はじめに
この記事について
2023年8月に初めて台湾に行ってきたのでその記録を残しておこうと思います。本当は2020年に行く予定だったんですが、コロナの影響で断念したので、今回はそのリベンジということになります。プログラミングの話は一切でてきません、あしからず。
きっかけは2019年(だったかな)のPHPカンファレンス沖縄に台湾から何人かのウェブエンジニアが来ていて、夜に飲みに行ったときに次回はぜひ日本から来てください、みたいな話になったことです。
本記事では、{Laravel x Vue} Conf Taiwan 2023 の感想、と言いたいところですが、あんまり書くことがないので、どちらかというと台湾(台北)に滞在した感想(おもに食べ物)について記します。
あと、せっかく行くので、カタコトでも現地の人とコミュニケーション取れるようにと中国語(大陸普通語、台湾華語)の勉強も3ヶ月くらいやったので、その辺のことも書いておきます。
{Laravel x Vue} Conf Taiwan 2023 とは
前回までは Laravel Conf Taiwan だったんですが、今回 Vue.js のコミュニティと合同で開催、2つのセッションレーンを同時並行でやるっていう形式でした(なんと Vue.js の作者 Evan You さんの基調講演もありました)。
私は Laravel 側の会場にしかいなかったので Vue.js 側がどんな感じだったのかわからないんですが、Laravel 側は立ち見も出るくらい盛況でした。
海外のカンファレンスに参加する難しさ
あんまり書くことがないといいつつ、ひとつだけ普段のイベント参加とは異なる状況になったので、その辺のことは書いておこうと思います。
それは、参加できるかどうか前日までわからなかったことです。
1ヶ月くらい前に上のランディングページから申し込みしようと思ったら、台湾国内で発行されたクレジットカードでしか決済できない旨のメッセージが表示され、チケットの購入ができませんでした。
しかたなく、運営スタッフのメールアドレス宛にメールしたものの、返信がしばらくなく、やっと連絡が来て何度かやりとりしている間もなかなか次のメールが来ずにやきもきしましたが、海外だとこういうこともあるよな、と気持ちを切り替えて、運良く参加できたらラッキーくらいの心構えで待ちました。
参加できるかどうかわからないままでしたが、仮に参加できなくても旅行を楽しむつもりで航空券やホテルの予約を取り、最終的には、前日に最後のメールを送ったら返事が来て、無事に参加(見学)できることになったのは奇跡的でした、最終日メールしてなかったらおそらく参加できていなかっただろうと思うので、ダメ元で出してよかったです。
台湾の印象
今回は(って旅行はどこへ行くにしてもほとんど毎回そうだけど)食べ物目的だったので、事前に食べ物情報を仕入れていました。情報源は主に YouTube で、ゾロさんのチャンネルは大変参考になりました。とにかく台湾グルメの動画が大量にあるので時間泥棒でもあるんですが、いくつかピックアップして観ました。
知り合いで台湾に行ったことある人の話を聞くと、台湾グルメの好き嫌いはだいぶ個人差が激しそうだなっていう印象はあったものの、わりとなんでも食べる人間なので、なんとなく大丈夫だろうと思ってたんですが、案の定大丈夫どころかだいぶ満足しました。炭水化物と脂質多めなので、ハイカロリー ≒ 旨いっていう公式どおりではあるんですが、ダイエット中の身にはなかなか堪える料理が多かったのは間違いなくて、帰国して測ったら 1.5kg 近く増えてました。でも、道行く人々を観察するとそんなに太ってる人はいない印象なので、家庭料理だともうちょっとヘルシーなのかもしれないです。
滷肉飯,乾拌麵,水餃,鍋貼,小籠包あたりの鉄板メニューはどれも美味しかったですが、個人的なナンバーワンは朝食で食べた 蔥抓餅 っていう惣菜クレープみたいなやつで、あまりに美味しかったので、2日連続で食べちゃいました。
写真だとわかりにくいですが、クレープよりは分厚い生地にトッピングで選んだチーズと卵焼きが挟んであって、辛いソースがかかってます。
Taiwan the Lucky Land
Taiwan the Lucky Land っていう観光客向けのキャンペーンをやっていて、当選すると20,000元(約4000円)の入ったプリペイドカードがもらえて、しかも確率がそうとう高そうだぞっていう情報を事前に入手していたので、当たる前提で予算を組んでたんですが、残念ながら外れました(笑)。悠遊卡(EasyCard: Suica みたいなやつ)が使えるところはけっこうあるので、2025年6月までやってるので台湾に行く人は登録しておきましょう。
SIM
SIM は eSIM じゃなくて物理 SIM で、5日間無制限(ただし、2G超えると低速化)で1080円、事前に利用登録しておけば、現地で SIM を差し替えるだけで使えて便利でした(手持ちの端末がデュアルSIMだったので入れておいて切り替えるだけで済みました)。
Uber
あと、Uber がめちゃくちゃ便利で、この時期の台湾は日中や夕方に突然スコールが降ることがあって、傘を差しててもずぶ濡れになるので、あとはホテルに帰るだけってタイミングで雨が降ってるときなんかに Uber を使いました。帰りの飛行機が早朝で地下鉄もまだ走ってなかったので、空港までの移動も Uber があって助かりました。
行き先を選んで2,3回タップするだけで、あとは来た車に乗って目的地に着いたら降りるだけ。交通網の発達している台北とはいえ、乗り換えを含むと時間的にはあまり変わらないことが多かったので、暑さや雨のことを考えるとドアトゥドアで移動できる手段として最強でした。もちろん料金は高くて地下鉄より10倍くらい高いですが、それでも市内の移動なら200-300元(1000-1500円くらい)なので、地下鉄がべらぼうに安いって感覚です。
