Ohnoblog カテゴリーの記事一覧 - ohnosakiko’s blog

Ohnoblog

カジノに集まるアメリカ富豪の闇が興味深い『モリーズ・ゲーム』(連載更新されています)

映画から現代女性の姿をpickupする「シネマの女は最後に微笑む」第45回は、横浜市のカジノ誘致の件を枕に、ジェシカ・チャステインがカジノの経営者を演じた『モリーズ・ゲーム』(アーロン・ソーキン監督、2017)を取り上げています。 forbesjapan.com 実話…

id:usauraraさんとお話しました♪(Ohnoblog 11月8日の記事)

usauraraさんのブログで、記事内容とはあんまり関係なく、この間からやりとりさせて頂いてます。真摯且つ冷静且つ暖かい言葉を頂いて、心から感謝です。たぶん言いにくいことも思い切って言って下さったと思います。こういうのは嬉しいものです。私ももちろ…

分裂症というメタファー

一連の「わかる/わからない」および「転移」議論に関してのishさんのエントリ、神様に恋しているから、瞬きしても世界が終わらないの最後は、こう締めくくられている。 神様に恋しているから、瞬きしても世界が終わらないのです。 これはあくまで恋ですから…

女のおじさん

「ウコンの力は効くよ」と教えてくれたのは、少し年上のトモコさんである。 彼女と夫を含む3、4人で、たまに近場の温泉宿に行く。夕方からだらだらと風呂に浸かり、酒を飲みながら晩ご飯を食べて、部屋に戻ってだらだらと飲み続け、朝起きて温泉に浸かって、…

「おばさん」というもの

「おばさん」関係記事が賑わっております。 かわいいとうつくしい5 それがゾンビの生きる道ぃ♪(兎美味し 蚊の山) 早くおばさんになりたかった(深く考えないで捨てるように書く) おんなであること(メモ)※現在、プライベートモードです。 おばさんよりは…

buu‥‥

注意!お食事前の方とシモネタの苦手な方は御遠慮下さい どうも私は、家族の前で平気でオナラをする男性と暮らす運命にあるようだ。 家族の前だったら普通じゃない? そうかもしれない。私も家ではオナラくらいはしています。相手も音出しでするので、私もち…

「知っていると想定される主体」への抵抗

転移という疑似恋愛感情 俺に理解ができないような難しい文章を書いている奴はみんな莫迦(ひーらーちゃんぷるー) 「頭のいい人が書く文章問題」について考えている(しあわせのかたち)※現在、ブログは閉鎖されている。 「わかる」ことと作者の転生(ish☆…

あげたりもらったり

お中元と誕生日プレゼント 「人に物をあげるのが好きか、好きでないか」でいうと、夫はかなり好きな方だ。もう25年間も四人の人にお中元を律儀に贈り続けていたり、ちょっとどこかに行くと「これ、○○君に買ってったろか」「△△さんの好きなやつがあった」と、…

これはひとりごとではないです。つっこんでください。

9日の記事について 「ブログに現れる『私』という症候』」という最近書いた記事が、なんとなく、自意識の表出を批判している記事だと受け取られているような気もしないでもないのだが、これは単に私の自意識過剰のせいなのか? 記事前半は千野帽子の雑誌連載…

書くことについて

その作品の表面的な「読み易さ」に反して、実験的な現代作家として評価されている小説家の金井美恵子は、「私は小説を読んだから小説を書くようになったのだ」とどこかで語っていた。 本を読むのが好きな少年少女は、最初に読んだ一冊に導かれて小説の世界に…

ブログに現れる「私」という症候

「あれはひとりごとなんです。ほっといてください」 先日知人から、興味があればどうぞということで三つの文章がPDFで送られてきた。雑誌『日本語学』に連載されている千野帽子の「本のしっぽ」の第8信〜10信。 千野帽子は私の認識では、少女文化やそれと関…

手加減と優しさ

はてなブックマークーベテラン村民 これまでよく言われていることだと思うが、自分の記事やコメントに批判をぶつけられる可能性は常にあるわけだから、反論なりスルーなりでそれに対処する自信のない人はプライベートモードで書くしかないだろうなあ。 ある…

大それた望みを抱きましょう

「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉がある。昔は小学校や中学校の入学式や朝礼などで、これを引いて長々と訓辞を垂れる校長先生がよくいたものだ。 この言葉はしばしば「差別的な言葉」として問題にされるが、本来は「心身ともに健康であることを祈…

躓きの石とともに

「子供」(ドロシー・ロー・ノルト) この詩は、以前仕事していた短大の保育科の教室に貼ってあるのを見たことがあり、その時は「ふーん、子供は褒めて伸ばせってことか。でもなんか説教臭くて好きじゃない」くらいにしか思わなかった。 で。改めてこの詩を…

「合コン」はやめよう

査定の恐怖 「合コンに参加して相手を見つけるというような合目的っぽい行動は、自意識がジャマしてできません。棚からボタ餅ってないの?」(乱暴な意訳)という草実さんの記事と、それを取り上げたショータさんの記事、そして「合コンはいけないことですか…

