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そもそも何故に昆虫ゼリーを作ることになったのか
Twitterで「次はゼリーを作ったりしてw」という問いに流石にそこまではせんよwwって返事したものの
溺愛する我が子が食べているコレはなんなのだ?自然界で摂取している栄養素があるのではないか?人の手で育つ上で必要な栄養素があるんじゃないか?元気に長生きさせられるバランスがあるんじゃないか?お産前後の体力回復って大事だよね?好きな味ってなんだろう?そもそもおかあさんが作っても食べるもんなの?
おとめ菌を作った時と同じで記憶が抜けてる日が数日出て来ます。まず安全に食べてくれるベースの素材や栄養成分を固定するために甲虫に必要な栄養素が何かを調べる沼にハマります。甲殻類の養殖の論文まで行ったのは無駄ではなかったようです。
甲虫のゼリーでぱっと思いつくのが植物性タンパク質でバナナあと黒糖があればベースはできるものの、自然界で摂取しているのに販売されているゼリーには含まれない成分を見つけました。動物性タンパク質。自然界ではむしろ植物性タンパク質の摂取の方が困難なんです。植物性タンパク質を多く含有する食べ物自体がありません。土に潜って虫を食べたり、動物の死肉などを食べ、最悪共食いまでします。幼虫や蛹を食べさせるって話を聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか。そこで植物性タンパク質と動物性タンパク質を合わせたベースを作りました。
次に課題になるのが凝固剤。ここは本当に苦労しまして、数多くの失敗が出ました。ゼラチン←19℃以上で溶ける寒天←みずみずしさがなくなる製菓の経験があったので常温でも溶けない凝固剤を仕入れましたがコレと思う凝固剤に出会うまで幾度と別れを繰り返しました。現在使用している凝固剤もまとめて量を入れると型崩れや振動で離水はしますが小さいカップだと離水もなく、何より安全な天然素材なので採用しました。(まだ試作迷走するかもしれません)
甲虫といえば!の糖類、兎に角種類が豊富にありすぎます。採用したのは栄養価が高くそのままでも嗜好に合う黒糖。果実に含まれ負担が少ない果糖。血中糖分に近いデンプン糖。これを発見した自分を褒めてあげたいアミノ糖のグルコサミン。このグルコサミンの何がすごいかと言うと、オリゴ糖と組み合わせると甲虫の外殻を形成するキチンの成分になるんです。ってことでオリゴ糖。キチンは甲虫のカルシウムのような存在なので産卵時は特に必要です。
最後に味。栄養バランスを整えただけでは食べてくれませんね。スタートは酪酸(GABA)を含み栄養価が高いバナナの果肉をチョイス。しかし流石我が子、バナナの果肉だけでもりもり食べていたんですがいっぱい食べたい味ではなかったらしく、また迷走です。桃の果肉入り単品、マンゴーの果肉入り単品は好き嫌いが多くみんなでこのごはんね♪とはならず、好みに合わせて提供することに。だめじゃん…ってことで試行錯誤したところバナナとマンゴーと桃の果肉たっぷりで改善できました。なので食物繊維のお残しが出ます。あとは大好きな発酵臭をどう出すか。ヨーグルトや甘酒など色々試して甲種焼酎にたどり着きました。甲種焼酎はリキュールを作れるくらいの良い素材なのでチョイス。
ここまでだと自宅で使用する分には問題ないのですが腐敗との闘いは商品ではできません。防腐剤は使用したくないので、素材でかなり探しました。ビタミンCをチョイスしましたが、タンパク質が分離してしまうううう!!ここは製造工程の見直しでなんとかクリアできました。
でね、価格ですよ。
価格を下げることも考えて実験もしてみたのですができるだけ国産素材を使いたい、少量食べても高栄養にしたいなにより愛する我が子に元気で長生きして欲しい願いを込めて作ったんで材料費を下げることはやめました。良いけど高い!仕方ない!ごめんなさい!!これから卸で出すことも出てくると思いますが販売手間賃が乗りますのでご了承ください。
で、おとめ菌と違ってほんの少し儲けを乗せさせていただきました。
ポーションカップタイプのゼリーを諦めていないのです。
少量生産の機械購入で50万
大量生産ライン委託製造で材料費抜き10万個80万円
この資金をどうしても貯めたいのです。
使いやすい形状まで仕上げたいので、今の不細工販売もお許しください。
使いにくいですよね…
そんなわけでパッケージ以外は自信作なので
よろしくお願いいたしますヾ(*´∀`*)ノ