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コロナ状況 2022/10/01 - 国産のコロナ薬は、なぜ・・・? -
なぜ、サッサと認めないのよ?
このブログでは毎月
前月末までのコロナ感染状況をアップしています。
日本国内の感染者数 は、過去最大の 第7波 を乗り越えて
9月の感染者数は 220万人 と 第6波 のピーク時 程度になりました。
一方、世界全体の感染状況 を見てると
第7波 は、終息し 安定期 に入っているようです。
今までの傾向から、世界の波に倣って
日本国内の流行 もしばらくの間は、落ち着くと考えられます。
しかし、今後・・・
年末にかけて、コロナの再燃と
なりを潜めた インフルエンザ の
ダブルパンチ が襲ってくる可能性があります。
くれぐれも、ご用心めされよ!
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コロナ感染症は、9月末の時点で
世界 での感染者数は累計で 6億1千万人 越え
・・・ 感染率 約 7.8%
日本 の感染者は、累計で 2,100万人 越え
・・・ 感染率 約 16.8% となっています。
(2022年1月~:人口変動を考慮し統計を修正しました)
日本国内 の感染者報告件数は、1.8%増加し 約 17% となりました。
世界全体 と比較して、感染既往者は 2倍以上 いるということですね。
死亡率 は、日本国内 では 0.2% と低い水準をキープしていますが
逆に言えば、コロナに罹った人の 500人に1人 は、死亡している ということです!
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さて、 世界 と 日本 における
ワクチン接種状況 は・・・。
2022年 9月末の時点で
世界 での 必要回完了率 約 63 %
日本 での 必要回完了率 約 82 %
と先月と変わらず、さらなる伸びは期待できないようです。
一方、日本 の ブースター接種 は
3回目の接種率 約 65.6%
4回目の接種率 約 27.4%
と、高齢者を主体として重傷者リスクの多い層への
オミクロン対応型のワクチン も導入されて
4回目接種は、徐々に進んでいるようです。
首相官邸 ➡ https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html
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一方、期待されていた国内メーカーの 経口治療薬 は・・・
継続審議として 11月まで延期されていた
経口抗ウイルス薬 「 ゾコーバ 」 の運命やいかに。。。
海外性製は、すぐに 緊急承認 されたのに
なぜか、ぐずぐずと承認を先延ばしにされています・・・
ついに、9月初旬には学会からも
すぐに使える薬を緊急承認してくれ!
緊急承認の意味がわかっているのですか?
と、忙しい先生方からも 再度提言が出されています。
日本感染症学会・日本化学療法学会
➡ 新型コロナウイルス感染症における喫緊の課題と解決策に関する提言」に関する補足説明
- 抜粋 -
今回出した提言は新型コロナウイルス感染症の早期診断、早期治療の必要性を一番目に挙げています。(中略)
現在すでに使用されているパキロビッドパックやラゲブリオを治療適応である60歳超の方、基礎疾患のある方に確実に早期診断、早期治療を行える体制を構築することが大切と考えました。
さらに若い世代でも後遺症等で多くの方が苦しんでおられる状況を考慮すると、重症化リスクを有しない患者にも投与できるエンシトレルビル(ゾコーバ)を投与可能にすることが必要と考え、早めに厚生労働省に提言することが重要と考えました。(中略)
緊急承認に関しては
・ 安全性は、通常の薬事承認と同水準まで確認されることを前提とする。
・ 有効性は、緊急時に暇がなく、検証的臨床試験が完了していない場合でも、入手可能な臨床試験の試験成績から、有効性が推定されれば、承認可能と示されており、承認後でも有効性等が確認されなければ、承認を取り消すことが太字で明記されております。
そもそも従来の制度と異なるものであり、従来の薬事承認とはプロセスそのものが異なることを付記致します。(中略)
国民をこの感染症から守るにはできるだけ多くの国民にブースター接種を含めたワクチン接種を進めつつ、症状があり投与を希望する感染者には抗ウイルス薬の投薬を行いながら感染者の発生をなだらかにすることが必要ではないかと考えます。 (以下略)
医療現場 からすれば、感染患者に
使える手札 は多いに越したことはありませんし・・・
流行を抑える観点 から考えれば
コロナに罹った人の 体内のウイルス量 が少なければ
他人にうつす 危険性が低く なると考えるのは当然のことですよね。。。
薬ですべて解決するわけではないですが、
国産で安定供給が見込める治療薬の承認が
少しでも早く出されることが望まれます。。。
みんなが書いた、楽しい「酒ブログ(叫ぶログ?)」をのぞいて見よう