と並走しますが、西魚津駅の先で今度はくぐって陸側へ。そのまま並走を続けます。さて、次は新魚津~上市間に設定した第3ブロックで下車します。下車する第一候補は既に決めていましたが、ここも"行ったり来たり戦法"でスルーします...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(32) 富山地方鉄道本線 東三日市駅 ~「訪ねておきたい名駅舎 絶滅危惧駅舎」~
電鉄黒部駅でしばらく停車した列車は交換を終えて出発。次の駅は東三日市駅。ここで下車しましょう。 東三日市駅は富山県黒部市三日市にある富山地方鉄道本線の小駅。駅舎の写真を見て下車することに決めました。駅構造は単式ホーム1面1線。駅舎はホームの電鉄富山寄りに面しています。宇奈月温泉方からの様子。ストレートでシンプルな構造。振り返って宇奈月温泉方面。線路は真っすぐ東に伸びていきます。右手には木々が鬱蒼...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(31) 富山地方鉄道本線 電鉄黒部駅 ~黒部市の富山地鉄側の中心駅~
経田駅から富山地鉄本線の下り列車に乗車しました。列車は北に進むとまず電鉄石田駅で列車交換。内陸側に向きを変え、再びあいの風とやま鉄道を跨ぐと・・・電鉄黒部駅に到着。この駅でも交換でしばらく停車します。電鉄黒部駅は富山県黒部市三日市にある富山地方鉄道本線の主要駅にして、黒部市の富山地鉄側の中心駅。黒部市の代表駅である元北陸本線の黒部駅とは1.2kmほど離れています。黒部での両線の接続は残念ながらありません。...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(30) 富山地方鉄道本線 経田駅 ~廃止された駅の解体移築駅舎~
愛本駅から元京阪のテレビカーに乗車しました。列車は平野にでて田園風景の中を西に進みます。深いクロスシートでのんびり車窓を眺めていると、斜め前のボックスにいるアジア系外国人の家族が何か大騒ぎしています。トンボが車内を飛び回ってるんですね・・・。列車はある駅で停車。ワンマン運転士さんが運賃清算に出てきたところで、お父さんが虫がいることを手振りでアピール。すると、運転席から信号旗を持ち出して虫と格闘を始め...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(29) 富山地方鉄道本線 愛本駅 ~変電所に隣接した駅。今度はテレビカーに乗車~
浦山駅から下り列車に乗車。3駅戻って愛本駅で下車します。 愛本駅は富山県黒部市宇奈月町内山にある富山地方鉄道本線の無人駅。位置的には宇奈月温泉への隘路の入口にあり、田畑が広がる車窓が木々に変化しだすといった位置にあると思います。駅構造は単式ホーム1面1線。駅舎は電鉄富山方にあります。こちらは宇奈月温泉方面。東急車を見送ります。右(西)側は森。宇奈月温泉方から見た様子。かつては相対式2面2線の構造だっ...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(28) 富山地方鉄道本線 浦山駅 ~地鉄本線木造駅舎巡り~
欅平駅からトロッコで宇奈月駅に戻り、宇奈月温泉駅までやってきました。ここから富山地方鉄道本線で電鉄富山駅まで帰ります。乗車することになったのは「レッドアロー」でした。2連先頭のモハ16011に乗車します。クロスシートは快適々々^^時刻は13時半・・・このまま真っすぐには帰りません。復路は日が落ちるまで木造駅舎巡りをしようと思います。宇奈月温泉駅~上市駅の間を3ブロックに分けて、そのブロック毎にひと駅ごとピックアッ...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(27) 黒部峡谷鉄道本線 欅平駅 ~トロッコの終着駅~
