最後にブログを更新したのは昨年7月・・。 それから早くも1年4ヶ月がたってしまった。 昨年5月にフルタイムの仕事を得てから、しばらくは頑張ってショップも続けようと思っていたのだが、仕事にどんどんのめり込み、それどころではなくなった。今ではたま〜にオーダーが入るとびっくり!何年も前から贔屓にしてくださっているお客様が、ときどき思い出して買ってくださるのだ。 この刺繍がま口は、仕事を初めてからぼちぼち作ったもの。なかなか写真を撮れずに放置していたが、ようやくこの感謝祭の連休に撮影。今日中にはショップに出そうと思っている。 実は、ブログに書きたいことは山のようにある。 仕事を通して新しい世界が広がり、そこで出会った人たちや、体験したこと。書きたい・・でも暇がない。 また、プライバシーの問題もある。自分一人が考えをさらけ出すのは自由だが、仕事を通して体験したことを書くと、周りに迷惑がかかるのでできない。 匿名でツイッターアカウントを作ることを検討中。 この1年にいろいろなことがあった。 昨年12月には子猫2匹をレスキュー団体からもらってきた。ずっと猫アレルギーだった息子が、突然アレルギーでなくなり、速攻で飼ってしまった。 オスの黒猫の大ちゃんと、メスのトラ&白の吟ちゃん。 来たときは大ちゃんの方が一回り大きくて、「この子は大きくなりそう!」と思って名付けた。 ところが数ヶ月後には、吟ちゃんの方が大きくなっていた。大ちゃんは、大人のオス猫としてはとても小さくて、優しい。臆病で、来客があると一番遠い部屋に逃げたきり、姿を表さない。抱っこされるのも嫌いで、甘えるときはそっと人の足元に来てそばに座る。あまりベタベタされるのは苦手。 吟ちゃんはお腹が空くと私の手足を噛んだり(もちろん本気じゃないけど)、寝ている私の上に飛び乗って歩き回る、自己主張の激しい子。甘えん坊で、隙あらば膝の上に乗って喉を鳴らし、ひっくり返ってお腹を見せる。 全然性格の違う2匹だけど、仲良し。 息子は先週18歳になり、今大学受験の真っ最中。アメリカの大学は、1月初めが願書提出の締め切りのところが多く、このホリデーシーズンは遊びに行っている暇はない。 娘は13歳になった。こちらも高校受験をしたばかり。結果は3月までわからないが、6月にはミドルスクールを卒業し、9月からハイスクールに通う。 先週、息子が18になる前日に、義父が亡くなった。昔の写真を10年ぶりくらいに引っ張りだして見ると、4-5歳だった息子が義父の首にぶらさがって二人とも大笑いしている写真や、生まれたばかりの娘のストローラーを押す義理の両親の写真が。普段思い出に耽ることなどないので、とても不思議な気分だった。この小さな子たちはどこへ行ったのだろう?義父はいつからあんなに具合が悪くなったのだろう?そして夫も私も、同じようでいて同じでない。確かに存在した時間なのに、手が届かない。今という時が二度と戻らないことを再確認。 私は、今の仕事では毎日のように物を書いている。もっとクリアに、もっと上手に書けるようになりたい。日々精進中。 あまり好きでなかったパブリック・スピーキングの度胸もついたと思う。人間、苦手なことも無理やりやっているうちに少しは上達するものだと実感。 基本、内向的(introvert)なので、大勢の初対面の人と会うのは面倒だが、人と会うことは重要だとしみじみ思う。人と接して、初めて人間は磨かれる。 よくも悪くも、人から学ぶことは多い。また、人が自分の鏡となってくれることもある。 来年ショップを閉じようかどうか悩んでいる。苦労して立ち上げたビジネスだが、ほとんど新作を作れなくなった今、ショップを継続するメリットがあまりない。税理士にも相談してみよう。 もうこのブログを訪れてくださる方もいないと思うが、一応近況を記してみた。 近々日本語で思ったことを赤裸々に綴れるプラットフォームを探してみよう・・。 #
by oktak
| 2017-11-25 23:46
| 日常
今月は、日本からやってきた大学生のための一ヶ月のサマープログラムを運営しているので、なんとも忙しない。ロジは単純な作業だが、担当する側に立つと、骨が折れる。一つのイベントのロジならまだしも、同時進行で5個も6個も準備を進めていると、きちんと「やることリスト」を維持していないと、何か大事なことを忘れそうで落ち着かない。 それでもなんとか3週間終了。残すところあと1週間。 これまでに学生たちは国連を訪問したり、ホームレスシェルターやHabitat for Humanityでボランティア活動をしたり、ワシントンDCにも旅行して世銀やNHKワシントン支局を訪問、ジョージタウン大学の先生の講義を受けるなど、充実した時間を過ごしてきた(と願う)。 自分が20歳だったときは、すっかり大人の気分でいたが、今大学2、3年生と接すると、いかに大人までの道のりが長かったかに気づく。笑 でも何事にも好奇心旺盛で、元気いっぱい、一生懸命な彼女たち(たまたま全員女性)を見ていると、この世に若者がいる限り、常に希望はあると思える。 仕事は忙しくも楽しいが、最近家族と過ごす時間がぐっと少なくなり、自分の健康管理も怠り気味。今月のプログラムが終わったら、もう少しワーク・ライフ・バランスの取れた生活を目指したい。 皆様も引き続き良い夏を! #
