四国九州横断駅巡り23夏(47) 豊肥本線 肥後大津駅 ~阿蘇くまもと空港アクセス駅。飛行機で東京に帰ります~
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阿蘇白川駅に立ち寄った後は、立野駅から豊肥本線の肥後大津行きに乗車しました。列車は阿蘇外輪山の西の切れ目を抜け・・・まず瀬田駅に停車。変則2面2線構造の無人駅。ここでは列車交換が行われました。列車は小さな駅舎のある1番ホーム側に停車。雨粒のせい?で窓にピントが合ってしまいましたが・・・下り列車が2番線にやってきます。2番ホームは島式形状で、1,2番線の間にもう1本線路が敷設可能なスペースがあるのですが、そこには...
四国九州横断駅巡り23夏(46) 南阿蘇鉄道高森線 阿蘇白川駅 ~とんがり屋根のかわいい駅舎。トロッコ「ゆうすげ号」に遭遇~
長陽駅から南阿蘇鉄道高森線をまたまた折り返します。高森線開業時からの"オリジナル5"で残す駅は、阿蘇下田、中松、阿蘇白川の3駅。今回はこのうち一番東にある阿蘇白川駅を訪問する予定。ただ、この近くに名水百選にも選ばれたという「白川水源」があることを知りました。白川の水源地がここにあったんですね~。そして、その近くには2012年に新設された南阿蘇白川水源駅があります。阿蘇白川駅からは営業キロで0.8km。そこで立て...
四国九州横断駅巡り23夏(45) 南阿蘇鉄道高森線 長陽駅 ~国鉄時代の駅舎の残るカフェの駅~
高森駅から"海賊船"で南阿蘇鉄道高森線を折り返します。復路ではどこかで途中下車しようと思います。候補としては、1928(昭和3)年2月の高森線開業時からあるオリジナル駅に絞ってみます。となると・・・長陽、阿蘇下田、中松、阿蘇白川、高森の5駅。"オリジナル5"です。そういえば・・・"オリジナル10"のひとつ、名門ヴェルディがJ1昇格決めましたね~。16年ぶりだそうです・・・。当時の読売はタレント揃いで強かったですよね。ただ、何故...
四国九州横断駅巡り23夏(44) 南阿蘇鉄道高森線 高森駅 ~高森線の終着駅は大混雑~
立野駅から南阿蘇鉄道高森線に乗車しました。高森線の立野~中松間は2016年の熊本地震の影響で長らく休止状態でしたが、今年(令和5年)の7月になって運転再開しました。まずは復旧間もない区間を進みます。列車が出発するとすぐに右車窓に白川を見下ろします。「立野ダム」です。洪水被害を防ぐ目的の治水ダムで、今年の5月に本体が完成したそうです。この横を通り過ぎると鉄橋で白川を渡ります。見どころのひとつ、「第一白川橋梁」で...
四国九州横断駅巡り23夏(43) 豊肥本線・南阿蘇鉄道高森線 立野駅 ~復旧して一新されたスイッチバック駅~
宮地駅から阿蘇山を眺めながら走り、スイッチバックを経て立野駅に到着しました。1番線の到着です。駅名標のアイコンは「わたしの旅スタンプ」ぽいですね。ちなみに国鉄時代のシンボルフレーズは『●スイッチバックで走る急勾配の駅』。 立野駅は熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野にあるJR九州と南阿蘇鉄道の共同使用駅。地理的には阿蘇カルデラの西の入口、外輪山の切れ目に駅はあります。その切れ目を白川が熊本平野に流れており、それ...
四国九州横断駅巡り23夏(42) 豊肥本線 (宮地駅→立野駅) ~三段式スイッチバックへ~
宮地駅から豊肥本線の肥後大津行きに乗車しました。後ほど立野駅で撮影した概要図。これから真ん中付近にある「宮地」から一番下にある「立野」に向かいます。カルデラの中央にある阿蘇山を北から西に回り込むことになります。列車は見通しの良いエリアを西に進みます。左車窓。畑が広がる向こうに阿蘇山が見られます。阿蘇山はカルデラを伴う大型の複成火山。活火山です。カルデラの大きさは屈斜路湖に次いで日本第2位になるそうです...
