どうも、たっつんです!
株式投資では株を保有して権利確定日を跨ぐと配当金を受け取れます。そのため、権利確定日が近づくにつれて配当を意識した買いが入り、株価が上昇しやすくなることがあります。
そこで今回は高配当銘柄の株価上昇を意識して、11月権利の注目銘柄を紹介します。
配当を意識した株価の上昇だけでなく、成長性にも期待できそうな銘柄です!
11月権利の注目銘柄:Enjin(7370)
銘柄情報:Enjin(7370)
株価 1139円(2023/9/14現在)
PER 12.2倍
ROA N/A
自己資本率 75.9%
配当利回り 3.2%
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2021年にIPOしたグロース銘柄ですが、IPO以降ずっと売られ続けており株価は底練りをしているように見えます。
2023年3月から株価は横ばいで推移を続けており、2023/9/14現在時点でのPERは12.2倍とそこそこ割安と言ってよさそうです。
▼週足チャート
上場して若いとはいえ業績は伸びており、売上・各利益ともにしっかり成長しています。
割安感と自己資本率が魅力
成長過程にある同社ですが、前述した通り株価は底練りしつつPER12.2倍で割安感はあります。その上、自己資本率は75.9%と堅牢な財務体質となっています。
グロース企業としては珍しく配当利回りが3.2%と比較的高水準にあり、企業成長によるキャピタルゲインと配当収入によるインカムゲインの両方を狙えそうな銘柄かと思います。
株主還元
同社は株主への総還元性向を当期純利益の30%とし、70%は成長投資へ振り分ける方針としています。前期の配当性向が30%を超えるまでは毎年1%の増配を実施するとも開示しており、連続増配への期待もできそうですね。
リスク
成長過程にある企業ですが、今期の見通しは各利益ともに前期比で-20%程度の減収減益となっています。これはボラティリティが激しいスポット収益の比率を下げ、安定的なストック収入の比率を増やすための構造改革によるもので、中長期的な安定成長を目指すための施策の一つとのことです。
ただ、投資家は数字に敏感なものですので一時的にでも業績が悪化してしまえば株価の下落は避けられないかと思います。
また、採用と教育の面でも課題が残っており、社員教育のリソース不足から離職率が高いとのこと。離職率が高い=イメージ悪化、というのが個人的な印象としてありますが、今後は売上の減少を甘受し、その分人的リソースを教育に充当するようです。
どの企業も人手不足が叫ばれている中で人の離脱は損失とも言えるでしょうし、ここは重点的に取り組んでほしいと思いますね。
結び
以上、グロースでありながら高配当銘柄のEnjinについての紹介でした。
気になる方は是非IR資料を確認してみてください。かなり見やすい資料なので、普段IRを見ない人でもとっつきやすいかと思います。
個人的には短期的にはまだ売られる可能性もあると思っていますが、底値は堅そうな印象を持っています。押したらコツコツ買い集めて、数年後には利益を獲得できそうなイメージを描いていますが、投資は自己責任で取り組みましょう。
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