2023年07月の記事 - 1ページ目 - きゃみの駅訪問

きゃみの駅訪問

西日本完乗への道-紀伊半島編(45) 紀勢本線 (神志山駅→尾鷲駅→紀伊長島駅) ~再び・・・リアス式海岸を行く~

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神志山駅から紀勢本線の紀伊長島行きに乗車しました。2つ進むと熊野市駅。ここからはこの旅3度目のリアス式海岸区間となります^^;駅と主なトンネルについて復習。熊野市→[木ノ本トンネル]→大泊→[大吹トンネル]→波田須→[甫本トンネル]→新鹿→[逢神坂トンネル]→二木島→[曽根トンネル]→賀田→[亥ヶ谷トンネル]→三木里→[名柄トンネル]→九鬼→[元行野/白浜/行野浦トンネル]→大曽根浦→尾鷲では、ダイジェストで行きます。熊野市を出てまず最...

西日本完乗への道-紀伊半島編(44) 紀勢本線 神志山駅 ~三重交通バスから紀勢本線臨時便に乗り継ぎ~

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三重交通バスで七里御浜を北上、神志山バス停で下車しました。バス停は地図で見ると駅のすぐ目の前にあるはずですが、木々が鬱蒼としておりそうは見えません。ちょっとだけ移動してみたら小広場の先に見えました。神志山駅です。神志山駅は三重県南牟婁郡御浜町下市木にある紀勢本線の無人駅。読みは「こうしやま」。駅は1940(昭和15)年8月、紀勢西線が新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)に延伸された際に開業。位置的には国道42...

西日本完乗への道-紀伊半島編(43) 三重交通バス (新宮駅→速玉大社前→神志山駅) ~予定変更・・・熊野三山のひとつ「熊野速玉大社」へ~

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朝の散歩を終えて新宮駅前にやってきました。さて、これから乗車するのは奈良交通バスの大和八木行きです。新宮と大和八木とを結ぶ"日本一距離の長い路線バス"ですね~。元々は五条駅と新宮駅を結ぶ計画だった「五新線」と呼ばれる国鉄未成線のルートで、しばらくはJRバスが走っていたそうですが、2002(平成14)年10月に廃止。現在はほぼ同じルートを奈良交通の八木新宮線という路線バスが走っています。全長169.8km、停留所の数は168...

西日本完乗への道-紀伊半島編(42) 紀勢本線 新宮駅 ~会社境界にある運行拠点の駅~

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熊野市駅で長時間停車の後、列車は七里御浜沿いに南下します。日は落ちました。鵜殿駅を出るとその先に熊野川がありますが、真っすぐ渡らずに一旦上流方面に進んでから渡ります。結構大きな川なので、なるべく幅の狭いところに橋を架けたかったのでしょうか?橋を渡り終え、小トンネルを抜けるとすぐに終点の新宮駅に到着です。2番線着。駅名標はJR西日本仕様となりました。 新宮駅は和歌山県新宮市徐福にある紀勢本線の駅に...

西日本完乗への道-紀伊半島編(41) 紀勢本線 熊野市駅 ~七里御浜と熊野古道の町の駅~

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新鹿駅で特急「南紀」との交換を終えて、更にリアス式海岸沿いを南下します。波田須駅、大泊駅と2つの"入り江駅"に停車していきます。こちらは波田須の入り江の様子(波田須~大泊間)。静かな印象の入り江で一番印象に残っています。高さ的にもちょうどいい位置から望めます。大泊駅の先のトンネルを抜けると、海岸は一転して直線的になります。日本で一番長い砂礫海岸といわれる「七里御浜」です。"七里"のとおりで約25km続いているそ...

西日本完乗への道-紀伊半島編(40) 紀勢本線 新鹿駅 ~紀勢西線最後の"砂浜の入り江駅"~

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三木里駅から新宮行きで折り返します。紀勢本線最後の開通区間を南下します。この区間には賀田と二木島の2つの"入り江駅"があります。この区間については前々回記事ご参考。こちらは二木島駅付近の入り江の様子。その次の新鹿駅では12分間の長時間停車がありました。下車します! 新鹿駅は三重県熊野市新鹿町にある紀勢本線の無人駅。読みは「あたしか」。こちらもリアス式海岸に並ぶ"入り江駅"のひとつで、新鹿湾のほぼ最奥に...