四国九州横断駅巡り23夏(41) 豊肥本線 宮地駅 ~阿蘇の麓の一宮駅でお昼休憩。「かわせみ やませみ」に遭遇~
三重町駅から豊肥本線の宮地行きに乗車しました。地図を見ると・・・線路はこれでもかといった感じで細かく蛇行しながら西進します。直線がありません・・・。しばらく走って豊後荻駅では「あそぼーい」と交換。その先で県境を越えて熊本県に入ります。波野駅でも列車交換が行われました。この駅はJR九州で最も高い駅です。標高は754メートル。後方展望。左のホーム上にある柱は(多分)それを示しているものだと思います。波野駅を出ると長...
四国九州横断駅巡り23夏(40) 豊肥本線 緒方駅と三重町駅 ~乾しいたけ生産量第1位は大分県~
豊後竹田駅から豊肥本線を一旦大分方面に戻ります。ふた駅戻って緒方駅。列車交換のため3分ほどの停車時間がありました。緒方駅は大分県豊後大野市緒方町馬場にある豊肥本線の無人駅。駅名標のアイコンは日本の滝百選にも選ばれているという「原尻の滝」だと思います。駅から西へ数キロいったところにある緒方川の滝です。駅構造は相対式ホーム2面2線で北から1~2番。ホーム間は大分方の跨線橋で連絡しており、駅舎は1番ホームの北東...
四国九州横断駅巡り23夏(39) 豊肥本線 豊後竹田駅 ~「荒城の月」・・・岡城城下町の玄関口~
大分駅から豊肥本線の豊後竹田行きに乗車しました。列車はまず高架上を走り、大分川を渡るとそれまで並走していた日豊本線と別れて南下を始めます。分岐点は「下郡信号場」というそうです。豊肥本線は全線単線。滝尾駅、中判田駅、菅尾駅と頻繁に列車交換を行いつつ三重町駅に到着。ここで7分ほど停車。その間に三重町始発の大分行きが出発していきました。更には緒方駅で交換があり・・・終点の豊後竹田駅に到着しました。1番線の到着...
四国九州横断駅巡り23夏(38) 日豊本線・久大本線・豊肥本線 大分駅 ~3つの本線格の路線が乗り入れる駅。豊肥本線で阿蘇へ~
東別府駅から日豊本線下りの佐伯行きに乗車。ふた駅進んで大分駅に到着です。2番線の到着。この日の宿はここにとっています。 大分駅は大分県大分市要町にあるJR九州の駅。大分県の県庁所在地である大分市の代表駅です。乗り入れ路線は当駅の所属線である日豊本線、当駅が起点となる豊肥本線、当駅が終点となる久大本線の3路線。3つの本線格の路線が乗り入れる駅は他に名古屋駅しか知りません。私鉄でいうと阪急の大阪梅田駅...
四国九州横断駅巡り23夏(37) 日豊本線 東別府駅 ~素晴らしい佇まいの明治期の駅舎~
西大分駅から日豊本線上りの中山香行きに乗車しました。列車はここから国道10号と並走して海岸沿いの隘路を走ります。上り線と下り線が分かれることが多い区間で、新線の上り線はトンネルが多いです。隘路の海岸区間を抜けると列車は東別府駅に到着です。2番線の到着。下車します。 東別府駅は大分県別府市浜脇にある日豊本線の駅。位置は別府市街の南東の端っこ。別府といえば温泉ですが、当駅からは「浜脇温泉」が近いそうで...
四国九州横断駅巡り23夏(36) 日豊本線 西大分駅 ~コンテナ貨物と明治期の木造駅舎。そして「36ぷらす3」~
上臼杵駅から日豊本線上り列車の大神行きに乗車しました。列車は北に進み、佐志生駅の先で佐賀関半島の付け根をトンネルでショートカットして大分市に入ります。半島の北側に出たところで幸崎駅に停車。この駅はいつか下車する予感のある駅ですが今回はスルー。ここから西に向きを変えて大分市街に入っていき大分駅に停車。長時間停車の間にほとんどの乗客が入れ替わります。そのままこの列車でひと駅進んで西大分駅に到着です。こ...
四国九州横断駅巡り23夏(35) 日豊本線 上臼杵駅 ~臼三線を分岐させる構想があったらしい駅~
下ノ江駅から下り列車に乗車して日豊本線を少し戻ります。ふた駅戻って上臼杵駅に到着しました。ここで下車します。駅名標のアイコンは「龍源寺三重塔」だと思われます。 上臼杵駅は大分県臼杵市福良にある日豊本線の無人駅。駅はお隣の臼杵駅からは営業キロで1.6kmの西側にあります。この駅から線路は北に向きを変えますが、真っすぐ南西方向に延長していくと、例の臼杵石仏付近を経由して豊肥本線の三重町駅に至ります。国道5...