弱者を救う「押しつけ」

昔から管理教育で悪評高い愛知県だが、私のいた高校は県下ではリベラルな校風で知られていた。60年代末に制服自由化運動が生徒から巻き起こり、すったもんだの末、制服廃止にまでは至らなかったが、自治会は私服通学黙認を学校側から勝ち取った。 制服反対派…

失恋の歌とフロントホック・ブラ

先月一日に逝去した作詞家阿久悠の自伝を読んでいた夫が言った。 「おお、ジェンダーだな。おい、こりゃジェンダーの話だな」 「なによ。ジェンダージェンダーってうるさいな」 夫によれば、阿久悠以前の失恋の歌は、男が去って女がヨヨと泣き崩れるとか、去…

はてなブクマページのキーワードの謎

はてなブックマークのページ、皆さんはよくチェックしていらっしゃいますか。自分のところはしばしば見るという人は多いと思う。 私もエントリを上げた後、誰かが「これはひどい」と「これはすごい」を同時につけててくれないかなとか、コメント欄に書き込む…

ブロガーのルックスを云々すること

オフ会レポートを書かなかった理由 はてな界隈のオフ会に参加した私のリアル発言を引いた瀧澤氏の記事にこういう反応があって、草実氏のところ(コメント欄も参照)でも取り上げられた。その捕捉として。 瀧澤氏の記事のコメント欄で私が名前を出した人々は…

JR「フルムーン夫婦グリーンパス」の欺瞞

「フルムーン夫婦グリーンパス」というのをご存知でしょうか。JRのグリーン車が乗り放題になる熟年夫婦向けのサービスである。 フルムーンキャンペーンは旧国鉄時代の81年から開始されており、当初は高峰三枝子と上原謙の共演CMとポスターが話題になった。か…

「殴れば人は言うことを聞く」のなら

革命家の窮状 数日前から大揉めに揉めていた件について、私が主に見たのは、inumash氏の記事とそこからリンクされたところ。ようやくどういう「事件」が起こったのかは、何となくわかった。情報戦は大変というのが、とりあえずの感想。 ところで、この「事件…

アネゴさま

昔 古い知り合いで、ショーコさんという五十代半ばの女性がいる。彼女は昔、名古屋でハックフィンというライブハウスを運営していた。 80年代、名古屋にはロックのライブハウスがいくつかあって、その中ではハックフィンはパンク、ノイズ、ニューウェイブ系…

私がはてなを選ばなかった理由

※はてなダイアリーに来る前に書いた記事を、こちらに移行したものです。 はてなが一般の女子ウケしないという話から始まって、いろいろ盛り上がっております。torlyさんの記事にリンクが沢山あるので、詳細を見たい方はそちらをどうぞ。 「一般の女子ウケし…

誰にも嫌われたくなかった

観察者と当事者 高校のときいつも一人の女の子がいた(Say::So?)※ブログは閉鎖されました 教室で独りで本読んでた私が鬱陶しく思った人(素晴らしい人的行動(うどんこ天気) 「自分嫌い」が許される性(しあわせのかたち) 一番目は、クラスの中で孤立気味…

ヤンキーとメガネ男子とドラえもん

専門学校の生徒たち デザイン専門学校の私の担当クラスは、建築インテリア、インテリアCADの合同クラスと、イラスト・マンガクラスである。その一年生に前期だけデッサンを教えている。 イラスト・マンガの学生は全般に大人しく、授業態度も概ね真面目。男女…

「そんなに金欲しいの?」

数年前、30代の公務員の男性に「ジェンダーの授業って何教えるの?」と訊かれて、いろいろ話していた時のこと。わりと通り一遍の話しかしなかったと思う。 男性が言った。 「今、女の人は選択肢が増えたから、かえって大変だよね。昔だったら結婚して主婦に…

DQN、ビッチはなぜモテるのか

「いま、ここ」の欲望の充足 「殴らぬオタより殴るDQN」「ヤラせぬ喪女よりヤラせるビッチ」 いつものように、話題が過ぎ去った頃に遅れてひっそりのパターンです。あちこちでエントリがかなり上がっていてリンクをはるのも大変なので、そのあたり省略。 「…

ピンク・ピンク・ピンク

だってかわいいもん 以前、短大の保育科で図画工作の実技授業を数年受け持っていたことがあった。保育士や幼稚園の先生になる人に、指導案を立てさせさまざまな課題をやらせながら、現場でどういう手ほどきをしたらいいかアドバイスする授業である。 私は保…

可愛い服に凹まされた日

考えてみたら去年の秋くらいから、服というものを一枚も買っていなかった。毎シーズン新しい服を新調するわけではないが、それにしても随分その手の買い物とは無縁だ。 私は物持ちがいいので、この歳になると着る服に困るということはない。五年前に買ったパ…

結婚と経済

収入と家事 また個人的な話だが、結婚当初、夫と私の収入は同じくらいか、若干夫が多めといったところだった。毎月給料明細を見せ合って、勝ったの負けたの言い合っていた。 その後、数年の間に大きく差をつけられた。自分の方はほとんど変化なしで、相手の…