Dusk Diver 2
台湾のゲームメーカーが作った Dusk Diver っていうアクションRPGがあって、西門町っていうエリアを 3DCG で再現しているっていうことだったので、続編である 2 をプレイしてから行きました(まだクリアしてないけど)。
街並みがほぼ忠実に再現されてたり一部実名で登場する店があったりして、プレイしていてテンション上がりました。
実際に行って、登場する店を巡ってみましたが、肝心の主人公たちの拠点となるコンビニの場所がわからずちょっと悔しかったです(おそらくコンビニではなく別の店だった可能性)。
西門町は新宿歌舞伎町と秋葉原が合体してちっちゃくなったような印象の雑多な感じで、ダンまちのデカい横断幕が掛けてあったり、路上で喫煙してる外国人がいたり、タピオカミルクティー(珍珠奶茶)を注文するために並んでいる若い女性の集団がいたり、大通り沿いにはブランドショップや小洒落たシネマがあったり、まぁ楽しかったですね。バッティングセンターもあったので(ゲームセンター的なのに併設されてた)一回30元で4ゲームやりました。
Animate
西門町に(の近く、かな)アニメイトがあるっていうのも Dusk Diver で知ったので、行ってきました。日本の漫画の繁体字中国語版がたくさんあり、どれを買うか迷ったんですが、ゴールデンカムイ(黃金神威)、乙嫁語り(姊嫁物語)、ルックバック(驀然回首)の3冊を買いました。一冊140元くらいだったかな、時間があるときに翻訳しながら読みたいと思います。
かかった費用
(各金額はおよそ)
- 航空券 100,000(EVA AIR 羽田↔松山)
- ホテル 47,000(4泊5日)
- SIM: 1,080
- 食費・雑費: 20,000(およそ4000元に換金、うち1000元を悠遊卡にチャージ、残り3000元を現金に)
- Uber: 3,000(3回分/クレジットカード)
- お土産: (クレジットカード、計算してないけど合計で 10,000 はいってないはず)
ホテルは台北市内だとけっこう高くて、選んだところはかなり安い部類でしたが、施設・サービスともに問題なく快適でした。立地もすごくよかったです。カンファレンス会場まで歩いて15分ていどだったので、ここを選んだんですが、もう一回行くってなってもここを選ぶかも(蔥抓餅の店も歩いて行けるし)。
食事は1食につき 80 - 200元(高くても1000円くらい)、飲料はコンビニだと30元(150円くらい)、カフェだと100元(500円くらい)もあれば十分って感じでした。ほとんどローカル食堂やカフェ、コンビニでしか飲食はしてなかったので、悠遊卡に1000元チャージ、現金は3000元しかなかったんですが、4日間では使い切れませんでした。ローカル食堂では現金のみなので、現金もそこそこ持っておいたほうがいいでしょう。あとは、LINE Pay が使えるってことだったので、いちおう使えるようにしておきましたが、使う場面はほとんどなかったです(LINE Pay が使える店はだいたい悠遊卡が使えるはず)。
中国語学習
2019年のときに一度「台湾行くぞ」ってなったので、そのときにも少し学習したんですが、今回実質やり直しだったので、約3ヶ月半自習+1ヶ月オンラインでのマンツーマンレッスンで本当にカタコトですが喋れるようにしてから行きました。
とりあえずの指標として HSK3 級がちょうどよかったです。
ただ、台湾で使われている標準語(台湾華語)と中国で使われている標準語(普通語)は微妙に違うので、HSK用の学習と並行して台湾華語の学習もする必要がありました。ただ、いちばん大きな違いは文字の違い(繁体字と簡体字)ですが、日本人にとっては繁体字のほうが判別しやすいと思われるので、そこはあまり問題にならないと思いますし(どうせ分からない字は分からない)、また、その他の違いは、使われる単語が一部異なるとか、発音が本当に微妙に異なるとか、その程度なので、普通語だけやって行っても問題ないとは思います。個人的にはなるべく現地の言葉を使いたいっていうのがあったので、最後の1ヶ月くらいは台湾華語に完全にフォーカスしました。
語学でも YouTube にお世話になって、こちらのチャンネルがとても参考になりました。
オンラインはこちらの月30回プランに申し込んで、ほぼ毎日30分間主に発音を鍛えてもらったり旅行時に覚えておくといいフレーズ集などを教わったり、現地の習慣やおすすめのお店などを聞いたりしました。
おかげで、口頭での注文や支払いも支障なくできたし、コミュニケーションへの不安がほとんどなかったのでアクティブに行動できたのでよかったです(実際には、相手の言ってることがほとんど聞き取れない、ちょっと複雑なお願いや主張はできない、など問題だらけでしたが)。
事前情報では、有名繁華街だと日本語がわりと通じるみたいな情報もあったんですが、自分が行った店はお茶屋さん以外ではほぼ使えなかったです(英語を喋れる店員さんのほうが多かった)。
中国語は発音(とくにイントネーション)が大事らしく、カタカナ中国語だと通じないことが多いとのことだったんですが、練習の甲斐があったのかそれとも実際にはそうでもないのかわかりませんが、とにかく自分の中国語が通じないっていうのはほとんどなかったです(たぶん)。
おわりに
行く前に食べる予定の食べ物リスト作ってたんですが、いくつか食べそびれたものがあったので、近いうちにまた行きたいと思います(少なくとも臭豆腐は食べたい)。
あとはリスニングもうちょっとできるようにならないとコミュニケーション取れるところまでいけないので、いつになるかわからないけど、ちゃんとできるようになりたいです。
今度は台中や台南にも行きたいなぁ。
というわけで、報告は以上です。書き忘れたことがもしあれば追記するかもしれません。