西日本完乗への道-紀伊半島編(39) 紀勢本線 三木里駅 ~紀勢東線最後の"入り江駅"~

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新宮駅から多気行きの気動車に乗り継ぎ、熊野灘沿いに北上して三木里駅に到着しました。紀勢本線の北上はここまで。下車します。女学生がおひとり下車。駅名標は大切に~。 三木里駅は三重県尾鷲市三木里町にある紀勢本線の無人駅。リアス式海岸に並ぶ"入り江駅"のひとつです。三木里の入り江は、前回の賀田駅のところでお話しした賀田湾にある東西北の三方の切れ込みのうちの北側にあたります。賀田湾に注ぐ沓川ではホタルが...

西日本完乗への道-紀伊半島編(38) 紀勢本線 (新宮駅→波田須・新鹿・二木島・賀田駅→三木里駅) ~リアス式海岸沿いを北上~

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紀伊田辺駅からのロングランで新宮駅までやってきました。時刻は16時を回りました。この日は新宮に宿をとっていますが、もうちょっと進んでみようと思います。「きのくに線」の愛称のあるJR西日本の管轄はここまで。ここから先はJR東海の非電化区間となります。3番線から2番線へ。2分の対面乗換えで当駅始発のこれもロングランの多気行きに乗車します。乗車車両はキハ25形2連のキハ25-1110。ここからは気動車です。多くの学生が既に...

西日本完乗への道-紀伊半島編(37) 紀勢本線 (白浜駅→江住駅→串本駅→新宮駅) ~半島南部をぐるりと巡ります~

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紀伊田辺駅から新宮行きのロングランに乗車しました。地図を見ると・・・紀伊田辺と新宮はほぼ同じ緯度にあります。紀勢本線は南の頂点にあたる串本を経由して、半島の海沿いをぐるっと回り込みます。ここを一気に進みましょう。長距離鈍行列車でのんびり・・・至福の時間ですね~。車窓をぼーっと眺めるもよし。長時間停車の駅で足を伸ばすのもよし。眠くなったら居眠りしてもよし(笑) 本来の私好みの旅スタイルです^^ではダイジェスト...

西日本完乗への道-紀伊半島編(36) 紀勢本線 紀伊田辺駅 ~弁慶の街の乗り継ぎ駅でお昼ご飯~

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紀州鉄道に立ち寄った後、御坊駅から紀勢本線の紀伊田辺行きに乗車しました。ここからの区間・・・はるか遠くにある三重の多気駅まで、他の路線との接続が無い日本で最も長い区間となるそうです。営業キロにして283.8km。北海道にあるとばかり思ってました。さて列車は紀伊半島の西岸を南下、切目駅付近から海岸沿いを走ります。こちらは岩代駅の様子。奥の木々の向こうには海岸が広がっています。岩代~南部間の海。あの浜は千里海岸...

西日本完乗への道-紀伊半島編(35) 紀州鉄道線 (西御坊駅→紀伊御坊駅→御坊駅) ~紀州鉄道全線完歩^^~

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日高川の廃駅訪問の後、西御坊駅まで戻ってきました。時刻は10時前。列車が出発した直後で、この後は1時間以上ない空白時間帯・・・。仕方ないので御坊駅まで歩いていこうと思います。線路沿いに道は無いので、住宅地の中をカクカク進み・・・数分歩いてまずは市役所前駅に到着しました。西御坊駅からの営業キロは0.3km。市役所前駅は和歌山県御坊市薗にある紀州鉄道線の無人駅。その名の通り御坊市役所が近くにあります。御坊方の踏切か...

西日本完乗への道-紀伊半島編(34) 紀州鉄道線 日高川駅跡 ~廃線跡を辿ってかつての終着駅へ~

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西御坊駅から終着駅としてかつて存在したという日高川駅跡まで廃線跡を辿ります。西御坊駅~日高川駅間は1989(平成元)年4月に廃止された区間ですが、ほとんどの場所に線路が残されているようですね~。線路に沿った道がないので、踏切があったと思われる交差点毎に撮影していきます。最初?の交差点から。奥が西御坊方面。住宅の間を縫うように線路はきれいに残されていました。振り返って日高川方面。こちらは住宅裏手の木々の中...

西日本完乗への道-紀伊半島編(33) 紀州鉄道線 西御坊駅 ~とってもコンパクトな紀州鉄道の終着駅~

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御坊駅から紀州鉄道のレールバスに乗車しました。紀州鉄道線は全長2.7kmというとっても短い路線です。それでも中間駅は3つあるのですが、後半部に偏っています。それだけ起点の御坊駅が市の中心部から外れているということなのかもしれませんね。ちなみに似たようなところで思い出すのは・・・地形や路線距離は全く異なりますが、信楽高原鐵道も同じように後半部に駅が偏っていたと思います。レールバスはコトコトと街中を縫って走る...

