【2023】オールインワンのコンテンツ作成アプリAdobe Express の使い方 | Canva比較付き | ぶいろぐ

【2023】オールインワンのコンテンツ作成アプリAdobe Express の使い方 | Canva比較付き

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。Adobe Express を書きます。※本ページにはPRが含まれます

手軽に画像生成したいし、動画も編集したい、デザインも作ってみたい・・・そんなお悩みを感じたら。

「オールインワンのコンテンツ作成アプリ」Adobe Expressをおすすめします。

Adobe Express とは

同じような無料ツールに人気デザインツールのCanvaがあります。

慣れた人なら直感的にAdobe Expressも理解できます。

Adobe のExpressはCanvaとどこが違うのですか

デザインツール「Canva」を使っている人なら見た目はほとんど同じです。

上記がCanva。上部に並んだアイコンから作業を選ぶインターフェイスデザインです。

Adobe Expressも同じように上に並んだアイコンから作業を選びます。

Adobe Expressのメリットは

Adobe Expressには以下のようなメリットがあります。

Adobe Express はAdobeが6月8日に発表した「オールインワンのコンテンツ作成アプリ」です。

従来のやり方では、パソコンにソフトをインストールする必要がありました。

ところがAdobe Expressはそんな手間は不要です。

ウェブ上だけで動画やチラシなどのグラフィカルな資料をすばやく生成できるようになります。

Adobe Express からPhotoshopやIllustratorなどのソフト、画像生成AI「Firefly」が連携されているため、手間をかけずに動画制作もできるようになります。

Adobe Expressを利用するには

Adobe Expressを利用するには、Adobe IDが必須です。

Adobe IDを持っていない人はAdobe製品のユーザーになることで取得できます。

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Adobe Expressの使い方

Adobe ExpressはSNSや動画、静止画それに画像生成などの機能を総合したサービスです。

Adobe Expressではホーム画面からさまざまなコンテンツの制作ができます。

作りたい物が決まったらメニューの中から作りたいアイコンを選んでクリックします。

ここでは動画制作に絞って解説します。

ショート動画を編集する

インスタグラムのリールやTikTokの投稿に使うショート動画を作るには、画面上のテンプレートをマウスで選択します。

[Instagramリール]を選択し、[白紙から作成][テンプレートを選択]という二択の中から作りたいものを選びます。

すると上記のような画面に切り替わりました。

動画の編集画面です。左が素材置き場、中央がプレビューモニター、下部がタイムラインになります。

基本、使いたい素材を左のサイドバーから選んでタイムラインにドラッグ&ドロップし、適宜カットするなどして編集。

テロップやエフェクト、音楽などを調整して完成させるという編集ウェブツールです。

素材を選択

素材選びをするためには左のサイドバーから[プロジェクト]を選択します。

すると、パソコン内のフォルダのほか、Adobeで作成・保存した素材が一覧表示されます。

この中から使いたい素材をタイムラインにドラッグ&ドロップします。

動画の素材は[ページとして追加]をクリックします。

一つのタイムラインの中に複数の動画を配置して、レイヤー状に並べることができます。

カットの編集は、カット点にインジケーターを持っていき、右クリックして[分割]を選択するか、キーボード[S]を使うことで分割できます。

左のパネルから、「動画の背景部分を透過させる」「動画の再生速度を変える」などの編集ができるほか、動画素材の画角や位置を修正して、任意のサイズや位置に配置することができます。

タイトル・テロップ

タイトルやテロップは、左メニューの中にある[テキスト]から選択します。

タイトルに使えるデザイン文字のほか、テロップ用のフォントなどはこの中から選び、タイムライン上にドラッグ&ドロップします。

書き出し・ダウンロード

編集が終わったら、左上の[ダウンロード]を開きます。

[ファイル形式]や[サイズ]を確認の上[ダウンロード]をクリックするとダウンロード保存できます。

プロジェクトの保存

Adobe Expressで編集中の動画は、自動的にクラウド上に保存されます。

保存されたファイルはAdobeCCの[ファイル]から閲覧・編集も可能です。

画像生成

Adobeの画像生成は「FireFly」というツールが担っていますが、この機能はAdobe Expressからも使うことができます。

  • テキストから画像を作成する
  • 生成塗りつぶし
  • テキストからテンプレート作成
  • テキスト効果

利用できる作業は4つあります。

テキストから画像を作成する

画面上のツールバーにある[生成AI]もしくは[生成AIで想像力を高める][テキストから画像生成 想像する内容をテキストで記述して画像を生成]をクリックします。

ここでは[生成AIで想像力を高める][テキストから画像生成 想像する内容をテキストでプロンプト記述して画像を生成]を選択します。

別画面に切り替わるので、プロンプト枠と呼ばれる入力枠の中に作りたい画像のイメージを日本語で記入します。

以前は英語でしか入力できませんでしたが、今回から日本語でも入力ができるようになりました。

[コンテンツタイプ]を[写真]、[スタイル]はスルーして[生成]をクリックします。

しばらくして、画像が4枚生成されます。

好きなものをクリックして選びます。好きなものがなければ再度[生成]をクリックすると別の画像が4枚生成され続けます。

生成塗りつぶし

[生成塗りつぶし]とは、元画像にイメージした画像を追加する機能です。

初期画面には、香水の小瓶の画像が掲載されています。

編集画面には、ブラシサイズが40、想像するどんなものでも作成の枠に「オレンジスライスを作成」とあるので、そのままマウスで画面の一部を塗りつぶし、[生成]をクリックしてみましょう。