鐘釣駅から欅平行きのトロッコに乗車しました。トロッコは黒部川の西側を上流に向けて登っていきます。次の駅は小屋平駅。関西電力専用駅のひとつで、小屋平ダムへのアクセス駅になると思います。駅構造は島式ホーム1面2線。上り列車を待たせてこの駅は通過しました。 そして、ついに終点の欅平駅に到着しました。 欅平駅は富山県黒部市宇奈月温泉にある黒部峡谷鉄道本線の終点。トロッコの終着駅です。読みは「けやきだ...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(26) 黒部峡谷鉄道本線 鐘釣駅 ~珍しい経緯と構造を持つスイッチバック駅~
黒薙駅から乗車したトロッコ列車は鐘釣駅に到着しました。下車しましょう~。 鐘釣駅は富山県黒部市宇奈月温泉にある黒部峡谷鉄道本線の駅。鐘釣温泉へのアクセス駅です。中間駅としては数少ない一般客も乗降可能な有人駅。駅名標によると標高は443m。起点の宇奈月駅からは+219m登ったことになりますね。駅構造は相対式ホーム2面2線。改札口は西側の上りホームに隣接しており、下りホームとは地下通路で連絡しています。一...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(25) 黒部峡谷鉄道本線 (笹平駅→出平駅→猫又駅→鐘釣駅) ~出し平ダムに黒部川第二発電所~
黒薙駅で欅平行きのトロッコに再び乗車しました。列車は駅を出るとすぐに後曳橋を渡ります。右車窓後方、黒薙駅が見えます。こちらは左車窓。黒薙川の上流方面にはアーチ橋が見られました。「跡曳水路橋」という新柳河原発電所へ送水するために設けられた水路橋とのこと。新柳原発電所といえば、柳橋駅の近くにあったヨーロッパのお城風の建物・・・ここから結構距離がありますが、そこまで水路が伸びているのでしょうかね~?線路はク...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(24) 黒部峡谷鉄道本線 黒薙駅 ~黒薙温泉への玄関口、そして十六人谷の伝説~
宇奈月駅から乗車したトロッコ列車は最初の停車駅の黒薙駅に到着しました。ここで下車します。下車客は意外にも?私以外に1組いました。 黒薙駅は富山県黒部市宇奈月町音澤にある黒部峡谷鉄道本線の有人駅。黒薙温泉の玄関口となります。といいますか、他に行けるところはなさそうですが・・・。駅名標によると標高は326m。駅構造は単式ホーム1面1線で、ホーム中ほどに小さな駅舎があります。秘境駅にランキングされてもいいくら...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(23) 黒部峡谷鉄道本線 (宇奈月駅→柳橋駅→森石駅→黒薙駅) ~黒部川沿いを行く~
宇奈月駅から黒部峡谷鉄道の欅平行きトロッコ列車に乗車しました。終点の欅平駅までは営業キロで20.1km。黒部川沿いを1時間16分かけてのんびり走ります。ちなみに黒部峡谷鉄道は元々は電源開発のための専用鉄道で、一般客向けのトロッコ以外にも、関西電力関係者の専用列車、いわゆる「工事列車」も走っています。では、例によって地図と見比べながら車窓の様子を。列車はまず「新山彦橋」で黒部川を渡ります。こちら↓は左車窓の下流方...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(22) 黒部峡谷鉄道本線 宇奈月駅 ~始発のトロッコ列車に乗車~
富山地方鉄道の宇奈月温泉駅にやってきました。これから黒部峡谷鉄道に乗り継ぎます。駅前通りを奥に歩いていくと駅が見えてきました。黒部峡谷鉄道の宇奈月駅です。宇奈月駅は富山県黒部市黒部峡谷口にある黒部峡谷鉄道の駅。黒部峡谷鉄道本線の始点となります。営業列車は全てトロッコ列車。線路はナローです。開通は1925(大正14)年6月のことで、当時の日本電力が工事用軌道として開通したそうです。駅は関西電力が旅客営業を開...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(21) 富山地方鉄道本線 宇奈月温泉駅 ~宇奈月温泉の玄関口~