西日本完乗への道-紀伊半島編(32) 紀勢本線 御坊駅 ~7年ぶりの紀州鉄道に乗り換え~

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湯浅駅から紀勢本線上りの御坊行きに乗車しました。列車は次の広川ビーチ駅を出るとトンネルで山を貫きます。「由良トンネル」。トンネルを抜けると、紀伊由良駅、紀伊内原駅と古い木造の残る駅に停車しつつ海に面した街に向かって南下します。そのまま街に入っていくかと思いきや、くいっと東に向きを変えて終点の御坊駅に到着です。2番線の到着。ここですぐ乗換えます。 御坊駅は和歌山県御坊市湯川町小松原にある御坊市の代...

西日本完乗への道-紀伊半島編(31) 紀勢本線 湯浅駅 ~醤油蔵の街の旧駅舎~

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有田川鉄道公園のある金屋口から有田鉄道バスで藤並駅に戻ってきました。ここから紀勢本線の南下を再開します。まずは紀州鉄道の出ている御坊駅を目指します。駅構内には列車遅れのアナウンスが流れますが、次発の上りはほぼ定刻通り2番線にやってきました。やってきたのはお隣の湯浅駅止まりでした・・・。この列車、天王寺駅始発の紀州路快速なんですね~。ただ、和歌山駅から先は各駅に停車するようです。乗車車両は先頭5号車のク...

西日本完乗への道-紀伊半島編(30) 有田鉄道線 金屋口駅跡 ~その2 有田川鉄道公園の面々~

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有田川鉄道の終着駅だった金屋口駅跡にやってきました。現在の駅跡周辺は有田川鉄道公園として整備されており、様々な車両が保存されています。駅跡から有田川沿いの道を西に進んでいくと、まずは貨車が見えてきました。手前の車両はヨ6114。国鉄ヨ6000形貨車、いわゆる車掌車です。「大」吹田操駅常備と表示されています。現在は信号場となっている吹田操車場所属の車両だったようです。その奥はト1。元蒲原鉄道所属の木造無蓋車ら...

西日本完乗への道-紀伊半島編(29) 有田鉄道線 金屋口駅跡 ~有田川畔のかつての終着駅~

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藤並駅の西口から有田鉄道バスに乗車しました。かつて藤並駅~金屋口駅を結んでいた有田鉄道線は2002(平成14)年12月31日限りで廃止されました。末期の頃は1日2往復しかなかったそうです・・・。代替していた路線バスの方が本数が多かったようですね。今回乗車したバスはおそらくその代替バスのルートを走っているのかなと思います。バスは現在サイクリングロードとなっているかつての廃線沿いには進まず、金屋口までの最短ルートを走...

西日本完乗への道-紀伊半島編(28) 紀勢本線 藤並駅 ~かつて有田鉄道が分岐していた駅~

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和歌山駅からきのくに線の紀伊田辺行きに乗車しました。列車は紀伊半島の西岸近くを南下します。通勤通学客だと思いますが、乗客はしばらく増えていく傾向にありました。箕島駅では多くの学生が一気に下車。箕島高校といえば、かつての甲子園の強豪校ですね。駅から結構近いところにあるようです。箕島あたりから列車は有田川の北岸近くを上流に向かって東進。川を渡って南側にでると藤並駅に到着です。2番線の到着。予定通りここ...

西日本完乗への道-紀伊半島編(27) 紀勢本線 和歌山駅 ~きのくに線で紀伊半島の南下開始♪~

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和歌山市駅から紀勢本線の和歌山行きに乗車しました。紀勢本線といっても和歌山~和歌山市の末端区間は今は名ばかりの区間。"盲腸線"といった表現がぴったりで、運転系統は完全に分断されています。元々は紀和鉄道、つまり現在の和歌山線の延長区間だったそうです。航空写真を見るとよくわかります。列車は次の紀和駅を出発すると右カーブしつつ阪和線を潜って東側に出ます。今度は左手から和歌山線が合流してくると、終点の和歌山...

西日本完乗への道-紀伊半島編(26) 紀勢本線 和歌山市駅 ~その2 共同使用駅が解消されてスッキリした駅~

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前回の続きで和歌山市駅の様子です。ここまで3~7番ホームを巡ってきましたが、次は紀勢本線の2番と駅舎や改札口を観察します。ここからが7年前の訪問時から大きく変わったところです。南海電鉄のHPから構内図を抜粋して拝借させていただきます<(_ _)>https://www.nankai.co.jp/traffic/station/wakayamashi.html和歌山市駅では2017(平成29)年7月に改札口を2階から1階に移設。更に南海線とJR線の改札を分離しました。それま...