四国九州横断駅巡り23夏(34) 日豊本線 下ノ江駅 ~大正期の木造駅舎とお稲荷様の長閑な駅~
臼杵駅から日豊本線上り列車の亀川行きに乗車しました。列車はまず内陸側に進んですぐに"かみう♥駅"に停車。ここから北に向きを変え、臼杵川や末広川を渡って熊崎駅に停車。どちらも大正期の木造駅舎が残る下車候補駅です。そして次に停車する駅が下ノ江駅。ここで下車することにしました。2番線の到着です。 下ノ江駅は大分県臼杵市田井にある日豊本線の無人駅。「下ノ江」という地名は、佐賀関半島の南側の付け根にある豊後水...
四国九州横断駅巡り23夏(33) 日豊本線 臼杵駅 ~臼杵石仏が出迎える駅。九州の駅巡り開始です~
八幡浜から宇和島運輸フェリーで豊後水道を渡って九州は臼杵港に上陸しました。ここから最寄りの臼杵駅まで歩きます。河口近くの川沿いを遡った先に駅があります。この川は「万年渓」というそうです。てくてく歩いていくと交差点に鳥居がありました。「卯寅稲荷神社」の一の鳥居だそうです。奥には「港町商店街」という文字も見られます。そちらには行かず、この手前を左に行くと・・・突き当りに臼杵駅がありました。到着です。臼杵駅は大...
九州駅巡り22冬-総仕上げ編(53) 長崎空港からピーチで成田空港へ ~エピローグ~
大村駅で教わった長崎空港行きのバスが出ているというビルに向かいます。駅前通りを歩いていくと見えてきました。長崎県交通局の大村ターミナル。年季入ってますね~。ビル横の歩道橋からは大村駅が見えました。徒歩数分といったところです。大村ターミナルからは長崎県営バスなどの様々なバス路線が出ています。1階は広々とした待合室になっていますが、ローカルな雰囲気満載です。バスは建物の裏側に発着します。行先ごとに扉が...
九州駅巡り22冬-総仕上げ編(52) 大村線 大村駅 ~旧長崎本線の名駅舎~
千綿駅から長崎行きのシーサイドライナーに乗車して大村駅に到着です。2番線の到着、下車します。今回最後の下車駅です。 大村駅は長崎県大村市東本町にある大村市の代表駅で、路線名にもなった主要駅。現在は長崎空港の最寄り駅でバスが出ています。距離的には隣の諏訪駅が近そうですが、公共機関があるのかはよくわかりません。大村線のこの辺りでは西九州新幹線が並走することになりますね。嬉野温泉~諫早間には新駅がひ...
九州駅巡り22冬-総仕上げ編(51) 大村線 千綿駅 ~海の見える木造駅舎~
喜々津駅から佐世保行きのシーサイドライナーに乗車しました。列車は諫早駅から大村線に入線。時折、右手に西九州新幹線の高架を見ながら北上します。さて、次は長崎空港最寄りの大村駅で下車する予定ですが、飛行機にはまだ時間があります。そこで、前回の大村線訪問で下車したくてできなかった駅に立ち寄ろうかと思います。列車は大村駅を越えてしばらく、左手に海が見えるようになると千綿駅に停車。ここで下車します。 千...
九州駅巡り22冬-総仕上げ編(50) 長崎本線 喜々津駅 ~新線と旧線の分岐点~
長与駅などに停車しつつ長崎本線旧線で大村湾沿いを進み、終点の喜々津駅に到着しました。2番線の到着です。 喜々津駅は長崎県諫早市多良見町にある長崎本線の駅。1972(昭和47)年10月に市布経由の新線が開通したことによって、新線と旧線の分岐点となりました。元は西彼杵郡多良見町の駅でしたが諫早市と合併しています。位置的には大村湾の最奥付近に位置しており、駅名標にもあるようにカヌーが盛んなようです。駅構造は単...
九州駅巡り22冬-総仕上げ編(49) 長崎本線(旧線) (長与駅→東園駅) ~大村湾沿いを行く~
西浦上駅から長崎本線旧線経由の喜々津行きに乗車しました。列車は3駅進んで長与駅に到着です。1番線着。ここでは列車交換のため7分ほど停車します。 長与駅は長崎県西彼杵郡長与町にある旧線の駅。旧線ルートを通る列車の行先には「長与経由」と表記されるだけあり、旧線上では最も大きい駅ではないでしょうか。ちなみに新線ルートは「市布経由」と表記されます。位置的には北の大村湾に近い内陸にあって、長与港までは北へ3.5km...