電鉄富山駅から宇奈月温泉行きに乗車しました。終点の宇奈月温泉駅まで地鉄本線を完走します。メモによると、その間の出来事は・・・東新庄駅で京阪マークの列車と交換、越中三郷駅で交換、寺田駅は2番線に入線して1番の列車と交換、山々に向かって進み、上市駅でスイッチバック、先頭車のモハ17483に移動、中加積駅で交換、西滑川駅の先で北陸本線と並走、中滑川駅で交換、東滑川駅の横を通過、海側に観覧車が見え、北陸本線を潜って...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(20) 富山地方鉄道本線 電鉄富山駅 ~地鉄の起点駅は高架化の真っ最中~
駅巡り1日目は富山駅近くのホテルで一泊。2日目の朝は5時半前には出発して、電鉄富山駅に向かいます。電鉄富山駅は富山駅の南東側に隣接している富山地方鉄道の中枢駅。JRやあいの風とやま鉄道との乗換えは一旦南口に出ないといけないので、ちょっと不便かもしれません。乗り入れ路線は本線の1路線のみで起点駅となりますが、立山線や不二越・上滝線の列車も乗り入れているため、実質は3路線の乗り入れとなります。鉄道線のどの駅に...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(19) 富山地方鉄道富山軌道線 (南富山駅前→富山駅) ~軌道線踏破と富山ブラックでこの日は〆~
開発駅から南富山経由の電鉄富山行きに乗車しました。列車は北に進みます。沿線にはひまわりが目立ってました。9分ほど走って南富山駅に到着です。1番線の到着。ここで下車します。時計回りに一周回って南富山駅に戻ってきました。この時点で鉄道線は不二越線と上滝線の踏破が完了しました。本線と立山線は翌日以降に乗車する予定。軌道線は西町~富山駅間がまだ残っていたので、ここから乗車しようと思います。早速、構内踏切を渡...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(18) 富山地方鉄道上滝線 開発駅 ~かつては2面4線あったという構内は・・・~
岩峅寺駅から上滝線経由の電鉄富山行きに乗車しました。上滝線内でも中間駅ひと駅下車縛りを実行しようと思います。下車候補としては・・・木造駅舎の佇まいが良さそうな開発駅と上堀駅。主要駅っぽい駅舎の上滝駅。駅全体がコンクリートに覆われている大川寺駅。悩んだ末に決めたのは、駅名に惹かれて開発駅で下車することにしました。 開発駅は富山県富山市月岡町にある富山地方鉄道上滝線の無人駅。駅名標の通りで「かいほつ」...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(17) 富山地方鉄道立山線・上滝線 岩峅寺駅 ~その2 独特な二階建て木造駅舎~
富山地方鉄道立山線で岩峅寺駅にやってきました。前回記事では立山線の2,1番線やY字形の線路などを確認しましたが、次は駅舎や上滝線の3,4番線について見てみようと思います。構内配線図については前回記事ご参照→→岩峅寺駅#配線略図一旦出場して駅舎の様子。独特な外観の木造二階建てです。何といいますか、ビル型の建物に屋根や車寄せを(無理やり?)つけて、立派な瓦葺にした感じに見えます^^;趣は異なりますが、似ているな~と...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(16) 富山地方鉄道立山線・上滝線 岩峅寺駅 ~立山線に上滝線が合流するY字構造の駅~
下段駅から立山線下りの岩峅寺行きに乗車。再び田んぼの中を南に3駅進んで終点の岩峅寺駅に到着しました。2番線の到着です。 岩峅寺駅は富山県中新川郡立山町岩峅寺にある富山地方鉄道の駅。読みは「いわくらじ」。「峅」・・・見慣れない漢字があって難読駅名だと思います。岩峅寺は富山平野の南東端にあって"立山"への隘路の入口にあります。そんなこともあるのか、この地にできた最初の駅は立山駅を名乗っていたそうです。(そもそ...