すると塗りつぶした部分に画像が生成されます。

生成した画像は好き嫌いもしくは報告ボタンを押すことができます。

気に入らなければ画像にブラシをかけるとリセットすることができます。(最初に生成した画像は削除されます)

気に入ったら[完了]をクリックします。

編集画面に飛ぶので、追加の生成塗りつぶしや消しゴム、背景削除などの編集ができます。

完成した画像は右上の[ダウンロード]から保存処理ができます。

テキスト効果

[テキスト効果]とは生成した文字に装飾を加える機能です。

Photoshopでいうレイヤー効果のスペシャル版みたいなもので、入力した文字に効果を加えることができます。

テキストを入力します。

テキストに加えたいイメージをプロンプト枠に入力します。

[テキストのカスタマイズ][フォント]を選択すると、テキストのフォントを変えることができます。また、表現の強弱は[タイト][ミディアム][ルーズ]から選ぶことで変えることができます。

[スタイル]をクリックすると選択枝が現れるので、自分のイメージに合ったものを選びます。

準備ができたら[生成]をクリックすると、テキストの文字に効果が加わったものが4パターン生成されます。

Photoshopのファイルを取り込む

自分のPCに保存したPhotoshopファイルを読み込むには、[自分のコンテンツから開始]をクリックします。

すると自分のPCのフォルダが開くので、任意のPhotoshopファイルを選択します。(イラレもOKです)

すると、PhotoshopファイルがそのままAdobe Expressで編集することができます。

タイトルロゴやイラスト、作表などのデザインなどをPhotoshopであらかじめ作っておいて、適宜読み込むことで完成度の高いショート動画を作る時など便利です。

チュートリアル動画

Adobe ExpressとCanva比較

Adobe Expressと比較されるのがCanvaです。どちらのアプリも無料で使うことができますが、本格的に使うには有料版が便利です。

有償サービス名Adobe ExpressプレミアムCanva Pro
価格月契約:1078円/月
年契約:10,978円/年
AdobeCCユーザーはプレミアムメンバーになります
月々1,500円
※年間プランの場合は12,000円(一括払い)
無料試用期間3ヶ月間無料30日間無料
動画の加工•編集
画像生成機能Adobe ExpressChatGPT+Canva AI
DALL・E2(E3はMagic Studioから有償利用可)
他ソフトとの連携PhotoshopとIllustratorなどの連携可能Adobe Stockの有料素材が使える
Adobe Fontsの2万種類を超えるライセンスフォントが使える
ストレージ20GB / 100GB(有償版)5GB / 100GB(有償版)

Adobe Expressのメリット

  • PhotoshopとIllustratorなどの連携可能
  • Adobe Expressを使った画像生成ができる
    (Adobe Expressで、AI画像を生成した際に、必要になる「生成クレジット」が、月間25→250に増えます。1クレジット=おおむね1回の画像生成ができます。)
  • 写真素材(1億6千万点以上)フォント(2万点以上)など、無料で使える機能面が充実

Canvaのメリット

  • テンプレート(61万点以上)など、コンテンツの種類が多い
  • ChatGPT+Dall-3を使った画像生成ができる
  • 複数ページ作成に対応しているため、出版系のプレゼン資料などの作成に向いている
  • 写真のフィルター機能やアニメーション機能が豊富

【徹底比較】CanvaとAdobe Expressブロガーにおすすめアプリはどっち? | スモールビジネスデザイン研究所

まとめ

編集の使い勝手は編集専門のアプリに比較するとよくありません。

Adobe Expressはベータ版という位置づけのため、たまにクリップの画像が入れ替わったりするため、初めからやり直しなどということもあります。

なので30秒程度のショート動画の編集に特化した方が実害が少なくて済むかもしれません。

Adobe Express に関するよくある質問

Adobe Expressで制作したデザインは商用利用できますか?
Adobe Expressの有料メンバーシップ(プレミアムプラン)の所有者が制作したコンテンツは「権利留保ライセンス」の素材を除いて基本的に商用利用可能で、販売をすることができます。無料体験版での商用利用はNGです。
クライアントからの依頼や顧客のために、Adobe Expressで提供されているAdobe Stockの素材を利用して成果物を制作することはできません。
Adobe Expressは商用利用OK?注意点や禁止事項をご紹介 | Adobe Express
Adobe Expressを使うためにはソフトのインストールが必要ですか?
Web上で利用できるアプリのため、ソフトのインストールは不要です。利用にあたってはApple IDが必要になります。スマホで利用される場合のみ、専用アプリをインストールする必要があります。