昨日、DVDで"Away From Her"を観た。
主演のJulie Christieはこの映画で、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたが、納得の演技。(それに、65歳とは思えぬ美貌) 夫役のGordon Pinsentも素晴らしかったし、助演のOlympia Dukakisもさすがの貫禄。 久々にいい映画に出会った。少し泣いた。 アルツハイマーにかかった女性Fionaが、44年連れ添った夫Grantを置いて、施設に入る決断をする。Grantは葛藤に苛まれるが、Fionaの決意は揺らがず、44年間で初めて、二人は離れることになる。施設の規則で、二人は入居後1ヶ月間面会を許されず、その間に彼女はさらに「遠く」に行ってしまっていた。 Shel Silverstineの絵本、"Giving Tree"を思い出した。 4年生のときの担任の先生が、「この本を読んだ人は皆違う感想を持つ。悲しい話だと思う人もいれば、ハッピーな話だと思う人もいる」というようなことを言っていたことも思い出す。 この映画も、まさに"bitter-sweet"-ほろ苦いのにかすかに甘く、深い悲しみの中に喜びもあり、絶望の中に希望がある。 Fionaを施設に送り届ける日の朝、Grantは彼女を"Direct and vague, sweet and ironic"と評するが、それはこの映画のことでもあるようだ。 今上映中の映画で、観たいものはほとんどないのだが、今週中に息子を連れて"Food Inc."を観にいこうと思う。
by oktak
| 2009-06-23 00:40
| 映画
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