後編。2/26(土) 場所は落合の「soup」というクラブというかイベントスペース?
http://ochiaisoup.web.fc2.com/
行ってみたら以外に小さくて驚いた。マンションか雑居ビルの地下。
開場時間と開演時間を思いっきり間違えて
開演まで1時間暇になり、ビールを飲みながら音楽を聞いてボケーッと過ごす。
それもまたよし。
今回は CMFLG が企画だったので DELA 君と会って、少し話す。
4月の Peter Broderick のこととか。
気がついたら数年ぶり。 CMFLG のイベントはずっとご無沙汰でした。
http://blog.cmflg.com/
1人目:Taishi Kamiya
ソプラノサックスで出した音を
そのままラップトップに取り込んで加工して重ねていく。
(親指ピアノみたいなのも途中使っていた)
偶発性が歴然としてるわけであって。
リアルタイム性があってよかった。
2人目:細海魚
ピュアなラップトップ。ストイックな音。
3人目:c今回は一番前の席で観たので、Phonophani のすぐ目の前。
指の動きの細かいところまで見えた。ラップトップで何しているのかも分かった。
楽器は前回2/16のショーケースと同じ。
エレクトロニカ・バンドネオン(?)とヴォコーダー・ハーモニカ(?)
バンドネオンは今回、ノイズ・効果音として使うのではなく、
右手のボタンでサンプリングの音を変えつつも
左手のボタンでバンドネオン本来の切ない音を奏でていた。
そこにサンプラーの音が加わって、ミキサーで変調させる。
タンゴの哀感はあるけど、どこをどう聞いてもリズムも曲調もタンゴではない。
なんともカテゴライズできない、それでいて毅然とした意思を感じさせる音。
北欧特有の、未知の生命体に出会ったかのよう。
これこそが「今日のノルウェー実験音楽」か!
4人目:Alexander Rishaug
こちらも前回とは正反対の音。
前回が過去と未来の描写だとしたら、今回は正に今この瞬間に鳴っている現在の音。
無数のコインを床にばら撒く音がフィールドレコーディングされて使われていたり。
ノイズがどんどん音の強度を高めていく場面が何度かあったんだけど、
そこに確固たる必然性があった。
音とノイズに関してきちんとした「思想」があるというか。
つまみを回せばいくらでもヴォリュームは上がるじゃないですか。
そういうのとは違う。
メロディーの断片が流れて、秩序ある無秩序な音がそこに重なって。
音の位相が美しいコントラストを描く。
なんか久々にラップトップ系で
きちんとしたアートや音楽になっている音を聞いたなあ。
最後、この4人で短いセッション。
これはまあ蛇足だったかな。
1人演奏が終る度にドリンクのところに行って
ウォッカやテキーラをショットでオーダーして、椅子に座って演奏を聞きながら飲む。
それを何回か繰り返した。音楽と酒。いいもんです。
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DELA 君はこれまでずっと主宰として CMFLG で頑張ってきたんだけど
走り続けて疲れがどっと押し寄せたのか体調がよくないみたいで
しばらく休養するとのこと。ゆっくり休んでください。
思えば、CMFLGの前身から含めて、いろんなアーティストを
DELA君のところで見せてもらったなあ。感謝。
Au Revoir Simone, I am robot and proud, テニスコーツ,
David Thomas Broughton, group_inou, 竹村延和 ...