津軽海峡駅巡り22秋(25) 大湊線 下北駅と大湊駅 ~エピローグ、「はやぶさ」で東京へ~
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樺山駅跡の訪問後は、下北交通バスで終点の下北駅までやってきました。運賃は後払い370円也。下北駅は青森県むつ市下北町にある大湊線の中間駅で、みどりの窓口のある業務委託駅。ちょっと離れてはいますが、むつ市街から一番近い駅です。かつては大畑線が分岐していた駅で、大畑線が廃止されてからは本州最北端の駅となっています。駅舎の様子。大畑線が廃止された後の2009(平成21)年1月に供用開始されたものだそうです。駅構造は...
津軽海峡駅巡り22秋(24) 下北交通大畑線 陸奥関根駅と樺山駅跡 ~林の中にひっそりと残る駅舎~
川代駅跡からむつ市街に向けて更に歩きます。時刻は15時半。次の目標は北関根バス停。道のり3.3km、徒歩で41分の計算です。まず一面ススキの原野を突っ切る国道279号のバイパス「むつはまなすライン」を歩きます。しばらく歩くと橋がありました。「新出戸橋」。そこから出戸川下流方面を見ると、鉄道橋が見えました。川を渡ると279号の旧道と合流。南に進路をとって山側に向かいます。坂を登っていき、「石神温泉」のドライブインだった...
津軽海峡駅巡り22秋(23) 下北交通大畑線 正津川駅と川代駅跡 ~大畑線の廃線跡に沿ってひたすら歩く~
大畑駅跡にある大畑バス停でバスを降りて、むつ市街を目指して歩きます。その前にまず腹ごしらえしようと思います。地図を見てまず一番近い食堂に向かいましたが閉店中・・・。飯を求めて街を彷徨っていると、軒先で猫が2匹で仲良く日向ぼっこしてました。結局バス停から北の方に1キロ弱歩いて、やっと開店中の食堂を発見しました。ここでラーメンセットを注文。安いです! いや~生き返りました。チャージもできたので、改めてむつ市...
津軽海峡駅巡り22秋(22) 下北交通大畑線 大畑駅跡 ~かつての本州最北端の駅~
大間崎から下北交通バスに乗車しました。バスは下北半島の外側の海沿いを南東方向に進みます。この区間は大間線という未成線の区間で、鉄道遺構もいくつか残っているそうです。ただ、車内はほぼ満席で身動き取れずで撮影はできませんでした。約50分ほど走って、バスは大畑バス停に到着しました。さて・・・ここからの計画は2通り考えていました。 ①このままバスに乗車してむつ市のバスターミナルで乗り継いで恐山に行く ②こ...
津軽海峡駅巡り22秋(21) 津軽海峡フェリー 大間フェリーターミナル ~本州最北端の大間崎へ~
函館フェリーターミナルから「大函丸」に乗船して下北半島の大間を目指します。右後方に函館山が小さくなっていきます。カモメが一羽だけ飛んできて、しばらくの間休んでました。ホッコリ約90分の航海。しばらく船内探検をしてから、雑魚寝スペースに籠ってzzzとなりました。間もなく到着というアナウンスがあると、下北半島の大間港が見えてきました。大間フェリーターミナルです。本州に戻ってきました~。着岸するとボーディングが伸...
三連休三陸駅巡り20春(24) 大湊線 大湊駅 ~恐山の麓の港の駅~
八戸駅から大湊行きの快速「しもきた」に乗車しました。キハ100系気動車の2連は旧東北本線をかっ飛ばして駅を通過していきます。南部縦貫鉄道の線路跡が左手に並走するようになると、列車は線路を渡って野辺地駅の2番線に入線。3分停車します。この時点で未乗車だった三沢~野辺地間を潰せました。野辺地駅を出ると大湊線に入線します。大湊線は35年ぶりです・・・。列車は大湊線内も結構な速度で飛ばしていきます。左手に陸奥湾が見え...
三連休三陸駅巡り20春(23) 八戸線 (久慈駅→八戸駅) ~八戸線を完乗。快速「しもきた」で更に北上~
久慈駅で八戸線に乗り継いで三陸沖を更に北上します。列車は久慈川を渡ると東に進み、まず陸中夏井駅に停車します。1面1線の無人駅で貨車改造の駅舎あり。しかし、キハE130系の窓は撮影には不向きです・・・北に向きを変えた列車は内陸を進みますが、陸中中野駅あたりから海側に出てきます。有家駅付近の車窓。八戸線はこのあたりから鮫駅までほぼ海岸に沿って進みます。寒々しい海を見ながら、八戸からの帰りの新幹線を仮予約してお...