by oktak
| 2016-07-23 23:24
| 作品
早いもので、なんともう7月!! ああ、中年になってから時間の経つのの早いことよ! 仕事にはだいぶ慣れてきたものの、まだ針仕事を再開するほどの余裕はなく、週3回通っていたジムにも、2回通うのがやっと・・・。走る距離も短くなったし。 あれもこれもと欲張って、できないことにフラストレーションがたまるのもバカバカしいので、今は「できることをコツコツと」をモットーに過ごすのみ。焦らず、腐らず、怠らず淡々と。 母親になって習得したことの一つは、この「焦らない」ってことかな。人の親になってから、自分の思い通りにならないことだらけで、良い意味で諦めることを学んだし、人生一旦諦めたことでも、必ず巻き返せるチャンスが来るってことも体得したので、また物作りに没頭する日が来ると思っている。(ついでに長年習っていたピアノを再開するのも、引退後の夢。) 写真のがま口は、新しい仕事を始める前に作ったもの。 #
by oktak
| 2016-07-02 11:33
| 作品
一週間ちょっとの東京出張から戻ってきた。 母校を卒業したのはもう25年も前のこと、その後何度か訪れてはいるものの、こんなにゆっくりキャンパスで過ごしたのは卒業以来。 四半世紀の間に、古い寮はほとんど姿を消し、オンボロ食堂もすっかり格好よく変身し、図書館も新館ができ、大部分の授業がおこなわれていた本館も外壁がきれいになって、まさに浦島太郎。 懐かしいような、懐かしくないような。見慣れたはずの風景が、少しずつ違っていて、まるで夢のよう。 まだ夏休み前で、キャンパスには学生が溢れていたにもかかわらず、心の片隅が疼いた。 なんだろう、この微妙な居心地の悪さは・・・と思ったが、おそらくそれは、もうそこにはいない人たちに対する恋しさ、過去の喪失感。 尊敬していた先生方、大切な友人。記憶の中ではしっかりいる人たちが、いない。 こんなに長い時がたったのだから、いないのは当然なのだが、記憶の中のキャンパスは大好きな人たちで賑やかなまま。現実のキャンパスは、知らない顔で溢れ、私は場違いな一人のおばさん。笑 この世に変わらないものはなく、私も母校を離れてからたくさん冒険をした。キャンパスを後にした22歳の自分と今の自分は、同じ人間とはいえない。 しばらくぶりに母校を訪れてみて、改めて「今日このとき」が二度と戻ってこないことを実感させられた。 どれほどセンチメンタルになったかというと、昨晩指導教授が夢に出てきたくらい。笑 二度と戻らない時間を思うと切ないが、卒業後に歩いてきた道、出会った人たちを思うと、なんて豊かな人生を送らせてもらってきたのだろうと、今の幸せを噛み締める。 時は刻々とすぎ、人は年をとり、大切な人の中には既に亡くなった人もいるが、それは世の摂理。 このような形で再び母校と関わることになったのも何かのご縁。今の学生さんたちが、かつての自分のように充実した学生生活を過ごし、広い世界へ羽ばたいていく準備を少しでもお手伝いできるなんて、幸せだ。 今の学部生たちは、私の息子とほとんど年齢が変わらない。四半世紀に得た知恵を最大限に生かして、次世代を精一杯応援したいと思う。 #
by oktak
| 2016-06-13 05:10
| 日常
メモリアル・デーの3連休がもうすぐ終わり、明日から東京出張。 職場でもらった11インチのMacBookを持っていくため、ケースを作った。 好きなグレーの布に接着芯とフリースを重ねてキルティングし、貝殻のボタンにゴムを引っ掛けて閉じるだけの簡単な袋型。 最初の3日間は朝から晩まで学会に張り付く予定。内容はとても興味深いが、たくましそうに見えて軟弱な自分の体力が持つか、少々心配。それでは行ってきます。 #
by oktak
| 2016-05-31 06:00
| 作品
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