映画から現代女性の姿をpickupする「シネマの女は最後に微笑む」第25回は、トランプ大統領が先月示したトランスジェンダーを実質排除する方針のニュースを枕に、『ナチュラルウーマン』(セバスティアン・レリオ監督、2017)を取り上げてます。
恋人の死によって表面化したトランンジェンダー女性への逆風 | ForbesJAPAN
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法的にパートナーシップを認められないことでトランスの人が被る不利益や理不尽さが描かれますが、それを包む大きなテーマは「愛の喪失をどう生き抜くか」です。
トランスジェンダーの女優で歌手のダニエラ・ベガの細やかな演技と、終盤にちょっと意外な展開があるのが秀逸。最後のオペラ歌唱は鳥肌が立ちます。
去年、ForbesJAPANにて月2(第2・第4土曜)でスタートしたこの連載も、2年目に入りました。
毎回、映画の内容にわりとしっかり触れていますが、読んだ上で観ても楽しめるように、また既に観た人が読んでも再度楽しめるように‥‥と心がけて書いてきました。
今度ともどうぞよろしくお願い致します。