三連休三陸駅巡り20春(22) 八戸線・三陸鉄道リアス線 久慈駅 ~八戸線に乗り継いで更に北上~
三陸鉄道リアス線で田野畑駅、堀内駅、陸中野田駅などに停車しつつ、終点の久慈駅までやってきました。雨は降り続いています・・・。 久慈駅は岩手県久慈市の代表駅。乗り入れ路線は北からJRの八戸線、南から三陸鉄道リアス線の2路線が乗り入れており、両路線とも終点となります。ここには1年前に八戸線で訪問しています→→2019年冬の久慈駅三陸鉄道の駅の愛称は駅名標にもあるように「琥珀いろ」。琥珀は久慈の特産品だそうです。...
三連休三陸駅巡り19冬(3) 八戸線・北リアス線 久慈駅 ~「こたつ列車」に乗り継ぎ~
鮫駅から八戸線久慈行きの気動車に乗車しました。列車はここから太平洋沿岸を進んでいくことになります。八戸線は進行方向左側の海側席が断然おすすめです。種差海岸など素晴らしい車窓が見られますが、今回は海側席を確保できず撮影は遠慮しておきました。鮫駅からは1時間20分ほど走って八戸線終点の久慈駅に到着しました。 久慈駅は岩手県久慈市の代表駅。乗り入れ路線はJR東日本の八戸線と三陸鉄道北リアス線の2路線でどち...
三連休三陸駅巡り19冬(2) 八戸線 鮫駅 ~うみねこの街の駅~
八戸駅から八戸線の気動車に乗車しました。出発して間もなく線路は青い森鉄道線から東に別れていくのですが、すぐ後に出発した快速「しもきた」のキハ110が線形のよさそうな元東北本線を単行でカッとんで行く姿がとっても印象に残りました。そのすぐ後、左手に八戸臨海鉄道DD56牽引の貨物列車などが見えると、コンテナが山積みされているようなところで列車は静かに停車、意外なところで列車交換が行われます。その先はずっと貨物線...
東北駅巡り85春 大湊線 下北駅 ~恐山への玄関口~
大畑駅から大湊行きの列車に乗車して大畑線を折り返します。列車は大湊線との接続駅である下北駅に到着しました。ここで野辺地行きに乗り継ぐために下車しました。1番線に到着した列車はそのまま大湊に向かって出発していきました。下北駅の開業は1939(昭和14)年のことで、大畑線の開業とともにその分岐駅として設置されました。青森県むつ市に所在する駅で、当時は島式ホーム1面2線の構造でした。その後、大畑線が下北交通に転換...
東北駅巡り85春 大畑線 大畑駅 ~本州最北端だった駅~
大湊駅から大畑行きの列車に乗車しました。列車は一旦大湊線の下北駅まで戻り、そこから大畑線に入り下北半島を北上します。当時の国鉄大畑線は第1次特定地方交通線として廃止が危ぶまれていました。廃止される前に訪れておきたいと思い、今回駅巡りの候補に挙げていました。結局、訪問した年の夏に下北交通に転換され、2001年4月に廃止されました。列車は1日7.5往復。途中で交換することはなく、行って帰ってくるだけのシンプルな...
東北駅巡り85春 大湊線 大湊駅 ~下北の山々を望む大湊線の終着駅~
北野辺地駅から大湊線に乗車、下北半島を北上して大湊駅に到着しました。大湊駅は大湊線の終着駅。元々は青森県下北郡大湊町に所在していましたが、この当時は既に田名部町と合併してむつ市となっていました。市が誕生したのは1959(昭和34)年のことで、その翌年に今の市名に改称されたそうです。日本初のひらがな市名となりました。現在の駅は一応むつ市の代表駅とはなっていますが、市の中心地は旧大畑線の田名部駅付近とのことで...
東北駅巡り85春 大湊線 北野辺地駅 ~野辺地湾の街の小駅~
野辺地駅から徒歩で北野辺地駅まで向かいました。当時はスマホもないし、線路沿いの道も無くでちょっと道に迷いました。地元のおじさんに道を尋ねてみましたが、あまりにも訛りが強くて聞き取れたのは「交差点」という言葉のみ・・・。北野辺地駅付近は下北半島の付け根で、街は陸奥湾の最奥の野辺地湾に面しています。野辺地駅から営業キロで2.8km。なんとか北野辺地駅にたどり着きました。小さい古びた駅舎の無人駅でした。現在は建て...