「正欲」を見てきました！
視聴方法
映画館
鑑賞前に注意したいこと
いろんな性癖の話題のため苦手な人は避けるへし
概要
公開年
2023年
監督
岸善幸
あらすじ
横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月は、実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。ある日、中学のときに転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也。学園祭でダイバーシティをテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子はそんな大也を気にしていた。
映画公式サイトより引用
出演者及び役柄紹介
寺井啓喜（演：稲垣吾郎）
一児の父。警察官
桐生夏月（演：新垣結衣）
ショッピングモール販売員
佐々木佳道（演：磯村勇斗）
桐生夏月（演：新垣結衣）の同級生
感想
人様の悩みは外には見えないもんだよね
ガッキーの演技
水に対して執着し、人間に対して性欲が湧かない。にも関わらず、理解のあるさ佐々木だけにはめちゃくちゃ執着するという、めちゃくちゃ難しい役どころでした
ガッキーなのに、「ちょっとこいつやばいかもしれん」という雰囲気で、さすが女優（それはそう）
最後の吾郎ちゃんと対峙するシーンは、鳥肌もので、ガッキーこえぇよ
普通ってなんだろうね
吾郎ちゃん演じる寺井が世間一般で言う「普通の人」かなと。適齢期に結婚し、子供を育て、仕事に行くという。きっと彼の人生あんまり人と違うことはなくて、「普通」の「正しい」人生を歩んできたにも関わらず、息子の不登校で初めて「普通」から逸脱します。（ここで言いたいのは不登校の良し悪しではなく、寺井が言ってたように「普通に学校に行け」と考えるのがオーソドックスな考え方かなと）
妻は息子の不登校という状況を現実として捉え、息子と一緒に歩むと決めたにも関わらず、「学校に行くべき」という考えからの逸脱できずに、最終的には妻子に捨てられてしまうのです。夏月の言葉によって「普通とはなんぞや」と考え直すきっかけになり、「こうあるべき！」ではなくて妻や息子と向き合って欲しいと思いました
寺井を主軸に描くことで、「普通」と「普通ではない」というのが色濃くわかり、「水に興奮するってそんなことある？」とは思うものの、佐々木夫妻の息苦しさがわかりやすくなっています。
やや急展開かも
佐々木が捕まってしまうのですが、いきなり感がありました。もっと前から出てた人が小児性愛とわかってたなら別ですけど…
まとめ
「普通」とは何かと考えさせられる作品でした。ガッキーの演技はもちろんですが、神戸を演じていた東野さんが非常に上手でした。
コメント