冤罪と死刑について考えさせる『黒い司法 0%からの奇跡』 - ohnosakiko’s blog

冤罪と死刑について考えさせる『黒い司法 0%からの奇跡』

早くも師走感が漂ってきた中、この一ヶ月ほどやたらと忙しく、ここの更新も遅れてしまいました。公私共にいろんな案件が同時多発で‥‥映画をチェックしてる暇もなく‥‥。

ところで映画ってなんであんなに長いんでしょうか。一時間くらいで十分だと思いますけど。特にハリウッド映画とかね。きっと、金と時間をかけないとならないシステムが出来上がっているんでしょうね。

 

さて、連載「映画は世界を映してる」、今回は先月の袴田巌さんの無罪獲得の話題を枕に、死刑囚と若い弁護士の再審までの遠い道のりを描いた『黒い司法 0%からの奇跡』を取り上げてます。

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実話を元に、冤罪や死刑制度について考えさせる佳作。演出が引き締まった感じでダレるところがまったくなく、結末がわかっていても最後まで引き込まれます。
黒人差別と闘った弁護士を描いた往年の名作『アラバマ物語』を観ていると、もっとこの映画の芯がわかると思います。

そして、俳優陣が皆いいです! エンドロールに演じられた実在の本人たちの当時の画像が出てきて、なるほど、この人をあの俳優が演じたのかと感心することしきりでした。

 

次回は年明けになるかもしれませんが、連載の告知以外の記事が出ると思います。